渡辺酒造店 Watanabe Sake Brewery 糸魚川市



渡辺酒造は、新潟県の西の端、長野県との県境にそびえる日本百名山の雨飾山の麓、姫川沿いの根知という四方を山で囲まれたこの美しい谷にある。
冬には雪が2~3メートル積もり、寒仕込みには最高の環境である。仕込み水は、裏山を水源とするやわらかな水を利用している。
雨飾山からミネラル分を豊富に含んだ雪解け水は標高900メートル付近で緩やかな川になり、ふもとの棚田に注ぎ込む。自社栽培・契約栽培併せて、根知谷で原料米の生産から本格的に取り組んでいる。
2003年(平成15)から渡辺酒造の代表や社員8人が田植え機やコンバインに乗り、集落内の棚田の1割弱にあたる約15ヘクタールで「五百万石」や「越淡麗」といった酒米をつくっている。田植えから稲刈りまですべてに携わり、酒米を自社栽培することで、その年の米の出来具合が手に通るようにわかり、品質のいい米をきちんと知ることで、土地を感じてもらえる酒が醸せるという考え方からだ。4月から9月まで米を作り、10月から3月までは酒造りに精励する。

☯2019年6月、地元根知地区のツツジから採取した酵母を使った酒の商品化に成功した。完成した「根知谷産米全量使用 蔵元分離酵母 根知男山」は、すっきりとした甘さ、おとなしい香りが特徴。









🔶根知男山の飲める店

居酒屋 月ひかり (新潟古町)

旬海佳肴 一家 (新潟駅前)

御米の郷 長岡駅前店 (長岡駅)



渡辺酒造店  地図 ストリートビュー










渡辺酒造店の検索結果




新潟県の渡辺酒造店に関連するお店  


(一口メモ)

コク

日本酒のコクはゴク味ともいわれ、ア ミノ酸やペプチ ドなどの成分のほかに甘みと酸味のバランスなどが 関与 しているとされる。コクの語源は、「濃い」という形容詞で、漢字で書くと「濃く」になる。落ち着いた、やや重厚なほど良い苦みを持った味を表現し、味が豊富でよく調和している充実感を表す。甘味・塩味・酸味・苦味・うま味がバランスよく一体となった奥行のある味わいに「コク」があると感じられるようだ。