ハワイへ行こう

ハワイの歴史

紀元500〜800年頃、初めてポリネシア人がハワイの土地を踏んだとされています。最初は、オアフ島とモロカイ島に住み着き、その後タヒチ諸島からハワイ島へ多くの人々が移住してきました。「ハワイ」とは、このタヒチの人がハワイ島につけた「ハヴァイイ」を英語読みしたもので、後にハワイ諸島全体を指すようになりました。

18世紀後半から19世紀にかけて4つの王国で争いが絶えませんでしたが、ジェームス・クックの持ち込んだ近代的な武器を使い1810年にカメハメハ大王が全島を征服しました。その後、大王の子孫たちによる王制が続きましたが、宣教師たちがキリスト教を広めたのをきっかけに外国人移住者が増え、1893年にアメリカ人事業家や大地主たちのクーデターが起き、王制に終止符が打たれました。(ちなみに王朝唯一の女王であり、また王朝最後の王だったリリウオカラニ女王は「アロハオエ」を作った人として有名です。) 翌年憲法が制定されてハワイ共和国が誕生。1959年、アメリカ合衆国第50番目の州になりました。

日本からの最初の移住者たちがハワイにやってきたのは、1868年(明治元年)でした。厳しい暑さの中でも心血を注いで畑仕事に従事し、ハワイでの生活になじんでいきました。が、植民地的支配による厳しい生活が続き、人種偏見や経済的な問題にも悩まされました。

1941年12月7日、真珠湾攻撃による「太平洋戦争」が始まると、強制収容所に移されるなど辛い時代を迎えます。しかし、アメリカに忠義を証明するために立ち上がった2世志願兵たち(パイナップル・アーミー)の活躍により、日系人のアメリカへの功績は広く称賛されました。 戦後は、皆さんもご存知のように飛躍的な発展を遂げ、日本人のみならず、世界中から広く愛されています。(色々な文献を参考にして、すごく簡単にまとめました)

ハワイの生活

時差

日本とは19時間。ハワイから日本に電話をするときは、ハワイ時間から5時間引いた時間が「日本時間」 です。(日付は翌日になります)
[余談] 平日に会社を休んでハワイへ来ると、昼間ビーチで日焼けしている時に思ったことはありませんか?「今ごろみんなは満員電車に揺られて会社に向かってんだろうな。フフ…」って。私は「日本人」に囲まれながらワイキキビーチで思うときがあります。

気温・温度

年間平均気温は25℃くらいです。最も寒い2月が22.4℃、最も暑い8月が26.3℃と、ほとんど気温差はありません。湿度は低くさわやか。10月〜3月は比較的雨が多いです。春〜夏は最も気候が安定していて料金も比較的安くなるのでお勧めではないでしょうか。

服装

もちろん1年中半袖でOK。でも11月〜3月は朝・晩涼しい日もありますので、長袖を持っていた方がいいでしょう。(日本は絶対長袖の時期なので、1枚は持っていくでしょうけど…)
ただし、超高級レストランのディナーなどへ行く方は、季節に関わらず男性はジャケット、女性はドレスなどを着用して下さい。(ちなみに、私はそんな豪華な食事はしたことがありませんが)

チップ

ホテル・レストラン・タクシーなどでサービスを受けた時に渡しましょう。チップの習慣がない我々ですが、チップがスマートに支払いできるとカッコいいんですよね。
ベッドメイク : 1ベッドに$1くらい。(サンキューのメモと一緒にテーブルに置いてもグッド)
ベルボーイ : 荷物1個に$1(大きい、または重い場合はプラスアルファ)
タクシー : 料金の約15%。スーツケース1個あたり$1追加。
レストラン : 勘定書の15%程度。ただし、サービス欄に「15%」などと記入されていたらチップ込み料金なので払わなくていいです。

もちろんマクドナルドのような店での飲食にはチップは不要です。また、レストランやホテルの車などで送迎をしてもらった時も、1人$1くらいのチップを渡しましょう。要はサービスに対して「ありがとう」の気持ちをチップで表しましょう。ただし、払い過ぎる必要はありません。

飲食・喫煙

アメリカでは、ビーチや公園など公共の場所での飲酒・喫煙は禁止されています。今でもたまに見かけますが、ビーチでビールなどを飲むと罰金を取られます。美味しいのはわかりますが、どうしても飲みたい時はホテルのプールサイドにしましょう。
ハワイの街は比較的灰皿が多いですが、喫煙家の方々は「ポケット灰皿」を持参してタバコのポイ捨ては止めるようにしましょうネ。

電圧

日本は100ボルト、ハワイは110ボルトです。日本の電気製品も使えないことはないですが、故障の原因にもなります。変圧器を持って行けばいいのですが、ちょっと重いし荷物になるので、ドライヤーなどはホテルで借りたほうが良いのではないでしょうか。
最近は、海外仕様の電気製品も多いので、購入時に「海外旅行」を念頭に入れて買われてもどうでしょうか?(アメリカ以外は電圧・プラグ形式が異なりますのでご確認を)

交通機関

タクシー : 日本のように"流し"のタクシーはあまりありません。ホテルか、電話で呼んで乗車することになります。 ちなみにホノルル空港〜ワイキキ間はチップ込みで$30〜$25です(タクシー会社によっては$20を切るところもあります)

バス : ハワイ唯一の公共交通機関の[The BUS]。料金はどこまで乗っても$1.50です。(お釣はもらえませんので注意して下さい)乗り換えがあるときは、運転手に「トランスファー、プリーズ」と言えばチケットをもらえます。ちなみにバスの1番後ろの席は、エンジン熱で暑いです。

レンタカー : 25才以上で、国際免許証・日本の免許証・クレジットカードがあれば借りられます。ハワイは一方通行が結構ありますので、事前に道を調べたほうがいいです。

 

ハワイへ行く時の必需品

パスポート

海外旅行にかかせないものがパスポート(旅券)です。海外旅行中で唯一の身分証明書になります。
パスポートは、有効期間5年間の紺と有効期間10年間の赤の2種類がありますので、今後の旅行計画に合わせて取得して下さい。サイズはどちらも125×88mm。
発給手数料は、5年旅券は10,000円・10年旅券は15,000円です。発券は、住民票のある都道府県庁の旅券課で。申請後、約10日で受領できますが、時期によっては混みますのでご注意ください。

【パスポート申請に必要なもの】@戸籍抄本A住民票B写真(45×35mm)C身元確認書類D官製ハガキE印鑑(シャチハタは不可)F一般旅券発給申請書(旅券課に置いてあります)

詳しくは、外務省のパスポート案内をご覧ください。

ビザ

ビザは、渡航先の国に入国する際必要な許可書のことです。ハワイ(アメリカ)は、観光や仕事の目的で90日以内でしたら免除 になります。ただし、留学や90日以上のロングステイの場合は、ビザの申請が必要になります。
ビザ申請は、@申請書(大使館・領事館に置いてあります)A写真(50×50mm)Bパスポートを用意してアメリカ大使館か領事館へ。発給まで約1週間です。

【アメリカ大使館】東京都港区赤坂1−10−5 рO3−3224−5000
【アメリカ領事館】大阪府大阪市北区西天満2−11−5 рO6−315−5900

詳しくは、外務省のビザ案内をご覧ください。

国際免許証

ハワイでドライブを楽しむ方は、「国際免許証」が必要です。日本の運転免許証を持っていれば、誰でも取得することができます 。申請は、住民票のある各都道府県の公安委員会の運転免許試験場か、県警本部の運転免許課で(警察署で可能なところもあります)。
申請に必要なものは、@運転免許証AパスポートB写真(50×40mm)C手数料D印鑑。運転免許証の有効期限が1年以上残っていれば即日発行ですが、1年未満の場合は少し時間がかかりますので注意。

ちなみに通常の「免許証」も持参した方がイイです。

クレジット・カード

カード社会のアメリカでは、クレジットカードが社会的信用を表すIDにもなります。現金を持ち歩かなくても済むので安心だし、レンタカーを借りる時も クレジットカードがないとデポジット(保証金)を取られたりします 。
カードによっては、「海外旅行傷害保険」が付いていたり、日本語サービスなどもあって便利です。ハワイで普及率の高いカードは、JCB・アメリカンエキスプレス・マスター・VISA・ダイナースなどです。

トラベラーズ・チェック

安全のように思えてもハワイもやはり外国です。特に日本人狙いの盗難も多発しているようなので、 現金だけではなくトラベラーズ・チェックと組合わせて持って行く ことをお勧めします。
トラベラーズ・チェックは、10・20・50・100ドルの4種類あります。日本で[購入時に署名する欄]に必ず署名をし、利用する時に空いている[利用する時に署名]の欄に署名 しましょう。もし盗難にあっても再発行してもらえるので、チェック番号を控えて財布とは別にしておきましょう。

銀行での購入時の手数料がキャッシュより安いし、盗難にあっても再発行してくれるので、ボクはT/Cとキャッシュを6:4の割合で持って行ってます。

キャッシュ(現金)

いくらT/Cが安全でも、チップやバスに乗ったりする時はキャッシュが必要です。硬貨の統一化されていない大きさの違いや、逆に同じ大きさの紙幣など日本人にはちょっと戸惑うこともあります。が、早く慣れて「ドル」を使いこなしましょう。 硬貨は日本に持って帰ってきても日本円に両替できないので、ハワイで使い切ってしまいましょう。

海外旅行保険

日本では「救急車」に乗るのは無料ですが(私はまだ乗ったことがないですが)、ハワイでは料金が必要らしいです。また、治療費や手術費も日本に比べるとかなり高いそうです。 [まさかの時]に備えて海外旅行保険には入っておいた方がいいでしょう。