片道切符で行く帰省の旅
(2001/8/12〜8/19)

 
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Part.0 切符の購入
 
Part.1 東京→広島
8月12日
8月13日
 
Part.2 広島→東京
8月17日
8月18日
8月19日
切符
Part.0 旅行の計画・購入
7月某日
〜計画〜

 就職先もどうにか決まり、少し余裕が出てきた頃。そろそろ夏の計画を立てようかという時期でもある。そこで、以前からやってみたかった長距離片道切符の旅をやることにする。東北地方の乗り潰しを含めつつ、その経路は

東京 東海道新幹線 名古屋 関西本線 天王寺 大阪環状線
大阪東海道本線尼崎福知山線福知山山陰本線
益田山口線小郡山陽新幹線新大阪東海道本線
山科湖西線近江塩津北陸本線直江津信越本線
新津羽越本線秋田奥羽本線東能代五能線
川部奥羽本線青森東北本線盛岡田沢湖線
大曲奥羽本線横手北上線北上東北新幹線
古川陸羽東線小牛田石巻線石巻仙石線
仙台東北新幹線東京
 と、総距離3616.1kmに及ぶ片道乗車券となる。大阪あたりの経路の処理がミソとなっている。広島への帰省もかねて、この切符で旅行をすることにする。(実際には乗り潰しのための細かな盲腸線の往復等があるので、これに加えて青春18切符も併用)

 次に、日程について考えたが、今年の春に祖父が死んでおり、初盆には実家に帰って来いとの命令が出ており、さらに、あまり多く研究室を休めないので、結局お盆の帰省に合わせて前後でどうにか旅程を組むしか無いということになった。そこで、14〜16日くらいを広島で過ごすことにし、8月12日の夕方に東京を出発、東京には19日に帰ってくることにした。

〜乗車券購入〜

 上の行程表を持ってみどりの窓口へ乗車券を買いに行ったら、機械じゃ発券できないから旅行会社へ行ってくれと言われ、となりのびゅうプラザへ行く。そこでも、とりあえず経路の重複が無いかどうかを確認し、距離の計算を行わなければならないので、しばらく時間をくれと言われ、結局10日ほどかかって切符が出来上がる。初めて見る手書きの乗車券だった。

 
Part.1 東京→広島
8月12日
〜東京ビッグサイト〜

 コミケに参加。早朝から並んだ結果、主な買い物は30分で終わるが、そのまま友人と会ったり物の引渡しをしたり衝動買いをしたりして、14時くらいまで会場内で過ごす。Shell君と落ち合って、そのまま東京ファッションタウンの中のSUBWAYで食事をとった後、バスで浜松町へ向かい、そこから今回の帰省の旅が始まる。

 Shell君と別れて東京駅に向かうが、とりあえず乗る予定の新幹線まで1時間以上あるので、一旦改札を出て外をうろつくため、浜松町→東京の乗車券を購入する。八重洲ブックセンターに寄り、文庫本を1冊買ってくる。

 結局それ以上することも無く、新幹線発車の1時間前だったが、改札を入ってしてしまう。いよいよ件の切符の使用開始であるが、改札口のお姉さんはちらっと見ただけで入鋏印も何も押さなかった。

 自由席ならさっさと乗ってしまってよいのだが、指定席を取ってあるため無駄に1時間をホームで過ごすことになってしまう。朝からコミケに並んでいたせいで、股関節が痛い。

〜ひかり243号〜

 17時07分発の新幹線。指定席だし、まだ17時過ぎと言う事もあって、あからさまなコミケ帰りの客は居なかった。隣に座ったお姉さんはちょっとそれっぽかったけど、確証は無し。八重洲ブックセンターで買った本を読んで過ごす。が、名古屋につくまでに読み終わってしまう。名古屋着19時01分。ここで降りるので立ち上がったら、股関節が痛くてまともに歩けない。この先実家に辿り着くまでに乗換えが8回あるのでかなり心配になる。

〜関西本線 快速みえ21号→1347M→265D→483Y 名古屋→大阪〜

 19時10分発の快速みえ21号で先行している1347Mを追いかける。乗り換え時間が短かった事もあって、座席は一通り埋まってしまっていた。しょうがないので立つ事にする。四日市の2つ手前の富田で1347Mを追い抜き、19時43分に四日市に到着。7分待って追い抜いた1347Mに乗り換える。亀山まで23分の乗車だが、座席が空いていたので座ったら急に眠気が襲ってきた。まぁ起きてから18時間経ってるからしょうがないけど……。しかし、亀山での乗り換え時間が4分なので、下手に寝てしまうとかなり危険。

 そうと分かっていたもののいつの間にか寝てしまい、気が付けば列車はすでに亀山に到着していた。265Dの発車時刻まで1分だったので慌てて跨線橋を渡って乗り換える。

 亀山から加茂まで1時間あまりかかるのだが、265Dはロングシート車のみの2両編成。途中で何度かすれ違った列車はほとんどクロスシートだったので、かなり損した気分になる。おまけに減光してるわけでもないのに照明が暗いのも気になった。今まで夜間のキハ120に乗ったことが無いから分からなかったが、所詮はレールバスなんだなぁと実感する。昼間だけだったら窓も広くてそこそこの車輌だとは思うけど。

 1347Mで10分くらい寝たのが効いたのか、次の乗換えが1分しかないので緊張が高まっているのか、ロングシート車だからなのか、今度は眠くならなかった。21時31分、加茂に到着。

 21時32分発の大阪行き快速列車は反対側のホームに止まっていた。よりによって103系である。乗り換えはすぐに終わり、7人がけのロングシートに1人ですわる。天王寺に着くまで、車内はガラガラだった。22時40分、大阪に到着。

〜急行だいせん 大阪→米子〜

 大阪駅で何か買い込もうと一旦改札を出るが、あまりよく知らない町のこと、コンビニを見つけることもままならず、駅ビル内の店もほとんど閉まっているので、買い物を諦めて急行だいせんに乗るべくホームに向かう。ホームで飲み物だけは手に入れることが出来た。

 23時すぎに4両で入線してきた急行だいせんに乗り込み、リクライニングを最大まで倒せる一番後ろの席を確保する。23時15分大阪駅を発車する。運転にある程度気を使っているらしく、発車や変速時のショックが少ないのはいいことだ。

 翌朝5時51分の終点米子まで乗るので、思いっきり寝ようと思ったのだが、眠ろうと思えば思うほど眠れないのは何でですかね? 寝ちゃいけないときに限って寝てしまうと言うのに……。それでも鳥取近辺の記憶が無いから3時間くらいは眠れた気がする。

 そんな訳で少々寝不足気味で米子に降り立った。ずっと椅子に座りつづけたせいで、股関節の痛みが酷くなっている(;;

8月13日
〜特急スーパーおき 米子→小郡〜

 とりあえず米子駅で朝食を仕入れようと改札を出てみるが、駅前のコンビニは7時にならないと開かないらしい。他に食事にありつけそうな店も無く、仕方なく自動販売機でカロリーメイトを買ってしのぐ。

 6時07分発のスーパーおきの出るホームに行くと、自由席は半分埋まっていた。特に海側の窓席はすべて埋まっていたので山側の席に座る。お盆で遊びに行く人たちが結構居るらしい。

 定刻に発車。最新のディーゼルカーだけあって、なかなか加速が早い。加えて振り子式なのでかなりのスピードで駆け抜けてゆく。しかし、駅に進入するたびにポイントの速度制限を受けてしまうのがちょっと悲しい。50分弱で出雲市に到着。いつの間にか一畑電鉄共々高架駅になっており、ホームも1面2線のこじんまりした駅になっていたのでちょっと驚く。

 出雲市を過ぎると寝不足から来る眠気に襲われて寝てしまった。江津到着は覚えているが、その後山口線の津和野を過ぎるあたりまで記憶が無い。

 山口線内では振り子を使っていないようで、振り子車特有の車体の傾きが感じられなかった。10時12分小郡に到着。股関節の痛みは更に酷くなっている。

〜こだま626号 小郡→徳山〜

 スーパーおきの特急券を半額にするために徳山まで乗車する。意外と人が乗っているので驚いた。

 なんとなく財布の中身を確認してみると、このままでは東京にたどり着くまでに金がなくなりそうなので、徳山で銀行に寄って金を下ろしておくことにする。きっぷを改札の駅員に見せたら「なんじゃこりゃぁ? ようわからんけぇあっちに持っていって」と、もう一人の改札員のほうに回されてしまった。もう一人のほうは切符の趣旨を理解したらしく、「へえぇ〜」といいながら途中下車印を押してくれた。ここまで東京・大阪・米子・小郡と改札を抜けてきたが、チェックがいいかげんで何も押されていなかったので、ここが初入鋏となる。目的の銀行のほうは、駅を出たら目の前に第一勧銀があったのであっさりと終了。

〜山陽本線 徳山→五日市〜

 徳山からはまったり在来線で行くことにして、11時09分発の岩国行きに乗り込む。やってきたのは2両編成でかなり混雑しており、立っていくことになる。しかも全電動車なので喧しい。どうせ次の岩国で乗り継ぐ予定の列車は徳山発の電車なので、どこかで途中下車して1本列車を待ってもいいかなと考えつつ、山陽本線を上る。ふと後半の東北での移動で青春18きっぷがいる事を思い出し、どうせなら非マルス券の物が手に入りそうな駅で降りてみることにする。無人駅ではなく、みどりの窓口が無い駅を探しつつ進んでいくと、11時59分着の由宇駅がそれっぽいので降りてみることにする。

 とりあえず改札を出てみる。ここでも切符をちょっと眺めたあと途中下車印を押された。ちょうどトイレに行きたいところだったので(^^;、用を足してから窓口に行くと、「12時〜13時20分まで休憩中」と出ており、窓口が閉まっている。しょうがなく、青春18きっぷは五日市の駅で買うことにして、12時26分発の岡山行き山陽シティーライナーに乗る。この電車は岩国から快速になり、五日市までの間に止まる駅は宮島口だけという、結構な飛ばしっぷり。しかし、先行列車を追い抜くことは無いので、あんまり意味は無い気もする。13時07分、五日市に到着。そういえば、ずっと立っていたら腰の痛みが少し引いてきたような気がする。

 とりあえず、実家に帰って盆を過ごすため、ここでいったん旅を中断する。

 
Part.2 広島→東京
8月17日
〜朝〜

 股関節の痛みは取れたものの、今度は喉を痛めてしまった。のど飴が手放せない。

 とりあえず、今日の予定は新大阪から日本海1号に乗ること以外は特に決まってなく、五日市から新大阪までは最終リミットが昼過ぎの出発であることだけ調べてある。姫路からは新幹線を使わなければならないので、姫路まで在来線をまったり乗り継いで行くことにする。この日は両親ともども朝から出かけてしまっており、昼まで家で何もせず過ごすのも退屈なので、8時半に家を出て、バスで五日市駅に向かい9時前に到着する。

〜山陽本線 五日市→倉敷〜

 駅前のコンビニで飲み物を調達した後、早速電車に乗り込む。9時10分発の岡山行き山陽シティーライナー。13日に乗った山陽シティーライナーと違って、快速なのは広島→西条間だけである。

 前夜が少々寝不足気味で、いいかげん何度も通った路線なこともあり、西条を過ぎたあたりで少しウトウトし始める。途中駅は所々覚えているものの、あまりはっきりした記憶は残っていない。そのうちに昼が近づいてきたこともあり、どこかで時間をつぶしつつ昼食を摂ろうと、11時44分着の倉敷で降りることにする。改札を出ようとしたら念入りに切符を調べられた。まぁこれが正しい処理の仕方なんだけど。

 下車駅に倉敷駅を選んだ理由は、駅ビル内に宮脇書店があることを知っていたためで、ちょっと本を探してみたり、雑誌の立ち読みをしたりした後、同じく駅ビル内で食事を済ませて1時間ほど時間をつぶした。

〜山陽本線 442M→1416M 倉敷→姫路〜

 12時28分発の和気行きに乗って再び姫路に向かう。岡山で乗りついで、14時45分に姫路に到着する。

 姫路駅の駅そば屋を覗くと、「期間限定えきそば150円セールなるものをやっていたので、食べる事にする。天婦羅入りでこの値段だから結構お得。

 次に乗る新幹線まで2時間弱あるので、姫路の町をうろつく。商店街で本屋に入ったり、電器屋のパソコン売り場でうろついたりして時間を潰す。

〜こだま638号 姫路→新大阪〜

 ちょっと早めに姫路駅に戻ると、予定より2本はやい新幹線に乗る事ができたので、早速それに乗り込む。こだまとはいえ結構人が乗っており、所々に立ち客がいる。西明石に止まった事は覚えているが、そのあと寝てしまって新大阪に着くまでほとんど記憶に残っていない。新大阪17時03分着

〜日本海1号 新大阪→秋田〜

 新大阪で改札を出て、コンビニで食料と飲み物を調達する。日本海1号には12時間近く乗ることになるので、食べ物はともかく飲み物がなくなると辛い。

 発車の20分ほど前にホームに入る。新大阪駅の11・12番線ホームは優等列車専用なだけあって、あんまり混雑していない。隣の普通列車用ホームの13番線にはいつも人が絶えないのと対照的である。

 17時52分、EF81に引かれた日本海が入線してきて、早速乗り込む。まだ20時前だが、すでに寝台がセットされている。まだまだ北陸特急は沢山走っている時間だし、立席特急券を用意しても、わざわざ足の遅い日本海に乗るような人間は居ないだろうから、当然かもしれない。

 乗り込んで席に落ち着いてから、窓際へ寄って車窓を見ながら夕食を食べる。上の寝台があるので少々窮屈だが、座ってしまえ気になる物ではない。どちらかと言うと真横から射しこんでくる夕日のほうが気になる。

 京都に停車して少し客を拾った後、列車は湖西線に入る。琵琶湖が通路側なので、肝心の、 車窓風景が山ばっかりなのが残念。まぁ通路側に移ればいいだけなんだけど、まだまだ人が動き回る時間帯で、通路座席に座っていると人が通る度に避けなきゃならないのが面倒なので結局寝台に戻ってしまう。

 北陸本線と合流するあたりに交流-直流転換のデッドセクションがあるので、いつ電灯が消えるかなぁ…と思っていたのだが、よく考えたら電源車付きの客車列車なので電灯は消えない事に気づく。日も暮れてしまって、機関車がノッチオフするくらいしか判別材料が無いので、結局分からないまま気づいたら新疋田の駅を通過。北陸本線に入ってしまっていた。

 敦賀で特急列車退避のため7分停車するのでホームの売店に行って、お茶を買う。その間に雷鳥41号に抜かれた。

 その後も、武生に運転停車してしらさぎ13号に抜かれ、福井でもサンダーバード43号に抜かれる。サンダーバード43号は大阪発車が1時間も違うのに、わずか2時間で追いつかれてしまったことになる。

 金沢で運転士が変わったらしく、発車・停車時のショックがほとんど無くなった。寝台列車くらいしか客車列車がなくなったためか、このようにショック無しで運転出来る人が少なくなったのは悲しい。寝台列車だからこそショックの無い運転をして欲しいのだが。

 22時22分着の富山で、向かいの寝台に人が乗ってきた。ついでに運転士が再び交代したらしく、またショックがある運転になった。

 いいかげん寝ることにする。

8月18日
〜引き続き日本海1号〜

 あまり眠れず、3時過ぎに目が覚めてしまう。程なく鶴岡に停車。

 結局寝なおすことも出来ず、秋田までぼーっと車窓を眺めてゆく事に。4時半を過ぎたあたりからだんだん明るくなって行き、秋田に着く頃にはだいぶ明るくなっていた。5時29分、秋田に到着。秋田駅に自動改札があることにカルチャーショックを受けたが、よく考えたら秋田新幹線があるので当然と言えば当然である。

〜奥羽本線 1633M 秋田→追分〜

 5時45分発の青森行き電車で、男鹿線の分岐点である追分に向かう。切符のルートからちょっと外れて男鹿線を往復するためである。まぁ次に乗る男鹿線の列車は秋田発なので、これに乗る必要は無いのだが、なんとなく本来の切符のルートと青春18きっぷで乗る区間とのけじめをつけたく、追分駅で途中下車をしたかったためにあえてこの電車で先行した。しかし駅員はちらっと切符を眺めただけで、特に下車印を押してはくれなかった。押してくれといえば押してくれたんだろうけど。

〜男鹿線往復 1120D→1124D〜

 男鹿駅で青春18きっぷに入鋏してもらい、6時18分発の男鹿行き列車に乗る。単行ディーゼルカーにほとんど人は乗っていない。いつの間にか寝てしまい、終点の男鹿駅で運転士に起こされた。

 乗ってきた列車に男鹿駅で停泊していた車輌が増結されて、4両編成になって7時21分発の秋田行きとなって引き返す。連結作業が終わってもしばらく改札が始まらないので、そば屋に入ってそばをすする。

 7時15分くらいになって改札が始まり、列車に乗り込む。定刻に発車して、男鹿線を上ってゆく列車は、平日ならば4両編成が埋まるくらいに人が乗って来るのだろうが、今日は土曜日なのでそれほど混まない。8時07分、追分に到着。

〜お座敷列車白神号 Part.1 追分→深浦〜

 次に乗る列車は8時21分発のお座敷列車白神号である。お座敷列車に乗るのは初めてなので、楽しみと言えば楽しみなのだが、こんな列車に一人で乗り込むのは、ものすごく浮いてしまうような気がして、緊張する。

 やってきたのは58系気動車改造の「おばこ」。早速乗り込んで、指定された席を見てみると、4人テーブルに3人グループが座っている所の残りの席という、かなり居心地の悪い席だった(^^;;;。しかも、隣には「鉄道友の会」青森支部が半室を借り切って集会をやっており、津軽弁で鉄談義をしていたりして、更に居心地の悪い物となった。まぁしょうがないので車窓をひたすら眺める事にする。

 東能代から五能線に入り進行方向が逆になる。ただ、五能線の東能代→能代の一駅間は列車本数が多く、臨時列車を新たに入れることが出来ないので、ここだけ定期列車に併結する。 その併結作業に14分停車するので、改札を出て飲み物の補給をする。

 能代では解結作業と行き違い待ちのためまた17分停車する。なにやらバスケットボールの強い町らしく、ホームにバスケットボールのコートがあったりする。特に改札を出る用事もなかったので、ぼーっと車内で過ごしていた。

 五能線内は、観光地の駅しか止まらないのでかなり早い。同じテーブルの3人組は途中の十二湖で降りて行ったので、ちょっと気が楽になる。とりあえず海側へ移動。お座敷列車だから座椅子を動かせるので、人がいなければどこにでも動ける。この辺は絶壁の海岸が多い。

 なんとなく鉄道友の会のほうを眺めていると、やはり濃い鉄談義。車掌とも知りあいらしく……というか車掌も会員なのか?…時々車掌も巻き込んで鉄談義をしている。また、私の座っている側には写真鉄が集っているらしく、撮影スポットを通るたびに人がいないかどうか確かめていたが、そんなところで撮影する面子がほとんどこの列車に乗ってるんじゃ無いのか〜と突っ込みたくなった(笑。

 深浦に10時50分に到着。ここで12時14分まで停まるので、ちょっと観光っぽい事をしてみる。

〜@深浦〜

 とりあえず改札を出てみると小さな駅前広場があり、道路を挟んだ向こう側にはすぐに海が広がっていて、海辺は公園風になっている。そこから海を眺めてみると、防波堤にカモメが沢山おり、少し右のほうを見てみると防波堤の向こう側に海に突き出た岩山が見え、人がいるのが見えたので、それを目指して歩いて行ってみる事にした。

 3分くらい海辺の道に沿って歩いていくと、小さな船溜を越えた先に岩山に繋がっている道を発見。同じく白神号で来たらしい人が結構いる。ちらほらと地元の子供たちが遊んでいるのも混じっている。

 もともとは100mほどの岩場をたどっていかなければ岩山に辿り着けなかったようだが、今は岩場の上にコンクリートで細い歩道が作られており、普通に歩いてゆけるので、とりあえずのんびり岩山に向かって歩いていく。岩山に上ってみると結構高くて、海から深浦の町が眺められた。深浦の駅は町のはずれにあるらしく、駅の能代寄りに町が広がっているのが分かった。海のほうを眺めると遠くに水平線が見える。しかし、足元を見ると、波が岩場にぶつかって渦を巻いているのが見える。結構波は荒いらしい。

 10分くらい風景を眺めてから岩山を降りて、今度は岩山への道から海を眺めると、波間に岩が見え隠れしている。その波は足元の歩道から下30cmも無いところまでやってくる。波の中を見ると、小魚がたくさん泳いでいるのが見えた。

 しばらく波がやってくるのを眺めた後、そろそろ昼食の時間も近づいてきたので、駅前のコンビニ(というか何でも屋)で昼食を買って、列車に戻る。

〜お座敷列車白神号 Part.2 深浦→弘前〜

 12時14分に出発。列車は日本海に沿って走ってゆく。

 沿線には浜辺が多くなって、海水浴を楽しむ人たちの姿がちらほら見えるようになる。手を振ると振り帰してくれる。

 しかし、海岸沿いの旅は鰺ヶ沢あたりまで。そこから線路は弘前に向かって平野の中を進んでゆく。沿線にりんご畑が広がるようになり、13時39分、五所川原に到着。駅の横には津軽鉄道の車輌がたむろしていた。

 五所川原を過ぎてからもひたすらりんご畑が続く。14時03分川部に到着。ここで再び進行方向が逆になり、弘前に向かう。本来の切符のルートは弘前に向かわず青森に向かうのだが、次に乗る列車は弘前まで行ってからでも乗れるし、パッと見たところ川部の駅前に時間を潰せるような所が無かったので、弘前まで行く事にする。

〜奥羽本線 651M 弘前→青森〜

 弘前着14時15分。青春18きっぷで改札を出る。ちょっと時間つぶしに駅前から見えたイトーヨーカドーへ行ってみる。夕食を買おうかどうしようか迷ったが、ちょっと時間が早すぎるような気がして、結局買わずに戻ってくる。

 駅に戻るとすでに14時50分発の青森行き普通列車が到着していたので、早速乗り込む。この電車は45分発の特急かもしか3号を待ってから発車するのだが、かもしか3号が4分ほど遅れてきたためこっちの発車も3分ほど遅れた。

 一応がんばって遅れ回復をして、4駅目の浪岡で1分の遅れまで回復したのだが、単線区間のため、行き違い列車も遅れており、結局3分遅れに戻ってしまう。その後も回復できず、3分遅れのまま15時40分、青森に到着する。

〜津軽線 337D→344D 青森→三厩→津軽今別〜

 乗り継ぐ津軽線の列車は15時43分発なので、あんまり余裕が無い。しかも一番はなれたホームに停まってたりするのでちょっと走る。

 座席は一通り埋まっていたので立つ事にする。しかし、3駅ほど進んだ所でかなり人が減り、座る事が出来た。全開の窓から吹き込んでくる風が涼しい……と言うより寒い、とりあえず窓の開け幅を最小にしておくが、それでも結構寒いので結局閉めてしまった。北に来た事を実感する。

 津軽半島を北上して行き、蟹田を過ぎると海岸から離れて山に入ってゆき、大平を過ぎると峠を越えて、津軽二股に到着する。この駅は津軽海峡線の津軽今別駅と隣り合っており、さらに道の駅今別とも一緒になっている。あとでこの駅まで戻ってくるが、まずは乗り潰しのために三厩へ向かう。川に沿って下ってゆき、17時11分三厩到着。

 折り返しの列車は17時39分。ちょっと駅前に出てみたが、小さな食堂があるほかはたいした物は無く、駅前の広場にタクシーと村営のバスが止まっていた。何もする事がないので、列車に戻って発車を待つ。もうかなり日が暮れてきて、あたりは薄暗くなっている。

 列車は定刻に発車し、15分で津軽二股に到着。ここで下車する。

 駅舎っぽくホームと繋がっている建物が道の駅になっていて、中にはレストランと売店兼土産物売り場、町の紹介パネルなどがある。なぜか土産物売り場の片隅で釣り道具が売られている。レストランで夕食でもと思ったら、レストランの営業は17時までだとか…(^^;、弘前で買っておくべきだった。売店で菓子を買って腹をごまかす。

〜津軽海峡線 海峡11号 津軽今別→函館〜

 時間はまだあるので、津軽今別の駅の観察に行ってみる。駅に続く階段を上ると、複線電化の立派な線路の両脇に申し訳程度のホームが6両分あり、小さな待合室がある。上下線間のホームの行き来には踏み切りが使われている。しばらくすると踏み切りが鳴り始め、通過列車が来るらしい。やってきたのは5両の寝台列車。どうやら日本海4号らしい。

 津軽今別の駅に停まる列車は1日3往復。一体どれくらいの人が利用するのか分からないが、発車時刻が近づくと8人くらいの人が集っていた。

 機関車に引かれて海峡11号が到着し、2号車のドアだけが開いて乗り込む。座席車もそれほど混んでいなかったのだが、2号車がカーペットカーになっていて、少し眠かったのでそこで横になっていく事にする。

 津軽今別を発車するとまもなく青函トンネルに入る。横になっていると体が傾くのが分かる。

 少しだけ眠って、20時40分、函館に到着

〜函館駅→函館港〜

 とりあえず函館港に向かうべく、21時00分発の江差線列車で七重浜まで戻る。七重浜の駅前では祭をやっているらしく、屋台やら神輿やらが見えた。

 しかし祭りはあまり気にせず、フェリーターミナルを探して歩く。駅前通りをまっすぐ行くと国道に突き当たり、左に曲がって国道を進むとフェリーターミナルの看板が出てきた。意外と駅から近かった。

 フェリーターミナルに向かう道には続々と車が入ってきて、入口では予約車とキャンセル待ちで分けて並ばされていた。ターミナルには出航を待つ人が沢山いて、キャンセル待ちの列が長々と出来上がっており、夏の北海道に遊びに来た人の多さを物語っていた。

 まぁ私は車ではないので、乗船の制限は無し。しかし、ターミナルに到着した時はまだ1本前の22時00分の便が出航前だったので、乗船の申し込みが始まるまで1時間半くらい待つ事になる。その間暇なので近くのコンビニに行って買い物をしたり、髭を剃ったりして時間を潰す。

 23時半過ぎ、青森からのフェリーが到着。これが折り返し私が乗る青森行きとなる。

8月19日
〜東日本フェリー 4便 函館港→青森港〜

 フェリーが到着してから船首が開いて続々と車が出てくる。大型フェリーに満載されているだけあって、下船だけで20分くらいかかった。降りてくる車も多彩で、大型トラック、キャンピングカーはもとより、スーパーカブ(二人乗り)まで。

 車がすべて下船し終わったら、車無しの客だけ先に乗り込むので、一足先に乗船。出航の1時間前である。そのあとから車が乗り込み、続々と客室に人が入ってくる。夏休みだけあって、2等客室はいっぱいになって、ぎりぎり足を伸ばして眠れるかどうかと言う混雑ぶり。

 0時30分、定刻に出航。とりあえず何とか横になって寝る事にするが、禁煙ではないので目の前で煙草を吸われ、喉に響いて落ち着くことが出来ない。

 そのうち煙草組が移動したため、何とか少しだけ眠る事が出来た。

 一眠りして起きると青森湾の中を航行中。デッキに出ると遠くに青森の灯が見える。もう一眠りしようと思ったが、結局出来ないまま青森港に到着。

 青森港に到着したものの、車無しの客は最後まで待たされたため、到着後30分ほど経ってからやっと船を下りることができた。早朝の青森はかなり寒かった。

〜青森港→青森駅〜

 タクシー以外の交通機関が無いので、青森駅まで海岸沿いの道をたどって歩く。途中、電光掲示板に気温が「11℃」と表示されていたり。そりゃ半袖じゃ寒いですわ。

 途中で道を勘違いしてベイブリッジを渡ってしまったため(本来はベイブリッジの手前で曲がる)、青森駅まで大きく遠回りをする羽目になり、結局青森駅に着いたのは5時20分ごろであった。

〜東北本線 はつかり2号 青森→野辺地〜

 発車まであまり時間が無いので、自動券売機で自由席特急券を買って改札を通る。ホームに着くとすでにはつかり2号の自由席は埋まっており、立つ事になりそうだ。まぁ野辺地まで30分弱だから座るほどの物でもない。冷えた体を温めるために、ホームのそば屋で朝食を取り、列車に乗り込んだ。5時41分発車。

 6時09分着の野辺地までの間、デッキでぼんやり過ごす。

〜大湊線往復 721D→快速しもきた〜

 青春18きっぷで大湊線を往復する。青函連絡船であんまり眠れなかったので、大湊まではかなりの区間を眠って過ごす(^^;

 大湊駅前は割とこじんまりした駅前。JR直営のホテル「フォルクローロ大湊」があった。

 大湊駅の自動券売機で、野辺地→盛岡と盛岡→大曲の自由席特急券を買う。結構便利な券売機だ。

 野辺地に引き返す列車は8時02分発の快速列車。青森まで直通する列車で、野辺地駅ではつかり8号に連絡するだけあって、結構人が乗っている。

 右手に海、左手には田園風景が広がる中を進み、野辺地着8時55分。

〜東北本線 はつかり8号 野辺地→盛岡〜

 野辺地駅で大湊線から降りてきた客が、一斉に東北本線のホームに移動する。自由席の列は10人くらいずつ並んでいる。9時11分発のはつかり8号は、2号と同じく結構混んでいたため、座れるかどうか微妙だったが、何とか座る事が出来た。

 はつかり8号は、山とも丘陵とも言えるような微妙な風景の中を、特急らしくかなりのスピードを出して進んでゆく。停車駅ごとに乗降に手間取り微妙に遅れが出るせいで、いつもより余計に飛ばしている気もする。普通列車だと2時間半以上かかる距離を、1時間半余りで繋いでしまうのだから特急のスピードは偉大だ。

 東北新幹線の延伸工事が結構進んでおり、一通りの路盤が完成しているようで、何度か交差する。すでに架線柱が立ち、真新しい送電線が張られている区間もあった。

 10時54分、人が通路いっぱいになって定刻に盛岡に到着、1号車の先頭のほうに座っていたために、降りるのに時間がかかってしまう。別に急いでいないからいいけど。

〜田沢湖線 こまち7号 盛岡→大曲〜

 11時34分発のこまち7号は、一応新幹線を名乗ってはいるものの、あくまでも「整備新幹線」なので、はつかり8号の特急券に乗り継ぎ割引が適用されなかったのがちょっと悲しい。

 軽く昼食を取って新幹線ホームに上がり、列車の到着を待つ。11時31分に列車が入ってきて、やまびこ7号から切り離し、定刻に発車した。

 雫石は覚えているのだが、乗り心地がいいのでその後寝てしまう。気が付けばもうすぐ大曲に到着する頃だった。12時32分、大曲に到着。

〜奥羽本線 9438M 大曲→横手〜

 新幹線を降りると、「横手・新庄方面の方はお急ぎくださ〜い」と駅員が叫んでいるので何事かと思ったら、時刻表に載っていない臨時快速列車が運転されているらしい。当初の予定では大曲の待ち時間が20分と中途半端だったので、早速その列車に乗る事にする。12時35分大曲を発車。701系の2両編成なのだが、臨時と言う事もあり数えるほどしか人が乗っていない。

 久しぶりの検札を受ける。そういえば朝のはつかり2号以来、はつかり8号、こまち7号ともに検札がこなかったことに気づく。こまちは寝ていたから気が付かなかっただけかもしれないが。

 12時51分、横手に到着。横手駅には学生が沢山居たので、夏休みの間だけの臨時列車かなぁ?とも思ったのだが、この20分後には当初乗る予定だった快速列車が来るので、臨時を設定するほどの物では無い気がするし、結局何のための臨時列車かよく分からなかった。ただの回送列車かなぁ。

〜横手のJUSCO〜

 臨時列車で20分早く北上に着いた所で、1本前の北上線列車に乗れるわけでもなく、単純に大曲と横手に分かれていた待ち時間が横手に集約されただけであった。少しゆっくり出来るからいいけど。

 駅前に出て昼食を摂れて時間を潰せそうな所を探してみる。正面の駅前通りにJUSCOが見えたので行ってみると、8月20日(翌日)で閉店するらしく、売り尽くしセールをやっていて、店の棚は8割方売り切れていた。残っている品物も3割引とかで売られていて、かなり安くなっている。扇風機が1980円とか、かなり惹かれるものもあったけど、さすがに持って帰るのが大変なので買わず。雑貨は覗くだけにして、昼食と夕食を探して生鮮食料品売り場に行ってみると、さすがにここは普通の値段。弁当とコロッケを買って帰る。

 北上駅の待合室で弁当を食べた後、仙台→東京と北上→古川の自由席特急券を買いに行く。自動券売機があったが、北上はともかく仙台からの自由席はさすがに買えなかったので、みどリの窓口へ行くが、4人前の客が手間取っていて全然進まず。結局並ぶのがめんどくさくなって、自動券売機で北上→古川の特急券だけ買う。横手だと東京方面に出る選択肢が「大曲・秋田新幹線経由」・「北上線・東北新幹線経由」・「新庄・山形新幹線経由」と3つあって、どの経路も自動券売機で出せるのでちょっと感心。

〜北上線 734D 横手→北上〜

 14時前に北上線列車の改札が始まったので、早速乗り込む。14時02分、定刻に発車。

 列車は横手川に沿って山を上ってゆく。川が蛇行して、線路は何度も川を渡る。雨でも降っていたのか、川の水が濁っている。

 だんだん眠くなって来て、峠を越える頃にはすっかり眠ってしまった。錦秋湖とか、これからが見どころだったのに……。

 気が付けばもう北上駅に入るところであった。う〜む…もう一度乗りたいなぁ。

〜東北新幹線 やまびこ50号 北上→古川〜

 お盆休みの最終日のいい時間の上り列車ということもあり、かなり混雑していたのでデッキに立つ事になったのだが、デッキに輪行袋を置いて、自分は席にしっかり座ってる輩(ヴァカ)が2人もいて、ただでさえ狭いデッキが更に狭くなっていたりする挙句に、その自転車に人が当たって倒れてきたりしたので最低。まぁどうせ自分の自転車じゃないし、足で適当にあしらっておく。

 16時21分、古川に到着。

〜陸羽東線 1738D 古川→小牛田〜

 古川発16時37分。来た列車は3両編成。ちょっと過剰気味。15分で小牛田に到着。

〜石巻線 2947D→1647D 小牛田→前谷地→女川〜

 小牛田で乗り継いだ石巻線列車は17時07分、定刻に発車。夕暮れの迫ってきた田園の中をまったりと進んで、17時26分、前谷地に到着。この列車はここから気仙沼線へ行くので、乗り換える。

 乗り換えた列車は4両編成。1両に3人から5人くらいしか乗ってないのでかなり過剰気味。

 17時33分に発車。相変わらずまったりと田園風景の中を進んでゆき、30分ほどで少しにぎやかになってきたかと思えば、まもなく石巻に到着する。

 石巻から車内の様子が一変し、座席がほぼ埋まるくらいに人が乗ってきた。

 なにやら浴衣姿がちらほら見受けられ、何かの祭かと思って会話に耳をそばだてていると、どうやら女川で花火大会があるらしい。立ち客が少し出るくらいの混雑で石巻を発車。

 次の陸前稲井に着くと、ホームには人がいっぱい。その次も、そのまた次も……。全部の駅が同じ状況で、通路はラッシュの山手線並の混雑になってきた。それほどの混雑をデッキ付き&2扉のディーゼルカーで裁いていくので、1駅ごとに遅れが出るようになって、結局5分遅れで女川に到着。

 女川に着いてからがまた大変で、それだけの人数を2ドアで吐き出していくので、人が降りるだけで3分ほどかかってしまう。

〜石巻線 646D 女川→石巻〜

 それでもなんとか折り返しの列車は18時43分、定刻に発車。すっかり日が暮れた。

 脇の道路を見ると、こっちも花火客で渋滞。会場がどこかは知らないけど、多分車の中から見る事になるんだろうなぁ…(^^;;

 列車は何事も無く、19時10分、石巻到着。

〜仙石線 1922S 石巻→あおば通〜

 石巻駅のみどリの窓口で仙台→東京の自由席特急券を発券してもらい、仙石線の電車に乗り込む。1両に3人くらいしか乗っていない。一番後ろの車輌の真中の席に座ったら、なぜか向かい側の座席に黄色い風船があったりする。

 19時23分に発車。日が暮れてしまったので、車窓は大して期待できず、暇なのでお勉強。

 ふと見ると、向かいの座席に座ったガングロ姉ちゃんたちが風船をいじくって遊んでいた。姉ちゃんたちはいつの間にか降りていったが、風船はそのまま置き去りにされて、結局あおば通まで乗っていた。

〜東北新幹線 やまびこ56号 仙台→東京〜

 あおば通駅から仙台駅まで歩き、新幹線ホームへ。

 東京行きの最終新幹線で、東京着が23時32分と遅いので、あまり利用する人はいないらしく一通りの座席が埋まるくらいの混雑。とりあえず窓側の座席に座る事が出来た。

 あとは帰るだけなので、仙台を発車してからしばらくして寝てしまう。気が付いたら大宮を過ぎていた。周りを見ると席がかなり空いており、やはり東京まで乗る人はほとんどいなかったようだ。

 東京から東海道線で川崎に行き、南武線で武蔵小杉へ。帰省は終了する。