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2007年08月29日
問題は 金を出したか 出したよな
決まり文句ですので、「身代金は払ってない」と言いますけどね。
タリバーンが8人解放、合意受け アフガンの韓国人拉致
アフガニスタンの旧政権勢力、イスラム強硬派タリバーンによる韓国人拉致、殺害事件で、韓国政府は29日、残る人質19人のうち女性3人が解放され、韓国が身柄を確保したと述べた。
AP通信によると、数時間後、別の場所で女性4人、男性1人が新たに解放され、赤新月社の職員に引き渡された。韓国政府がこれを確認しているのかは不明。
最初の3人は31歳─34歳で、車1台に乗って事件の現場ともなったガズニ州中央部のカライカジ村に到着、赤新月社メンバーに引き渡された。記者団が詰め掛けたが、無言のままだった。3人は青いショールを被り、顔を隠すようにしていた。
韓国政府によると、3人の健康状態に問題はないという。男性を含む5人は州内の砂漠地帯で引き渡された。
今年7月19日の事件発生後、人質が解放されたのは8月13日の病気の女性2人以来。当初は23人が拉致され、解放交渉の過程で男性2人が殺害されている。
韓国とタリバーンは直接の個別交渉で28日、人質全員の解放に合意。アフガン駐留韓国軍部隊の年内撤退などが条件になったが、韓国政府は身代金支払いはないとも強調している。また、タリバーンが当初要求したアフガン政府、米軍が拘束する仲間の釈放も条件に入っていないと述べた。
タリバーンは人質19人を少人数に分け、別の場所で監禁、移動を繰り返していたとされ、今後順次に解放していくとみられる。
>アフガン駐留韓国軍部隊の年内撤退などが条件
>身代金支払いはないとも強調
>米軍が拘束する仲間の釈放も条件に入っていない
記事には載ってないが、キリスト教の布教活動の禁止も条件に入っていたらしいな。もっとも、もともと向こうは宣教活動は禁じられてるところだけれども。
もともとついでに、韓国軍の年内撤退も、もともと決まっていたことなので、別に今回の事件がなくても撤退してたんだよな。
さて、ここからが問題。誘拐犯が人質を解放するのはおおむね2パターンある。
一つは、誘拐犯が投降、または逮捕・死亡するとき。
一つは、誘拐犯の要求が通った見返りで釈放するとき。
今回のパターンは交渉による解放となっているが、解りやすく言えば要求が通ったという形だ。では、何の要求が通ったのか?
当初タリバンが要求していたのは、韓国軍の年内撤退と仲間の釈放。だが年内撤退はもともと規定路線なので、本筋は仲間の釈放。ただし、韓国政府には米軍が捕まえてるタリバン兵の釈放など出来ないし、そんな力も無い。
じゃあ韓国政府は一体何をしたのかというと、つまりは金を払ったということなんだろうよ。
投稿者 ひなみ : 2007年08月29日 23:30