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【特集】ドキッ!これが噂の縁切り神社

京都は祇園の安井金比羅宮。

上の写真の通りぱっと見なんの変哲もない神社だが、

ここ数年、縁切りに霊験あらたかな神社として口コミで話題になり、

一時は絵馬掛け所がトンデモナイ祈願であふれかえったという。

縁切りといえば普通は自分と嫌いな誰かとの縁切りを想像しがちだが、

そんな甘っちょろい考えじゃとうていこの世間は渡れない。

 

ここの絵馬に書かれる願い事で最も目立つのは、ズバリ、

「○○(女)と××(男)を別れさせてください!!」だ。

しかも写真つきで。

ただし、幸か不幸か私がここを訪れたときには

さすがに写真つきの絵馬は見当たらなかった。

知らないうちに神社側で何かしら規制でもしいたのだろうか。

 

なお、今回みつけた願い事の中で一番すごかったのは

「息子と関係の友人の縁を切ってください」だった。

私からも謹んでこの人の願いが叶うことを祈っておきたいと思う。

 

さて、かつての名物・写真つき絵馬こそなくなってしまったが、

いまだにこれほど欲望渦巻く場所である。

それだけに、境内を注意して見ていくと

なかなかにdでもないものがみつかったりする。

最初に度肝を抜かれたのが、

社務所のすぐ傍にあるこの物体だ。

 

 

 

 

 

なんすかこのお札のカマクラは!!

ついでに言えば改めて写真で見ると、なんかおばけみたいだ。

のっそり毛むくじゃらって感じで、ちょっと不気味。

 

実はこれ、お札に願い事を書いてから穴を前からくぐって、

また後ろからくぐったらこれにお札を貼ると願いが叶うという石なのだ。

貼ってあるお札は拡大するとこんな感じ。

例によって「○○(女)と××(男)を別れさせてください!!」が多い。

ちなみにこのすさまじい妖気を放つお札の群れは、

田口ランディの小説の表紙写真に使われている。

タイトルは失念してしまったが、お暇な方はまァ探してみてほしい。

そして私にタイトルと内容を教えてくれるとうれしい(←だめ人間)。

 

それはそうと私も話しのタネにこの石をくぐってみたが、

いかんせん小太りなのでどうもケツのあたりが引っかかるのを

しょんぼりしつつ必死でもがいてなんとか無事くぐりぬけることができた。

そんなわけで体型に自信のない人は要注意だ。

もし引っかかって抜けなかったらシャレにならん。

おばけに食べられてるみたいでまぬけだぞ。

 

さて、次はこの願かけ石の隣の献灯に目を移してみてほしい。

写真では小さくて見えないが、

「ホテル ラブイン」と書いてある。

この「ラブイン」、神社の裏門を出てすぐのところにあった。

ここを含めて、神社と接したところに少なくとも二軒のラブホテルを確認。

さすが愛憎渦巻く情念の神社にふさわしい立地である。

 

そんな場所柄からか、ここで出しているお守りもまた凄い。

 

 

写真で見えるだろうか、下に下がっているマスコットにはそれぞれ

「ストーカー除け」、「いたずら電話除け」。

携帯につければたちまち怪電波を放つ最強アイテム。

誰でも手軽に妖気漂うちょっとアブナイ人になれる。

これで宇治の橋姫も真っ青だ。

うざい交際相手と会うときにつけていれば現実的効果が期待できるかも。

ただ、関係ない人にまで避けられそうだけどね。

なんとなく誰とも話したくなかったりするアンニュイな午後に最適。

シャレでつけてみても面白いかも。レッツ人間不信♪

 

シャレといえば、同じ授与所でこんなのもみつけた。

こちらは「もうかり絵馬」というもの。

なにやら船に乗っているこの人物、何をしているのかおわかりだろうか。

 

 

 

 

 

答えはもうちょい下で♪

 

 

 

 

 

 

 

答え。

 

この人は「藻を刈ってる」(もぉかってる)。

・・・だれですか、ハリセンもって追っかけてくるのはあぁぁ(T_T)

って、こんなんでメゲてる場合じゃない。ダジャレはまだまだ続く。

雨の中だから「降るほどもうかる」、

さらに「一芳」のサインで「降るほどもうかる一方」なんだそうな。

あきれるくらい見事な江戸時代のダジャレ縁起かつぎである。

そのわりにはこの人、背中に妙な哀愁を漂わせてるのが気になるが。

 

どうしてこんなんまで売ってるのかというと、

この神社には縁切りの他にもうひとつアピールポイントがあるのだ。

それは、「こんぴら絵馬館」(入館料 大人500円)。

この絵馬堂を改造した博物館では江戸時代の絵馬コレクションから

手塚治虫や水木しげるを筆頭とする有名人の描いた絵馬まで、

とにかく色々な絵馬を大量に見ることができる。

中には上のようなユーモラスなものもいくつかあるので面白い。

さらにルネ・ラリックなどフランスのガラス工芸の巨匠の作品を

多く所蔵していたり、作者名は忘れたが油絵やパステル画も見られるし、

美術好きならきっと意外な作品に出会える穴場だ。

「安井金比羅宮」はここまで書いてきた通り密かに見所の多い場所なので、

いわゆる名所巡りの合間にでも是非寄り道してみてほしい。

市バス「東山安井」下車で、通りに面して立っている

「縁結び祈願・縁切り祈願」と大きく書いた鳥居が目印だ。

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