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2009年09月05日
財源が 補正予算に 行ったので 03
先端技術開発への支援にも暗雲が立ち込めてまいりました。
最先端研究開発支援:対象に山中教授ら 民主「凍結も」
政府は4日、「世界トップ」の研究者に総額2700億円の研究費を分配する「最先端研究開発支援プログラム」の対象者30人を発表した。1件あたり3〜5年間で30億〜150億円が助成される。プログラムは民主党が見直しを進めている46の基金の一つ。政権交代に伴い今後、凍結を含めプログラム内容が変わる可能性もある。
対象研究者には、ノーベル賞受賞者の田中耕一・島津製作所フェロー、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した山中伸弥・京都大教授ら国内の著名研究者が名を連ねた。
プログラムは、緊急経済対策を主眼とした09年度補正予算に盛り込まれた施策で、565件の応募があった。日本経団連の産業技術委員会が4月にまとめた提言がベースになったとされる。麻生太郎首相は当初から「(配分先は)自分が決める」と在任中の選定に意欲を見せ、約1カ月半の間に10回も会議が開かれるなど急ピッチで審査が進んだ。
審査した委員からは「資料が段ボール2箱もある。(短期間では)不可能だ」「金額が大きいだけに、もっと時間をかけるべきだ」との意見も出たが、事務局の内閣府は「選定に時間をかければ、研究をする期間が短くなる」と押し切った。
落選した基礎科学系のある研究者は「ヒアリングは説明10分、質疑10分。専門分野でない審査員も多く、これで何が判断できるのか。今決める必要はなく、拙速に過ぎる」と疑問を呈した。
一方、民主党は補正予算の執行を一部停止する方針を打ち出している。岡田克也幹事長は4日の記者会見で「この時期に決まることに違和感を覚えないわけではない。場合によっては凍結することは当然ある」と含みを持たせた。
採択された研究者からは不安の声も漏れる。ある工学系の研究者は「選ばれてうれしいが、(民主党の考えが分からず)中途半端で戸惑いもある。しかし、鳩山由紀夫代表は工学系出身で科学技術にも理解があり、このまま採用されることを期待したい」と話した。
科学技術政策に詳しい角南篤・政策研究大学院大准教授は「若い研究者ら『将来の芽』にもう少しお金が回るよう、制度設計にもっと時間をかけるべきだった。民主党も基金の設置法案には賛成しており、配分先が決まったものを凍結するのは難しいだろう。新政権は早く態勢を整え、金額や運用方法などを柔軟に検討してほしい」と注文をつけた。
>・先端研究助成基金(仮称) 2700億円
補正予算の中のこれだな。今を生きるために未来を切り捨てないよう支援するという名目だろうが、民主のお偉いさんはそれがわからんようで。
投稿者 ひなみ : 2009年09月05日 19:36