田中酒造(株) Tanaka Shuzo Co.,Ltd. 上越市



創業は1643年(寛永20)、北陸街道の要路であり、加賀、越前、越中諸侯参勤交代の通り道だった昔からの酒屋。1943年(昭和18)までは『公乃松』という銘柄を造っていた。
田中家の屋号が「能登屋」(のとや)だった事から頭文字の「能」を取り、先代の好きだった格言「能ある鷹は…」から「鷹」を頂き「能鷹」と命名。こうして昭和18年(1943)に『能鷹』が生まれ現在の看板銘柄となっている。
裏山の横井戸から湧き出す豊富な自然水が、淡麗旨口の酒「能鷹」の味を醸しだしている。
米については、吟醸酒は全量に契約栽培の「越淡麗」を使っているという。
きれいな空気・寒さ厳しい気候が、舌触りが柔らかく淡麗旨口を生み出す要因だ。360年以上も守り続けられている酒のレベルの高さは、様々な鑑評会での数度にわたる受賞歴が物語っている。
普通酒の製造割合が70%、地元への出荷率が75%と、地元酒通の支持が圧倒的多数の蔵だ。

☯2019年8月 上越市出身で「日本郵便の父」として知られる前島密の肖像をラベルに使用した「能鷹 純米酒 前島密ラベル」を発売した。
亡くなった田中前社長が郵便事業との関係が深く、特定郵便局長を長年務めたほか、全国特定郵便局長会の会長などを歴任縁による。






🔶田中酒造の飲める店


田中酒造  地図 ストリートビュー














Founded in 1643 (Kanei 20),this liquor store has long been a key route on the Hokuriku Kaido Road,and was the route used by feudal lords of Kaga,Echizen,and Ecchu to take turns.The rich natural water that gushes out from a horizontal well in the back mountain is refreshing. It exudes the flavor of the delicious sake ``Notaka''.

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(一口メモ)

音楽を聴いて熟成?

前から、醸造蔵で音楽を流すことはあった。最近では、日本酒の発酵タンクの横にスピーカーを置いて音の振動で加振することによって、もろみの発酵が進むいわれる。振動により、麹の溶解が促進され、糖化が進み、発酵が活発になったものとされる。味わいにも影響があることから、微妙な味の変化を求める酒蔵では音の活用が進んでいる。