鮎正宗酒造(株) Masamune Shuzo Co.,Ltd. 妙高市
新潟県妙高市(旧新井)の市街地から国道292号で長野県境に向かい6キロ。深い緑に包まれた山あいの里・猿橋の地に当酒蔵がある。新潟県でも有数な豪雪の地。 創業は、明治8年(1875)。初代飯吉彦左衛門が枯渇することを知らない良質の湧き水で酒を醸したことが始まりとされる。 この湧き水は、今も蔵の下からこんこんと音を立て湧き出ており、毎時6トンの水量を誇る。蔵元に寄り添う山の地下深くより自然に湧き上がる伏流水で、ミネラル成分の少ない軟水だ。「すべての源が水です。水が悪ければいい米はもちろん、いい酒も造れない」と自社浄水施設を設けた。酒造りで出た廃水をを最近までも濾過し、基準値以上にきれいにしたうえで排出できるようにした。川の上流にある蔵から、米ぬかなどの有機成分を多く含んだ洗米廃水を流せば、下流の水質に悪影響を及ぼす可能性がある。下流の田んぼでは、蔵で使い酒米も栽培されている。地域の環境を守ることは、酒造りの品質維持でもある。蔵では、洗米から仕込みまで、酒造りに必要な水をこの湧水でまかなっている。 鮎正宗という酒名は、昭和の初めに当酒蔵に程近く保養地として有名な妙高高原町の赤倉に滞在された京都伏見の若宮博義殿下から、この地で鮎釣りをした際に命名したという。 ☯2015年9月1日、発泡清酒「Sweetfish」(スイートフィッシュ)を新発売した。6%の低アルコールとさわやかなきめ細かな泡が特徴。日本酒になじみの薄い女性や若者に気軽に味わってもらおうと開発した新コンセプトの商品だ。発泡清酒は上越市、妙高市の酒蔵では初めてとなる。 ☯2016年7月7日、妙高市産の米と麹だけを原料に使った3種類の甘酒を新発売した。「白米」「玄米」「古代米入り」の3種類がある。糖類、保存料は一切使用せず、アルコール分がゼロなので子供も安心して飲める。 ☯2018年、岩の原葡萄園の棚橋前社長からアドバイスを得て、シャンパン製法を取り入れ、「Sweetfish ネイビーラベル」を新発売した。初代「Sweetfish ブルーラベル」から3年。瓶の中で二次発酵させるのは同じだが、シャンパン製法を取り入れ、瓶の口元を凍結させて酵母を含む澱(おり)を取り除いた。味がクリアになり、よりきめ細かで豊かな泡立ちが実現した。アルコール度数は7度と低めで、飲みやすい。
🔶鮎正宗酒造の飲める店
鮎正宗酒造 地図 ストリートビュー |
It is said that the company was founded in 1898 when the first generation,Mr. Hikozaemon Iiyoshi,began brewing sake with high quality spring water. The representative brand is ``Ayu Masamune''. Ayu is a fish that lives in clean rivers and has a good appearance and a pleasant smell,so it is also written as ``fragrant fish''. 鮎正宗酒造の検索結果 新潟県の鮎正宗酒造に関連するお店 (一口メモ)
日本酒度日本酒の比重を表す。測定には浮秤を利用した日本酒度計を用いる。普通の水を基準にした場合、糖分などのエキス分が含まれれば含まれるほど液体自体は重くなる。プラスになるほど糖分が少なく辛口、マイナスになるほど糖分が多く甘口になる。±0は、摂氏4度の水の比重に相当する。一般的に、アルコール度数が同じ場合、日本酒度-3.5から -5.9が「甘口」、-1.5から-3.4が「やや甘口」、+1.5から+3.4が「やや辛口」、+3.5から+5.9が「辛口」とされています。中には、日本酒度が+10を超える日本酒もあり、「超辛口」と呼ばれることもある。 |