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2009年10月07日
無駄削る 削った中身は 非公開
マスコミもそろそろ反旗を翻し始めたな。テレビの方では民主マンセーやってるみたいだが。
補正「深掘り」望み薄 情報遮断に地方悲鳴も
2兆5169億円積み上げて形を付けた2009年度補正予算見直しだが公約実現への財源としては心もとない。実務を担う各省庁の閣僚、副大臣、政務官の「政務三役」からは「精いっぱいやった。もう限界」とため息も漏れ、一段の「深掘り」は望み薄。対象事業の具体的な情報が遮断された地方からは悲鳴も上がった。
▽総額は公表
「八ツ場ダムと一緒で答えを決めてから官僚に下ろす。それまでは何も言わない。これが“政治主導”なんだろう」。国土交通省の幹部が吐き捨てるように言った。最大額をはじき出した前原誠司国交相だが、6日は具体的な凍結事業を一切明らかにしなかった。
補正見直しは鳩山内閣が政治主導を実現する最初の試金石だけに失敗は許されない。最終決定前に停止事業が明らかになれば、混乱を招きかねない。このため作業の中心にいた平野博文官房長官は具体的な事業の公表については「閣議決定で確定してからが筋」との方針を貫いた。
ただ鳩山由紀夫首相は総額の早期公表にはこだわった。見直しの過程をできる限り公開した方が「国民目線」の取り組み姿勢を強調できる。首相は6日、仙谷由人行政刷新担当相から第1次集約結果の報告を受けると「今日中に発表してください」と指示した。
▽背後に主計局
農林水産省3階の特別会議室。政務三役が連日、省幹部や担当者を呼んでヒアリングを続けた。1日6、7時間にも及ぶ会議に幹部は「彼らは相当タフだよ」と疲れ切った表情。赤松広隆農相は「これでもかというくらい、きちっと見直した」と胸を張る。
各省庁の報告をまとめた仙谷担当相だが、実務を担ったのは官僚。経済産業省出身の松井孝治官房副長官を中心とする官邸の指示を受けて、財務省主計局は各省庁からの報告が締め切られた2日以降、土日返上の徹夜作業で綿密な計数整理を完成させた。
今後は仙谷氏と各省庁の副大臣が中心となり停止事業の積み増しができないか精査を進めるが、来年度予算の新たな概算要求の締め切りが15日に迫る。新政策の実現に必要なのは7兆1千億円で、本年度当初予算の一般歳出の約15%に当たる。
「1〜2割は減らして持って来いよ」。財務省幹部は今後本格化する査定作業をにらんで、各省庁の担当者を相手に地ならしを既に進めている。
▽ブラックボックス
「大臣が決めることで、まだ分からない」。公共事業の地方負担分を補正予算に計上する自治体からは「こちらの事業はどうなっている」との問い合わせが相次ぐが、国交省の官僚はこう繰り返すしかなかった。
「みな新幹線や高速道路などの公共事業を推進すると答えてくれた」。衆院選前の8月に長崎県内の民主党4候補者に公開質問状を出した県建設業協会の幹部。当選した4人を「信じるしかない」と話す。
福島県建設業協会の幹部は「そもそも今回の補正予算は経済対策として打ち出されたものだ」と怒りを隠さない。「執行停止で地方経済全体に悪影響が出る。どこまで削減されるのか、取りやめになるのか分からず不安だ」
凍結する事業を明らかにしない「中間報告」に終わった6日の公表に、霞が関では「政治主導には説明責任が求められるはずだ」との声が上がった。
話に聞くところによると、とりあえず厚生労働省では新インフル薬や新薬費が600億ほど、さらに就職支援費が3000億から4000億といったあたりが、民主党さんに言わせると「無駄」ということで削減されます。新インフル薬を国内で作らせるのと、海外から輸入させるのとではどちらが民主党がよく言う内需拡大になるんでしょうかねぇ。あっちを立てればこちらが立たず。まさに木を見て森を見ない政治。
投稿者 ひなみ : 2009年10月07日 22:40