雑感 15

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 真木(まき)

写真は、今年のおれの年賀状。ちっとも年賀状になっていないが、官製の年賀はがきなので、やはり年賀状なのだ。まあそんなことはどうでもいいが、数人からこう言われた。ねえ、この冬、その真木に一緒に行こう!
冗談なのか本気なのか、相手の顔を見てもわかりかねた。わかってんのかなあ。かんじきをはかなきゃ行けないことを。行って帰ってくるだけでも、まる1日かかるんだぞ。

おれは、昔から不健康なことが大好き。「健康」というものにはまったく興味がない。で、根っからの運動不足。体形は一見中肉中背だが、実のところ筋肉がなくて脂肪だらけ。そんなおれが、雪道を2時間も3時間も歩けるわけがない。それに、大の寒がりときたもんだ。途中で遭難しそう。

さて年賀状だが、おれは世間が狭いせいもあって、40枚ほどしか出さない。社会人としては、かなり少ないのかな。それから、歳暮とか中元というものは贈ることもないし、もちろんもらうこともない。でも、もらうとうれしいんだよね。


3月の晴れた日、ひょっとしたら、魔が差して真木に行くかもしれない。息切れして、途中で引き返すかもしれないけど。

2006.2



 写真集

「写真集 信濃路の茅葺き民家」(仮題)」を出す。発刊予定日は、来月の上旬。編集はほとんど終わっていて、今は用紙とインク選びの段階。形になってくると、なんとなくうれしいものだ。

昨年の秋、しなのき書房の林さんから写真集の話があった。
林さん曰く。「信州の民家」を写真集にしましょう。売れる見込みは、見当もつかないけど‥。原稿料は払えないが、ひょっとして再販というあかつきには、印税を支払いますよ。あはは。
林さんは人柄もいいし、おれなんかと違って信頼感もある。よろしくお願いしますと、おれは頭を下げた。

写真(約250カット以上)を選び、そのネガを2日かけてスキャン。大変なのは、それからの画像処理。まずトリミングしてから、ネガの傷やほこりなどを修正。つぎに、レベル補正、明るさ・コントラスト、トーンカーブなどをいじくって印刷原稿に仕上げるのだが、これにも2日かかってしまった。といっても、本当は4日はかかる仕事量なのだ。今回は、もうめちゃくちゃの急ぎ仕事。そんなもんで、中にはひどい写真もちらほら。ああ、もう少していねいにやればよかった。

少し前なら、プリントを印刷原稿として納品しただろう。でも、暗室にこもって200カットとか300カットをプリントするのは、気の遠くなるような作業だ。それに比べたら、PCでの仕事は楽なものだ。

さて、写真集はちょっと厚い感じで、価格は税込みで3000円弱とのこと。
今どき、いったいどのくらいの部数が売れるんだろうか?少し責任を感じてしまう。

2006.2



 真冬の珍事

まずは、写真を見てもらいたい。玄関先に置いてある自転車の後輪のアップである。しがみついているのは、なんとコウモリ。すごいでしょ。それにしても、なにが、どうなってんだろう?

見つけたのは、早朝のこと。気温は、もちろん氷点下。コウモリといえば、この時期冬眠しているはずなのだが‥。コウモリに触れてみたが、ぴくりともしない。とにかくコウモリを安全な場所に移動させよう。そっと体をつかんでタイヤから離そうとしたが、毛が凍りついていて苦労してしまった。手の平の上にのせたが、はやり動く気配がない。生きているんだろうか。結局、コウモリは庭木の巣箱の中に入れておくことにした。

おれはこう推理した。わが家の玄関の屋根は、ちょっと入り組んでいる。そこで冬眠していたコウモリが、降り積もった雪に押されて下に落ちてしまった。その落ちたところが、自転車の近く。コウモリは、本能的に上によじ登ったが、あまりの寒さのために体が動かなくなってしまった。どうだろうか。氷点下の寒さでは、飛んでくるのは不可能じゃないかな。

春になったら、巣箱を覗いてみよう。からっぽならいいんだが。

2006.1



 GoLive CS2

今まで、web作成にはAdobe社のPageMillというフリーソフトを使っていた。でも、このソフトはかなり古くて、OSXに対応していないんだよね。仕方なく0S9のiBookでこのHPを更新していた。なんとかしなくては。ずっとそう思っていたが、昨年の秋にようやく同じAdobe社のGoLive CS2を購入した。

でも、ソフトを箱を開封したのは、やっと先月のこと。CDを差し込み、ほいほいとインストール。今までのファイルを読み込んで、これでとりあえずは一安心。
のはずだったが、それからがめんどうだった。読み込んだページをプレビューすると、あちこちで表示が変なのだ。手直しを始めたが、初めてのソフトなので、なにをどうしていいのかよくわからない。PageMillに比べると、GoLive CS2は格段に複雑で高等なソフトなのだ。わかからないまま、感覚的にというよりでたらめに操作した。解説本を買えば簡単なのにね。格闘すること、一週間。ようやく形になった。
ところが、アップロードで困った。GoLive CS2にはFTPサーバーに送信する機能があるらしいのだが、またまたやり方がわからない。仕方ないんで、Fetchをダウンロード。Fetchは馴染みのソフトなので、すいすいとアップできた。ああ、疲れた。

さて、心を入れ替えて、更新をしなくては。

※先日、本屋でGoLive CS2の解説本をちょっと立ち読み。難しくて、頭がクラクラしてきた。解説本が理解できないとしたら、いったいどうすればいいんだろう。

2006.1



 ALWAYS 三丁目の夕日

11月5日の初日、閑散とした映画館で「ALWAYS 三丁目の夕日」を観た。
昭和33年の東京が舞台。建設中の東京タワーをバックに、土の道路をミゼットが走り、駄菓子屋に子供たちが集まり、放し飼いの犬がうろうろし、上野駅にはC62が‥。なにからなにまで、なつかしいものばかり。
冒頭、一平たちがゴム動力の飛行機を持って走って行くのだが、昭和28年生まれのおれは、そこでもう胸がいっぱいになってしまった。とにかく100点満点のすばらしい映画だった。

堤真一も薬師丸ひろ子も吉岡秀隆も堀北真希もよかったし、子役のふたりもよかった。三浦友和も今回だけはよかった。あの土産の焼き鳥のエピソードなんか、ジーンとしたよね。小雪はあばずれという感じではないが、いい雰囲気を出していた。ちょい役の大田きんも、なかなかだった。ああ、ほめてばかりだなあ。

この映画の公式HPを覗いて、とても驚いた。なにがって、この映画を観た人たちが投稿する「メッセージボード」である。どの人もどの人も、泣きまくっているではないか。映画を観ながら泣き、家に帰ってからも思い出しては泣き、テーマ曲を聴いては泣き、他の人の書き込みを見ては泣くのである。すごいねえ。おれは、こんな泣かせる映画をほかに知らない。
それに、我が家に初めてテレビがやって来て感激した世代だけかと思ったら、けっこう若い人もこの映画を見て涙しているんだね。いやなニュースばかりのせち辛い世の中だけど、まだまだ捨てたもんじゃないぞ。この映画には、なにか普遍的な優しさみたいなものがあるのかな。
上映前、三浦友和が「15年に1度の名作だ」と挨拶したらしいが、まんざら誇張でもないかも。こういう名作を映画館で観れたことは、とにかく幸せだと思う。

この映画を2度3度4度と観る人がとても多いという。まるで中毒だ。そういう人はいずれDVDを買うのだろうが、やはり映画館でみんなと観たいのだろう。わかるような気がする。
エンドロールが終わって場内が明るくなっても、しばらくはだれひとり席を立たないとか。そのことに感動している人も多いようだ。ほんとうにすごいねえ。伝説的な映画になるに違いない。続編もつくるのだろうが、この映画があまりにも素晴らしすぎた。「これ以上もしくは同等の作品は絶対つくり得ないから、続編はいらない」という意見も少なくない。
その後の三丁目にぜひ行ってみたいが、おれも「ALWAYS 三丁目の夕日」はこの1作だけで十分だと思う。

2005.11



 「ある日どこかで」(Somewhere in Time)

1972年、ある大学。
脚本家志望のリチャード・コリアー(クリストファー・リーブ)の処女作上演を祝うパーティが開かれていた。会場は若者ばかり。にぎやかな会場の隅でじっと彼を見ている上品な老女。その老女はゆっくり彼に近づき、come back to meという言葉とともに懐中時計をそっと手渡す。老女は黙ってパーティ会場の外へ。そして、ひとりグランドホテルの静かな自室に戻る‥。

このミステリアスなシーンで始まる「ある日どこかで」(Somewhere in Time)も、秋に見る映画だ。切ないラブストリーで、女性向きかも。ピアノの旋律は美しく、いつまでも心に残る。この作品が好きで、わざわざミシガン州のグランドホテルまで行くファンが少なくないとか。好き嫌いがはっきり出そうな作品なのだが、隠れた名作に違いない。
日本でのロードショー公開はわずか2週間で打ち切られた。それは、公開前からさんざ酷評され、駄作のレッテルを貼られたからだ。それに、ターゲットにした女性も、SFということで毛嫌いしたためらしい。でも、不思議。時間が経つにつれ、評価が高まった。今や、名作だという声を聞いても、悪く言う人は少ない。こういう作品は、とても珍しいんじゃないかな。

1950年代の娯楽の王様は映画だったが、60年代に入るとテレビが急激に普及した。が、その頃の日本は、まだまだテレビの黎明期。番組の制作が追いつかなかったんだね。そこで、アメリカから大量のフィルムを輸入した。もちろん、ホームドラマも。その中に「スーパーマン」があった。毎回タイトルの前に、空飛ぶスーパーマンを指差し、「鳥だ」「飛行機だ」「いや、スーパーマンだ」と叫ぶシーンがあったっけ。毎週この「スーパーマン」を楽しみにしていたものだ。なんたって、空を自由に飛べて、悪者をやっつけてしまうんだもんなあ。あこがれるわけだ。
そんなある日、スーパーマン役の俳優がピストル自殺したというニュースを知った。ヒーローなのに、どうして自殺なんかしたんだろう?不思議に思ったことを覚えている。
2004年、難病に冒されていたクリストファー・リーブが52歳の若さで世を去った。どういうんだろうねえ。スーパーマン役は、呪われているんだろうか。

「ある日どこかで」を見て疑問に思うのは、例の懐中時計だ。あれって、もともとどこにあって、だれのものだったんだろうか。不思議。でもまあ、どうでもいいことか。タイムトラベルものにはパラドックスがつきものだからね。
タイムトラベルの方法も、「オイオイ」という感じで笑ってしまう。でも、笑ってはいけない。なんてったって、愛は奇跡を起こすもんね。ハリボテの機械を用意するよりずっと気が利いているのかな。

2005.9



 Those were the days (悲しき天使)

昔、一軒の酒場があった
そこで私たちはよく飲んだわ 何時間も笑いながらね
私たちが手に入れるはずのすばらしい夢に想いをはせて

ありし日々 
終わりのない日々だと思っていた  
そう、私たちは若く、未来があったから

あれからめまぐるしく日々が過ぎて行き
私たちは自分の進むべき道を見失ってしまった
もし、またあの酒場であなたに会えたら
お互いに微笑んで、あの日々のことを語るのかしら

ありし日々 
終わりのない日々だと思っていた  
そう、私たちは若く、未来があったから

今、私はその酒場の前に立っている
なにもかもが変わってしまっている
ガラスに映る見慣れない姿 この淋しげな女は本当に私なのかしら

酒場のドアから聞き覚えのある笑い声が聞こえてくる
あなたの姿を見つけた
あなたは、私の名を呼んでくれた
ああ、私たちは年は取っても、賢くはならなかったわね
だって、私たちの心は、あの頃の同じだもの



どういうわけだろう。毎年秋になると、決まってこの「Those were the days」を思い出す。この曲を初めて聴いたのは1969年のことかな。ずいぶん昔のことになってしまった。歌っているのは、メリー・ホプキン。けっこうヒットしたから、覚えている人もいるかもしれない。
訳が違っているかもしれないけど、でもだいたいはそんな意味だと思う。ちょっと切ない歌詞が、心にしみるよね。やはり、秋に聴く曲だ。

※それにしても、邦題の「悲しき天使」って、なんだろう?

2005.9



 スターウォーズ

1977年のことかな。78年のことだったかな。ある噂を聞いた。「スターウォーズ」なる映画があって、それが全米で大ヒット。最新の映像技術を駆使した宇宙戦争物で、めちゃくちゃおもしろいという。
SF映画が大好きなおれは、ヨダレを流しながら日本公開を待った。待ち遠しくて待ち遠しくて、「スターウォーズ」の本まで買ってしまった。追い打ちをかけたのが、ミーコ(meco)のアレンジした「スターウォーズのテーマ」である。このmecoの曲には銃撃戦の効果音なんかが入ってたりして、とにもかくにもそそられた。その頃、おれは新宿のディスコで働いていたが、この曲は毎晩毎晩何度もかかったものだ。なもんで、スターウォーズのテーマはサウンドトラックよりも、なんてたってmecoなんだよね。というのは、おれだけかな。

映画「スターウォーズ」は、どこで見たんだろうか。新宿コマの隣の新宿プラザ劇場かな。それとも、ミラノ座かな。さて、当日のこと。ワクワクドキドキしながら、映画館に突入。館内が暗くなり、映画が始まった。例のA long time ago in a galaxy far,far away‥という前説の直後にレイア姫が乗る白い巨大な宇宙船が突如出現するんだけど、おれはというと、口を大きく開けたままオオッと身をのけぞらせた。なんてったって、超ど級の大迫力。その精密な描写には、とにかくぶったまげた。そして、しびれにしびれた。このシーンは、SF映画史に残る名場面だよなあ。
それまで、本格的なSF映画を見たことがなかった。というより、存在しなかった。映画に限らず、昔はSF自体が最下層のアンタッチャブルな分野だった。筒井康隆は、「士農工商犬SF」と自虐的に評したほど。そうなんだね。やっとSFが表舞台に出たという感じ。ストーリーはスペースエペラ的なものだが、特撮は斬新で本格的で画期的だった。「ウルトラマン」とは大違い。宇宙船だって吊り糸が見えないし、怪獣の背中にはファスナーがなかったもんね。

長い作品だったが、あまりの面白さにあっという間に終わってしまった。おれは、隣の女にこう言ったね。もう1回見ようぜ。そしたら、女がこう言いやがった。わたし、先に帰る。女はこれだもんなあ。いやんなっちゃうよね。「スターウォーズ」のどこが面白くないんだろう。信じらんねえ。だから、女と来たくなかったんだ。そういう会話を覚えているのだが、女の顔は覚えていない。記憶って、不思議。


この夏、息子と「スターウォーズ」を見る約束をしていたのだが、なかなか忙しくて行けなかった。で、息子は仕方なく、ヒマな妹と映画館に行った。妹にしてみれば、スターウォーズ」などは興味の対象外。ストーリーもチンプンカンプンで、おもしろくなかったようだ。息子は息子で、退屈している横の妹が邪魔だったようだ。そして、映画館を出ても「スターウォーズ」の話ができず、息子はいろいろ不満だったらしい。
息子よ、そうなんだ。「スターウォーズ」は、女と一緒に見てはいかんのだ。そんなことは昔から決まっていることで、妹を責めるお前が悪いんだ。

2005.9



 Adobe PageMill

先日のこと。3カ月ぶりにニコンD100で撮ろうとしたら、使い方をすっかり忘れていた。えっ!えっ!目をつぶっても使えると思っていただけに、かなりショックだった。ひょっとして、例の認知症では!自分がとても情けなかった。

このHPは、Adobe PageMillで作っている。マックのおまけソフトである。初心者用のらくちんソフトで重宝していたのだが、ここにきて困っている。というのは、PageMillがOSXに対応していないからだ。そのうちバージョンアップするだろうと楽観していたが、今もってAdobe社はPageMillをほったらかしのまま。どうなってんだろう。なもんで、このHPの更新はもっぱらOS9.2.2のiBookでやっている。いろいろ事情があって、iBookは古いOSのままなのだ。OSXにして、クラシック環境で使う手もあるのだが、とにかく面倒なんだよね。この歳になると‥。
重い腰を上げ、やはり新しい別のソフトに乗り換えるべきかな。このiBookだって、いつまで使えるのやら。

先月、6年前に買ったiMac DVがおかしくなった。いろいろ回復を試みたが、今回はお手上げ。いずれ修理に出すつもりだが、費用はいくらかかるだろう?修理費用の上限は2万円かな。なんたって、5万円でMac Miniが買えるんだもんね。6年前のiMacの修理に3万も4万も出すのは、どう考えてももったいない。ところで、iMac DVって、いくらだったかな。18万円だったような‥。それより前のPerformaって、いくらだったかな。もうすっかり忘れてしまった。


今月4日、アップルがiTunes Music Storeを日本でオープンした。ようやくだよね。おれもこの日を楽しみにしていたのだが‥。
さっそくオンラインミュージクストアに突入。ところがいざ検索すると、「該当する検索結果はありません」という冷たい返事ばかり。う〜ん!100万曲の楽曲数というのが、アップルのうたい文句なんだけどなあ。ほしい曲が手に入らず、がっかり。これは、業界大手のソニーなどが不参加のためだ。こら!ソニー!了見が狭えぞ!と腹が立ったが、こういうのをお門違いと呼ぶんだろうなあ。結局、購入したのは24曲だけ。でも、はまりそう。

※写真は、北側のデスク。棚にはウィスキーのボトルまで並んでいる。とにかくごちゃごちゃ。

2005.8



 郵政民営化でちょっと思うこと

官公庁の建築工事が完成すると、記録保存という意味で必ず「竣工写真」というものを撮る。おれのような撮影業者が建物の内外を撮影するのだが、その撮影業者はどうやって決めるのか。一般的には、設計事務所が撮影者を指名する。それがない場合は、建設会社が撮影者を決める。この辺の関係は、民間工事でも同じである。
写真はキャビネから六つ切にプリントし、それをアルバム(普通は3部〜4部)にまとめる。建設会社の代人(工事担当者)が、役所と設計事務所とその施設そのアルバムをに提出するのである。アルバムの体裁はいろいろだが、黒表紙金文字はく押しということも少なくない。まあ細かな取り決めがあってめんどうだが、さほどむずかしい仕事ではない。

数年前、Y町郵便局の改修工事の竣工写真を担当した。工事は、ペンキの塗り替えとか照明や空調設備を新しくするとか、とにかくごくごく簡単なもの。打ち合わせのとき、まず設計図面が異常に厚いのに驚いた。こんな工事の設計にどうしてここまで‥。郵政の設計者は、よっぽどヒマに違いない。さらに、その図面の特記事項の完成写真の項目を見て、目が点になった。使用カメラは4×5だという。ホントかよ。こんなシミッタレタ竣工写真にどうして?なおかつ、35mmスライドとjpgデータでも提出しろという。郵政関係というのは、いろいろな官庁の中でも独特だ。竣工写真ばかりでなく、ほかの提出書類も煩雑を極めている。建設会社のその代人は、今までに県立市立などいろいろな公共工事を担当している。その彼が呆れ果てるのだから、よほど無駄が多くて不合理だったのだろう。
改修前と改修後に同じアングルで撮影するのだが、カット数は合計40。もちろん4×5で撮ってもいいのだが、経費がかさんで建設会社の負担が増えてしまう。だれがどう考えてもバカバカしい。結局指定を無視し、4×5を使わず6×7で撮影した。(6×7じゃなく、35mmでもいいと思うのだが‥)35mmスライドは、プリントを複写して間に合わせた。
しかし、プリントをアルバムにまとめるときに問題が起きた。信越郵政局から見本として借りてきたアルバムがどうしても見つからないのだ。あちこちの文具店に行き、「これと同じものを」と尋ねるのだが、店の人は見たことがないという。なんのことはない。そのアルバムは市販されていないのだ。郵政の担当者に聞くと、東京のなんとかいう団体を紹介された。郵政関係のいろいろなものを作製して販売している団体である。そこに注文して提出アルバムを購入したのだが、その値段の高いこと高いこと。もう腹が立った。さて、そのアルバムの添付書類の複雑さとくだらなさは、もう呆れるばかり。ますます腹が立った。郵政局の担当者にわからないことを聞くのだが、不親切で不親切で、またまた腹が立った。
郵政関係の竣工写真の撮影業者というのは、公ではないが、昔からAとB決まっているのである。当初、建設会社の代人が信越郵政局の担当者から紹介された撮影業者Aに見積りを取ったという。その撮影代があまりに高かったので、撮影をおれに頼んだとのこと。工事金額に見合わないからだ。郵政局の担当者には、かなりイヤな顔をされたらしい。
完成したアルバムを郵政局に提出したが、「写真はこれでけっこうですが、こことここの書き方が違います」と突っ返された。再度の提出は、女房に頼んだ。おれは下の駐車場の車の中で待っていたいたのだが、女房はなかなか戻って来なかった。10分後、建物から出てきた女房を見て、がっかり。アルバムを抱えていたからだ。聞けば、今度は別なところの不備を指摘されたという。だったらいっしょに言ってくれよ!
翌日もまた、同じように女房に行かせた。すると今度は、すぐ手ぶらで戻ってきた。
おれ「どうだった?」
女房「○○さんがいなかったけど、置いてきた」
おれ「ラッキー!」

郵政というのはしょうもないところだなあ。民間なら、絶対考えられない世界だ。税金もずいぶん無駄に使われてんだろうなあ。
竣工写真くらいのことで判断てはいけないが、そのときはそう思った。


郵政民営化が話題になっている。
なにが問題になって、なにが争点になっているんだろうか。新聞をあまり読まないおれは、ちっともわからない。でも、ひとつだけ気になるのが、例の特定郵便局。あれって、特定郵便局長の自宅の中や敷地の中にあるんだよね。そして、その局長職は家業(世襲)なんだよね。国家公務員なのに、なんか変だなあ。特定郵便局の団体が既得権保持に必死になっているところを見ると、特定郵便局って、かなりおいしいのでは。ついそう思ってしまう。
今調べたら、特定郵便局長の平均年収は920万円。ほかに渡切費(わたしきりひ)なるものがあって、建前として水道光熱費や文具代に充てるのだという。 その渡切費は、特定郵便局長一人当たり年間480万円で、局長の裁量で自由に使えるらしい。さらに、郵便局の施設を国に貸している形なので、その不動産賃料が入るのだという。やっぱ、おいしいなあ。特定郵便局が、簡易郵便局と比べて異常にコストが高いのも頷ける。

さて、郵政民営化はどうなるんだろうか。

2005.7



 最近の話、でもないか

●しばらくの間、野菜作りは休むつもり。
家の南側の土地(約100坪)は5区画の菜園になっていて、近所の人が野菜を作っている。我が家も5年ほど借りていたのだが、今年は更新の手続きをとらなかった。特別大きな理由はないが、ちょっとばかり飽きてしまったからだ。
おれって、すぐ飽きちゃうんだよね。振り返ると、いつでもそう。なんでもそう。長続きしないんだよねえ。
このHPも、3カ月近くもほったらかしの更新なし。やはり、少し飽きてきたのかな。

●ニコンD2Xを使い始めて2カ月。
「やっぱ、いいわ」と言いたいところだが、ホワイトバランスがむずかしい。オートの場合、屋外ではなんとなくイエローがかぶるし、室内ではいつもバラバラ。どうなってんだろう。モニターを見ながら補正ダイアルをあれこれ調整するんだけど、どうもうまくいかない。やはりプリセットデータを取得する方法しかないんだろうか。ああ、めんどうだ。
要求されるクオリティにもよるが、JPEG FINEでの撮影が多い。RAWはあまり使わない。RAWって、いろいろめんどうなんだよね。やたらめったら重いし‥。
時間がないときは、露出を1/2段ステップで補正することも。カメラの液晶モニタは大きくて見やすいが、露出の微妙なところは所詮わからない。データが重い分、カット数を減らすために露出補正は1/2段ステップなのだ。デジタル撮影の露出はかなりシビアなのに、ずいぶん乱暴で笑われちゃうね。


●昨夜、ヨタカの声が聞いた。
小鳥のさえずりのようなきれいな声とはまったく違うけど、昔からヨタカの鳴き声が好きだ。キョッキョッキョッキョッという金属音のような声は、どことなく寂しげ。つい耳を傾けてしまう。
ツバメは飛んでいる虫を猛スピードで捕食する。その視力と飛行技術は驚くばかり。それに、ツバメの飛んでいるシルエットはとても美しい。
ヨタカも飛んでいる昆虫を捕食するのだが、暗闇の中でどういう作戦をとっているんだろうか。いくら大きな口とはいえ、クジラじゃあるまいし、昆虫が口の中に効率良く飛び込んでくるとは思えない。実に不思議。想像するに、コウモリのように超音波を出して飛んでいる昆虫をキャッチしているのはないだろうか。あのキョッキョッキョッという規則的な鳴き声が、超音波を含んだパルス信号に思えてならない。実際のところ、どうなんだろう。


●徹夜のマージャンなんて、何年ぶりかな。
帰宅したのは、朝の7時。まずはシャワーを浴び、1時間ほど睡眠。朝食もそこそこに、大急ぎで松本へ。ウ〜ン、眠い。時計を見れば、30分余裕があるではないか。ケータイのアラームをセットし、梓川パーキングでちょっと仮眠。でも30分の予定が、15分ほどで目を覚ましてしまった。鏡を見ると、目が少し充血。ヤバ〜!
それでも、仕事は無事に終了。仕事中はちっとも眠くなかったが、終わった途端どっと疲れが。遅い昼食の後、パーキングで1時間ほど爆睡。ああ、疲れた。やはり、徹夜なんて無理だよなあ。反省すること、しきり。

2005.7



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