石塚酒造(株) Ishiduka Shuzo Co.,Ltd. 柏崎市



石塚酒造株式会社の起源は元禄時代(1700年頃)に遡る。庄屋を務めた旧家・村山家が酒造りを始めたのが始まりである。変遷を経て、大正元年(1912)に高柳酒造場として創業、1968年(昭和43)に3代目となった主人が石塚酒造株式会社を設立。
市街から離れた人口2千人足らずの小さな町の山里にある醸している酒が約200石ほどの小さな酒蔵だ。
西には黒姫山、東に連なるのは高耕地山・薬師山・天王山。多い年は3m近く積る雪がもたらす澄んだ空気と雪解け水、酒造期間の安定した気温と湿度、雪深い黒姫山のブナ林から湧き出る水の恵みを受け、棚田で育つ優れた米。
醸した酒の多くは地元で飲まれているが、『雪中貯蔵 かめぐち酒』は遠い、県外注文もある銘柄。
通常の三段仕込みに加えて、仕込みをもう一回行う四段仕込み。その4回目に「もち米」を使って仕込む。
「もろみは通常、酒母に麹・蒸米・水を3回に分けて加えます。これを三段仕込みといいますが、四段仕込みは搾る少し前に糖化した蒸米と水を加える方法です。」モチ米四段仕込みによってできた日本酒はどっしりとした甘味とコク、スッと切れる後味が魅力。
いうなれば「濃厚辛口」の酒。新潟の日本酒として多くの方がイメージする「淡麗辛口」の酒とは少し異なるかもしれない。
また、寒さが安定する寒の時期に一度だけ仕込む「寒造り」を行っていて、生酒は一度も加熱処理をしない「本生」だ。






🔶石塚醸造の飲める店


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Ishizuka Sake Brewery Co.,Ltd. was established in 1968 by the third generation of the brewery's owner. It dates back to the Genroku era (around 1700). The brewery is located in a small mountain village with a population of less than 2,000 people,far from the city center. It produces only about 200 koku of sake.

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(一口メモ)

納豆は大敵

納豆は日本酒にも合い、納豆の包み揚げやおくら納豆など晩酌のツマにあう。しかし酒蔵では大敵となる。納豆菌は繁殖力が強く、麹に混ざると麹菌より先に繁殖してしまい、100℃で煮沸しても取り除ききれなく、結果ねばねばの麹になる。酒蔵で働く人は、酒造り期間中は納豆を控えるのが鉄則という。