« 指紋取り なぜか取られぬ 人もいる | メイン | 坊さんが サウナ風呂にて 僧衣脱ぐ »

2007年11月21日

指紋取り なぜか取られぬ 人もいる02

初日だけで5人。

記事
記事

改正入管法施行 新たな外国人差別にならないか

 入国審査で外国人に指紋と顔写真の提供を義務付ける改正入管難民法がきょう施行される。
 十六歳以上が対象で、別人に成り済ましたテロリストの入国阻止などを目的としている。成果を期待したいが、採取した生体情報の保存期間が明らかにされていないのは気がかりだ。日弁連や人権団体などは「犯罪捜査に際限なく利用される」と批判している。新たな外国人差別にしないよう、慎重な運用を強く求めたい。
 新システムはスキャナーで両手人さし指の指紋を読み取り、続いて顔写真を撮影する。これらの生体情報は氏名などと一緒に電磁記録として保存するとともに、過去に強制退去処分を受けた外国人や警察による指名手配者など計八十万―九十万件の生体情報データベースとその場で照合する
 指紋や顔写真の提供を拒めば入国は許可されない。情報がデータベースと一致した場合は強制退去や警察への通報などの処分を受けることがある。
 十六歳以上の外国人でも▽在日韓国・朝鮮人ら特別永住者▽外交・公用での来日▽国の招待者―などは制度の対象外で、システム導入は米国に次いで二番目となる。
 テロリストの入国は阻止しなければならないが、関係者の間では新制度の実効性を疑問視する声もある。米自由人権協会は「テロとの戦い」で成果は上がっていないと手厳しい。間違った情報が蓄積されて入国拒否される人が相次ぎ、プライバシー漏えいの危険も指摘されているという。同じシステムのこれからが気がかりだ。
 日本在住の外国人からは「新たな差別だ」と反発の声が上がっている。犯罪にかかわっていないのに指紋採取などを強制されるのはやり切れないに違いない。「人権を侵害する」との声も聞こえる。外国人登録法の指紋押なつが在日韓国・朝鮮人らの長年の反対運動で廃止されただけに当然である。
 新制度は外国人をテロリストの疑いがあるとみるようなものだ。しかも指紋情報などは出国後も保存する。その期間を法務省は「当分の間」として明確にしていない。真の目的は外国人を管理し、犯罪捜査に活用するシステムをつくること、と思えてならない。
 日本人についても事前に指紋を登録し、出入国審査を短縮できるシステムが成田空港で始動する。これらの情報は将来的に外国政府と共有される恐れもある。テロ防止を名目にした監視社会は願い下げにしたい。
 多数の市民団体がきのう「個人情報を収集し、集中管理することはプライバシーを危険にさらす」などとする共同声明を発表した。政府は批判を重く受け止める必要がある。
 観光立国を掲げる政府は二〇一〇年までに外国人観光客を一千万人にするという。空や海の玄関で多くの外国人が不快感を訴えはしないか、心配になる。
 
 
 
新入国審査 5人が強制退去者 過去の指紋データと一致 退去手続きへ

 外国人に指紋採取や顔写真の撮影を義務づける新しい入国審査制度が全国の空港や海港で一斉に始まった二十日、指紋を読み取る装置が一時動かなくなったり、指紋がうまく読み取れないなどトラブルが相次いだ。
 五人が過去の強制退去者の指紋データと一致。うち三人は偽変造したパスポートを使って入国しようとしたとみられる。一人には既に退去命令が出され、もう一人にも退去命令の手続き中。
 法務省によると午後五時現在、指紋の摩耗などで指紋採取できなかったのは成田、中部国際、とかち帯広、福岡の各空港と博多港で計二十一人。博多港では貨客船で韓国から入港した韓国人三十人の指紋が当初装置で読み取れず、うち四人はやり直しても記録できなかったため、従来のパスポート審査での入国を認めた。
 「指紋の摩耗が原因」という。関西空港では、バンコクからシンガポール航空で到着した外国人の入国審査の際に、指紋の読み取り装置が作動しなかった。富山県の伏木富山港では五台の装置のうち三台で使用開始直後に不具合が発生した。
 
 
 
 
 
類は友を呼ぶ、とは言うがキチガイの弁護のしすぎで日弁連もキチガイになったんだろうな。指紋採取が犯罪捜査に使われることに文句言うのは、どう見てもキチガイにしか見えないな。

投稿者 ひなみ : 2007年11月21日 22:16

コメント

コメントしてください




保存しますか?