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2008年01月30日

輸入品 チェックもせずに 垂れ流し

ギョーザニュースが日本全土を駆け巡ってる中、別な視点で中国産を語ってみようと思う。

でも、その前に。
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【毒ギョーザ会見(1)】「サンプル品には異常なかった」

 《中国産の冷凍ギョーザを食べた千葉県内や兵庫県内の計10人がの一家らが下痢や嘔吐(おうと)の食中毒症状を訴えて入院していたことが分かり、ギョーザを輸入したジェイティフーズ(東京都品川区)の親会社、JT(東京都港区)が30日午後5時から、都内で記者会見を開いた》
 《ギョーザはいずれも中国の同じメーカーが製造したとみられ、千葉、兵庫両県警は製造過程で毒物が混入したとみて、殺人未遂容疑などで捜査を始めた。調べでは、中国産の冷凍ギョーザから、殺虫剤に使われる有機リン系薬物「メタミドホス」が検出されたという》

 《会見にはJTの岩井睦雄取締役を含む計4人が出席し、深々と頭を下げた。冒頭、JT側がコメントを読み上げる》

 「弊社は弊社子会社のジェイティフーズが輸入販売する冷凍食品の一部を自主回収を実施することとしました。商品の一部をお召し上がりになったお客さまにおいて、嘔吐、めまいを伴う重大な健康影響が発生しました。千葉県警などの発表によれば、当該商品に有機リン系殺虫剤が検出されたとのことです。現時点では、有機リン系殺虫剤が混入した原因については調査中ですが、万全を期すために同一工場で製造されている全商品を自主回収することとしました。お手元に商品があったら、決して召し上がらず、大変お手数ではございますが、送料着払いでお送りくださいますようお願い申し上げます。商品の中身が残っていたら、中身もお送り頂けるようお願いします。後日、お品代をお送りさせていただきます。弊社においては、関係当局への全面的協力を行いつつ、全力を挙げて因果関係を含めた原因の究明を行っています。調査の結果については、判明次第お知らせします。今回、健康影響を受けたお客さまの一日も早い回復をお祈りするとともに、お客さまやお取引さまに多大なる心配と迷惑をかけることを心よりおわび申し上げます」

 《続いて、報道陣との質疑応答が始まる》

 報道陣「兵庫県内のものと千葉県の被害について教えてほしい。製品のチェック体制を教えてほしい」

 JT側「回収のきっかけになったのは千葉県。今日、千葉県警から発表があったが、1名が重篤となっている。もう一つ、お客さまからの申し出で把握しているのが兵庫県の事案。食べた後に気分が悪くなったと聞いている。この件については所轄の保健所と原因究明をしている。通常の細菌の検査はやったが、サンプル品には異常はなかった。化学物質をチェックすることは通常やっておりませんでした」
 
 
 
 
 
ウチは今までこのブログの中で、何度も何度も中国製の危険性を取り上げてきたが、どの中国製が危険なのかという事については一度も話してない思うのでここで言っておく。

今まで散々言っておいてなんだが、ウチは全ての中国品が危険だとは思っていない。日本の大手メーカーが中国に工場を置いて作らせたものは概ね問題視するものではないと思っている。また、中国の大手メーカーが中国で作ったものもそこまで問題視するものでもないとも思っている。
ではどの中国製が問題なのかというと、日本の商社が中国の中小企業で作られたものを輸入・販売しているものが危険だと思っている。
今の中国は、1960〜70年代の日本と同じような状況と思ってもらいたい。各社が競争している中、合理的に儲ける為に品質や環境を犠牲にしている日本の公害時代を再現しているような状態だ。大手企業は外国の視線というものを理解しているようで、そういった点にも力を入れ始めているし、中国政府も最近では五輪も近いせいか力の入りようはかなりのものである。しかし、中小企業は今を生きるのに精一杯で、品質や環境問題に目を掛ける余裕などない。また、利益優先主義が跋扈しているせいで安全面もおろそかだ。
そんな中小企業で作られた『安いだけの危険物』を、日本の商社がロクなチェックもせずに輸入し、販売しているのである。ここで取り上げる日本の商社というのも様々だ。今回のような大手商社もあれば、中小商社もある。だが、ほとんどの商社にとって重要視されてるのは金銭的なもので品質や安全性は重要視されていない。事実、今回のJTフーズも、農薬チェックをしていないことを明らかにしている。
 
 
 
中国の中小企業産を信用するな、と言ってもどの会社が中小企業なのか解らないだろうから、そういう時は商品の仕様をよく見るといい。そこに載ってる日本の企業が、『発売元』なのか『販売元』なのかで違いがわかるはずだ。聞いた事のない『販売元』で、○○ジャパンなどとわざわざ『日本』を印象付けるような企業名なら眉唾だ。さらに MAID IN CHINA と書いてあれば手を出すな。ウチの経験上、不良率が格段に高い。ついでに『独自ブランド』だとか『大手企業が資金(技術)提供』なんてのも信じるな。ウチの会社上、そんなのも置いてるが、ハッキリ言ってウチは買う気しねぇ。ふたを開ければ中身は MAID IN CHINA と書いてある奴ばっかりだ。しかも中国で作られたのをそのまま輸入したような危なっかしいシロモノだ。やめとけやめとけ。

話が食品から家電製品にずれたが、食品でも家電でも日本製にしとけ。少なくとも日本の食品は賞味期限は改ざんしても農薬だの毒物だのは徹底的に管理されている。たまに変な味がするかもしれんが、少なくとも命の危険性は低い、腹痛ぐらいですむ。もっともノロウィルスだとか食中毒とかは全世界共通の話だがな。ロシアンルーレットならぬチャイニーズルーレットなんて博打はやめとけ。どんなものでも安かろう悪かろうだ。しかもその悪かろうが時には命の危険性まであるんだから、多少高くても安全を買え。

投稿者 ひなみ : 2008年01月30日 23:31

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