資 料 2

 

東屋竣工までの回想録
  

 1.土地の購入

私が初めてバリ旅行に臨んだのは、2000年の秋のことでした。

1度でバリが気に入った私は、それから半年に一度は訪れることとして、3度目の

渡バリ時に、ウブドの名士と知り合い。その次の渡バリ時、つまり2002年春の

旅行時に「土地を見に行かないか?」とこの名士に誘われたのがキッカケと成って、

初めそんな気は全く無かったのですが、いつの間にか購入する事となっていました。
 
今考えると、かなり「キナ臭い香り」がしていたのですが、「まさか!?」と思う
 
気持の方が強かったのです。「良かったのか?悪かったのか?」今でもはなはだ、

疑問では有ります。失敗でしょう、多分!
 
その時の名士の言では、「自分の子供が家を建てるときの土地を用意したいので、

経費を半分出してくれないか?」というものでした。「その代わり自分の名義を

只で貸すし、土地の管理もする。その方が宿代も安く済むよ!」と言うものでした。
 
自分もバリ、特にウブドが気に入っていたこともあり、海外に別荘が持てるなんて

「なんとカッコイイ話ではないか!」そう思って、買って見ようと決心したのです。
     
繰り返します、「それが、良かったのか?悪かったのか?」今だ疑問では、有ります。
   
結論から言いますと、共同で購入したことに成っていた土地7アール分の購入代金

は、全て私が負担していました。つまり、名士は1ルピアも出していなかったのです。
   
そのことを指摘したら、「商売だから…」などとウソブイテいました。「あれほどの
   
地位と名誉の有る男が…」と私の方が情けなく、ガックリ致しました。
   
そして、4アール分が私の取り分、残る3アール分が名士の奥さんの取り分と言う
   
形で、なんともお高い「コミッシ」を払って決着することと成りました。
   
その後その筋に聞いた話によれば、「そんなものだ、むしろマシな方だ!」とのこと。
   
さて後日談とは成りますが、この名士にはその後、大変な大罰が当たりました。
   
ただバリの物価は、すべからく相場(条件)で値段が決まります。「お客が誰なのか?」
   
によって、物価が全然違うのが当たり前なのです。そして「神の島バリ」も現実です。

     


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