祭 辞 典
脇障子 枠仕立型式山車 和唐内・和藤内
(わとうない)
和ろうそく 和紙・寸法 草 鞋
(わらじ)
綿津見神
(わたつみのかみ)
雅日女尊
若昼女神

(わかひるめのみこと)
         
名 前 説   明
脇障子(わきしょうじ) 脇障子屋台・山車の舞台の左右や神社などの側面の縁に立てて、前後を仕切る壁、板戸や板壁。屋台・山車の脇障子には、彫刻を嵌め込んだ豪華なものが多い。江戸型山車の囃子座が欄間仕立ての山車には、脇障子は少ない。
(わく) 重層の人形山車において、人形が載る層。「上段」と同意語。
枠仕立型式山車 太い柱がなく、枠で骨組みが出来ている山車、すなわちモノコック・ボディの構造の山車をいう。
栃木秋まつりの山車で使われる用語。
和唐内・和藤内
 (わとうない)
近松門左衛門の時代浄瑠璃の代表作の国性爺合戦の主人公。
鄭成功(ていせいこう)の英雄譚に材をとったもので、日本・中国を舞台にした構想雄大な作品。
父が中国人、母が日本人の当時は珍しいハーフの主人公の特異性と舞台が中国の異国情緒が受け、鎖国下の当時「国性爺ブーム」を巻き起こした。
主人公の「和唐内」は、「和(日本)でもなければ唐(中国)でもない」と云う意味で、実在の人物鄭成功をモデルにしたという。
絵は、文久時代に八王子まつりの大横町で作られた和唐内の山車人形の頭部。
文久時代に八王子まつりの大横町で作られた和唐内の山車人形
和ろうそく
和ろうそくは、室町時代に中国から渡来し、江戸時代に盛んに使われた。明治以降は、西洋ろうそくの普及により減少の一途をたどった。
和ろうそくの特徴は、油煙が少ない、風がなくても瞬く、風に強く多少の風でも消えないなどがある。
和ろうそくの製造方法は、一本一本を手で作る「清浄生掛け(しょうじょうきがけ)」と、型に流して作る「型流しがある。原料は、国産の櫨(はぜ)の実の油(木ろう)が最高とされているが近年採取料が激減しているという。代用品として東南アジア産の木の実の油脂も使われているという。
和ろうそくの瞬きに照らされる山車は、幻想的でありがたみが増す。
はんだ山車まつりの山車では、和ろうそくが使われる
和紙・寸法
明治時代に西洋から紙が入り、それを洋紙と呼び、古来、コウゾ・ミツマタ・ガンピなどを原料に国内で作られていた紙を和紙と呼ぶようになった。洋紙の原料は木材パルプで、その国産化は、明治7年(1874)に有恒社が機械による製紙を始め機械製紙が普及した。コウゾなどを原料とする和紙とは紙質が異なる。
現在、和紙の製法は「手漉き和紙」と「機械漉き和紙」があるが、両者の紙質の違いは見分けにくくなってきている。しかし、決定的な違いは、手漉きは「簀桁」に原料を流し込んで漉くため、大きさに制限があるが、機械漉きは長尺で作ることができる。
手漉きは「流し漉き」で、コウゾ・ミツマタ・ガンピなどにトロロアオイの根からでる粘液を混ぜた舟水と呼ばれる紙料液を入れた水槽で簀桁を前後に動かして漉くのが一般的である。
手漉き紙の寸法は、産地の簀桁の大きさによって決まり、紙パルプ連合会が規格化を試みているが、産地の伝統的な寸法で作られているため下記のように多くの寸法がある。
江戸時代の浮世絵版画や千社札は、大奉書をベースにした大きさ(2、4、8裁断など)の和紙に摺ることが多かった。
機械漉きは、洋紙と同規格で作られている。
寸 法 備 考
cm
大奉書 13.0×17.5 39.4×53.0
中奉書 12.0×16.5 36.4×50.0
小奉書 11.0×15.5 33.3×47.0
全懐紙 16.5×12.0 50.0×36.4
半懐紙 8.25×12.0 25.0×36.4
大色紙 8.0×9.0 24.2×27.4
色紙 6.0×7.0 18.2×21.2
小色紙 5.5×6.0 16.7×18.2
かるた 2.0×3.0 6.1×9.1
画仙紙全判 23.0×45.0 69.7×136.4
〃判切 11.5×45.0 34.8×136.4
〃聯落 17.5×67.5 53.0×204.5
〃聯落 17.5×75.0 53.0×227.3
大画仙 32.0×62.0 96.9×136.4
中画仙 27.7×54.0 84.0×163.6
半紙 8.0×11.0 24.2×33.3
8.3×11.0 25.1×33.3
三六判 30.0×60.0 90.9×181.8 ふすま判1.7u
四六判 26.0×36.0 78.8×109.1 0.86u
菊判 21.0×31.0 63.6×93.9 0.6u
三三判 30.0×30.0 90.0×90.9 0.7u
二三判 20.0×31.0 60.6×93.9 0.55u
みの紙 9.3×13.0 28.2×39.4
障子紙みの 8.3×31.0 25.1×93.9
障子紙半紙 8.3×31.0 25.1×93.9
半紙石州判 8.3×11.5 25.1×34.8
因州傘紙判 11.0×26.0 30.3×78.8
因州西の内 13.2×16.8 40.0×51.0
森下判 15.0×11.5 45.5×34.8
程村判 11.0×16.0 33.3×48.5 栃木県
西の内判 11.1×16.0 33.6×48.5 茨城県
箔合紙 21.1×16.6 63.9×50.3
伊沢紙 10.2×14.0 30.9×42.2
傘紙(小) 11.0×16.0 33.3×48.5
傘紙(大) 13.0×16.0 39.4×38.5
奉書(柾判) 13.0×17.5 39.3×53.0
大高壇紙判 17.5×22.0 53.0×66.6
柾高檀紙判 13.0×17.5 39.3×53.0
小高壇紙判 11.0×15.5 33.4×47.0
泉貨紙 10.0×13.0 30.3×39.4
内山紙 9.3×13.3 28.2×40.3
内山小判 8.5×13.3 25.8×40.3
間似合紙 15.0×31.5 45.5×95.5 兵庫県
12.0×31.5 36.4×95.5
細川紙 10.0×14.0 30.3×42.4 埼玉県
杉原紙 12.0×14.8 36.3×44.8
杉原半紙判 12.0×43.5 36.3×131.8
菊判奉書 22.0×32.0 66.7×97.0
丈長奉書 18.0×25.0 54.5×75.8
大広奉書 15.0×20.0 45.5×60.6
吉野氏 8.3×16.0 25.1×48.4
宇陀紙 10.0×15.0 30.3×45.4
局紙D判 18.5×14.5 56.0×43.9
局紙E判 21.0×15.5 63.6×46.9
糊入 10.3×13.7 31.2×41.5
典具帖 8.0×10.0 24.2×30.3
16.0×19.0 48.4×57.5
中杉判 10.0×14.0 30.3×42.4
小杉判 8.5×12.5 25.8×37.9
海田判 10.0×13.0 30.3×39.4 (階田ともいう)
10.0×15.0 30.3×45.5
高熊紙 11.0×15.0 33.4×45.5 八尾町
箔打紙 13.0×18.0 39.4×54.6 金沢市
小国紙 9.2×13.0 27.9×39.4 新潟県
土佐典具帖紙 16.0×16.0 48.4×48.4 高知県
脂入紙 9.2×13.3 24.9×34.0
8.2×11.2 27.9×40.0
図引紙 18.6×26.6 56.4×80.6
18.4×39.3 55.8×119.1
綿津見神(わたつみのかみ)
伊弉諾尊が妻の伊弉冉尊に追われ黄泉国から逃げ帰ったときに、黄泉国の穢を祓うために橘小門の阿波岐原で禊ぎをしたとき、水の上で濯いだときにに生まれたのが上津綿津見神(うわつわたつみのかみ)、水中で生まれたのが中津綿津見神(なかつわたつみのかみ)、水底で生まれたのが底津綿津見神(そこつわたつみのかみ)。
綿津見は、海神という。
綿津見三神を祀る神社は、海神社(神戸市垂水区宮本町)、志賀海神社(福岡県志賀町)など。
神 名 古事記 日本書紀
上津綿津見神 上津綿津見神 上津少童命
中津綿津見神 中津綿津見神 中津少童命
底津綿津見神 底津綿津見神 底津少童命
雅日女尊・若昼女神
 (わかひるめのみこと)
大国主命の後裔である布忍富鳥鳴海神(ぬのしとみとりなるみのかみ)の妃。
Page Last Updated 2008.6.16
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