今代司酒造 ( いまよつかさ ) Imayotsukasa Shuzo Co.,Ltd. 新潟市



今代司は明和4年(1767)に創業し、明治中期に本格的に酒造りを始めた。
平成18年(2006)、全量純米仕込みの蔵を目指し、現在、醸造アルコールの添加を一切行わない、全国でも珍しい全量純米蔵となった。純米造りは、酒造の工程に於いて、より調整が難しく、手間と技術が必要で、造った過程がそのまま酒にあらわれるという。
仕込み水は「菅名岳」の天然水湧水を100%使用。良質な酒米をさらに吟味して造り上げる酒は、辛口の中にもしっかりとした旨みを持ち、それでいて料理の邪魔を決してすることがない。
また、当蔵の代表銘柄の「木桶仕込み 純米大吟醸」は杉の桶に麹や水などを入れ、昔同様、自然と共に醸す方法で酒造りに取り組んだ銘柄である。伝統の『醸造』を貫くことによって、新潟ならではの技術力の高さ、自然と共存しながら醸すことの素晴らしさと奥深さを発信していきたいと考えている。
現在地は近くに新発田藩の米蔵があった場所で、歴史を感じさせる建物は明治30年頃建てたもの。新潟市の市街地に酒蔵はあまりなく、市街地にありながら昔の日本を感じさせるどこか懐かしい佇まいを残している。
風味一筋に長い歳月をかけて造り続けられてきた今代司の清酒の数々。純米大吟醸、純米吟醸、純米酒と純米仕込みの蔵となった今でも、その伝統は脈々と受け継がれている。

2016年9月、日本酒『錦鯉』が2016年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。
2017年11月28日、創業250年を迎える記念事業として、まったく新しいコンセプトの日本酒ととして<IMAシリーズ>を提案。その一環として牡蠣のための日本酒IMAを発売した。リンゴ酸を多く含んでいるため、白ワインのように甘酸っぱくジューシーな味わいが特徴、牡蠣や魚介類がもつ独特の磯臭さを抑えることができ、抜群の相性を誇る。〔詳細

☯2019年10月、本社敷地内に、創業家が住んでいた旧住宅の座敷を活用した多目的スペースを開設した。建物は1930年に完成し、同社の創業家である山本家が3代にわたり使用していた。
☯2019年11月、イタリアで開催された「ミラノ酒チャレンジ」にて 味・ボトルデザインを評価され、3商品がマルチ受賞!「人と 木と ひととき」と「錦鯉」がそれぞれの出品部門で金賞を受賞。「人と 木と ひととき」が最高位となるデザインプラチナ賞を、「ブラック今代司 極辛口純米酒」がデザイン金賞を受賞した。
☯2019年12月6日、木桶仕込みのお酒である新ブランド「人と 木と ひととき」を新発売。
☯2023年4月、新潟食料農業大学との連携で「ししのくらの森酵母」を使用した純米酒を新発売。






今代司酒造  地図 ストリートビュー


🔶今代司酒造の飲める店
にいがた方舟 新潟駅 CoCoLo南館店にいがた方舟 新潟駅 CoCoLo南館店
ジャンル:新潟の郷土料理と日本酒
アクセス:JR新潟駅 徒歩1分
住所:〒950-0086 新潟県新潟市中央区花園1-1-1 CoCoLo南館(地図)

柳都庵 新潟駅前店柳都庵 新潟駅前店
ジャンル:十割蕎麦と手作り料理
アクセス:JR新潟駅 万代口 徒歩2分
住所:〒950-0901 新潟県新潟市中央区弁天1-2-4(地図)

柳都庵 古町店柳都庵 古町店
ジャンル:炭火焼と手作り料理
アクセス:JR新潟駅 万代口 車12分
住所:〒951-8063 新潟県新潟市中央区古町通6番町953-1(地図)

飯田橋 神楽坂 マグロもん飯田橋 神楽坂 マグロもん
ジャンル:マグロ 日本酒飲み放題
アクセス:JR中央線飯田橋駅 徒歩3分
住所:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-6-40 かぐらビル1F(地図)

~貝と地酒専門~ かいのみ~貝と地酒専門~ かいのみ
ジャンル:貝料理×日本酒飲み放題
アクセス:JR四ツ谷駅 徒歩2分
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-19-16 第一上野ビル2F(地図)









Imayo Tsukasa was founded in 1767. The brewery began full-scale sake brewing in the mid-Meiji period. In 2006,it started brewing all of its sake with pure rice. It is now one of the few pure rice breweries in Japan that does not add brewing alcohol to any of its products.

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新潟県の今代司酒造に関連するお店


(一口メモ)

木桶仕込み

伝統的な木桶からほうろうタンクに替え、清酒造りを行ったのは新潟県が最初と云われ、全国の酒蔵に広がった。木桶を制作する桶屋も全国で1ヶ所にまで激減した。最近、若手の醸造家で木桶に魅了され、各地で新桶がつくられ、桶仕込みを再開する蔵元が増えているという。木桶に使われる杉材の表面には無数の小さな穴があり、発酵の主人公である微生物が住み着く。微生物は、百年を超える歴史の積み重ねで、その蔵元特有の生態系をつくりだし、その蔵元にしか出せない味が出るという。