人気の「濁り湯」。温泉成分によって不透明になっている温泉のこと。色も緑白色や茶褐色、乳白色などさまざま。濁っていると効能も高そうな印象があるのか、濁り湯好きな人も多い。 ただ濁り湯の風呂に入ると、湯口から流れ出る源泉が無色透明で不思議に思った人は多いはず。というのも、濁り湯は地中では無色透明なものがほとんど。なぜ濁るかというと、源泉が湧出して空気に触れることで、湯の中に含まれる成分が気圧の変化や温泉成分の酸化などによって変化が生じ色がつく。にごり湯の色は温泉成分によって様々。乳白色のものは、硫黄成分が酸化してできる湯の花によって着色する。また新潟でも多い含鉄泉は湯口では透明でも湯船の湯は赤茶色に着色する。
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