大宮以南で線路を共用したり併走したりする、宇都宮(東北)線・京浜東北線・埼京線などを走る車両です。
このページでは、その中からの優等列車用の車両について解説しています。
※普通・快速列車用の車両についてはこちらをご覧ください。
![]() 251系電車 東京駅で撮影(2004. 3.)★ |
251系電車は1990年(平成2年)に登場した車両です。
車体は普通鋼製で、1・2・10号車が2階建て車両となっているほか、他の車両もハイデッカー構造となっており、曲面ガラスを使用して眺望に配慮した大きな窓が特徴です。普通車は登場時は個人客向けの2人掛けの回転シートと家族連れ・グループ向けの4人向かい合わせボックスシートの車両に分かれていましたが、2002年(平成14年)12月から内外装のリニューアルが実施されて、現在は全ての車両が通常の2人掛けの回転リクライニングシートに統一されています。また、グリーン車は1号車の階下がフリースペースのロビーに、2号車の階下が4人用の個室となっています。なお、10号車の階下にはこども用の遊び場が用意されています。
制御方式は211系電車や205系電車などと同様の界磁添加励磁制御を採用し、ブレーキも空気ブレーキと電力回生ブレーキの併用となっています。最高速度は120km/hです。
251系電車は、高崎線〜湘南新宿ラインの列車からでは池袋駅・新宿駅などで見ることができるほか、週末には大宮駅でも見ることができます。
車両の所属は田町車両センター(東京都)で、通常は東京・大宮(土休日のみ)・池袋・新宿〜伊豆急下田の「スーパービュー踊り子」を中心に使用されています。また、過去には臨時列車で高崎線を走行した実績もあります。
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●田町車両センター所属車両 (特急「スーパービュー踊り子」など)
※1号車階下はフリースペースのロビーです。
※2号車階下はグリーン個室です。 ※10号車階下はフリースペースのこども室です。 |
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![]() 253系電車 大宮駅で撮影(2000. 9.)★ |
253系電車は、1991年(平成3年)に登場した車両で、JR成田線の成田空港乗り入れに際して、東京・横浜と成田空港を結ぶ特急「成田エクスプレス」用として製造されたものです。
車体は普通鋼製で、成層圏をイメージしたという塗装が施されています。
車内は、登場時は普通車では特急車両としては異例の4人向かい合わせのボックスシートとされたほか、グリーン車には4人用のグリーン個室が設置されたり個室以外の車内も1列+1列または1列+1列と1列+2列を組み合わせた座席配置となっているなど、従来の車両とは一線を画す異例の車内設備となって一時期論議を呼びました。しかし、2002年(平成14年)に増備された車両(200番台)では普通車が通常の回転リクライニングシートとされたほか、2003年(平成15年)に入ってからはグリーン車の座席を他の特急用車両でよく見られる1列+2列に変更したり、普通車の座席をボックスシートから集団見合い型配列の2人がけ(回転はしない)に変更するなど、結局一般的な車内設備に変更される結果となっています。
また、これとは別に、グリーン車の利用の減少と普通車の定員の確保を目的に、3両編成のグリーン車の普通車化(グリーン個室はそのまま)が実施されています。
制御方式は211系電車や205系電車などと同様の界磁添加励磁制御を採用し、ブレーキも空気ブレーキと電力回生ブレーキの併用となっています。また、東京地下駅での分割併合に備えて自動解結装置と自動ホロ連結装置を装備しています。
最高速度は130km/hです。
253系電車は、高崎線〜湘南新宿ラインの列車からでは池袋駅や新宿駅で見ることができるほか、大宮駅でも見ることができます。
車両の所属は鎌倉車両センター(神奈川県)です。運転開始当初は3両編成のみが在籍していましたが、利用者が当初の予想を上回ったため、約半数の編成が6両編成に増結されて現在に至っており、現在は3両編成と6両編成を組み合わせた6〜12両編成で大宮・池袋・新宿・大船・横浜〜成田空港の特急「成田エクスプレス」専用車両として使用されています。
なお、残念ながら高崎線には入線した実績はありません。
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●鎌倉車両センター所属車両 (特急「成田エクスプレス」)
※クロ253・クロハ253にはグリーン個室があります
※クロハ253はグリーン個室以外は普通席です |
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![]() 写真提供:ケロタさん 上野駅で撮影(2002.12.)★ |
E26系客車は1999年(平成11年)に上野〜札幌を結ぶ寝台特急「カシオペア」の専用車両として登場した車両です。
車体は日本の寝台列車としてははじめてのステンレス製となったほか、これも日本の寝台列車としては異例の全車2階建て(正確にはロビーカーはハイデッカー)・全室A寝台個室となっていて、丸みを帯びたデザインが鉄道旅行につきものの非日常感をかきたててくれます。
1・2号車はA寝台の中でも特にグレードが高いカシオペアスイートなどが配置されています。3号車の食堂車は2階が食堂で、1階は厨房となっていて、厨房設備も従来の車両よりグレードが高くなっています。11号車のロビーカーは、床下に車内サービス用の電気をまかなう電源装置(ディーゼル発電機2台)が搭載されています。
最高速度は110km/hです。
高崎線の列車からでは、上野〜大宮の宇都宮(東北)線との線路共用区間で見ることができます。
車両の所属は尾久車両センターで、さきに書いた通り寝台特急「カシオペア」専用です。編成は1編成しかないため、上野・札幌を1日おき(通常は上野発火・金・日曜及び札幌発月・水・金曜/繁忙期は上野発・札幌発ともに隔日)に発車する運用となっています。
残念ながら通常は高崎線には入線しませんが、営業開始前の試運転や災害時の迂回などで高崎線を走ったこともあります。
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●尾久車両センター所属車両 (寝台特急「カシオペア」)
※12号車のカハフE26はフリースペースのラウンジカーです。
※編成の向きは上野発車時点でのものです。 |
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![]() 東武下今市駅で撮影(2002. 8.)★ |
100系電車は1990年(平成2年)に登場した車両です。東武鉄道が浅草と日光・鬼怒川を結ぶ特急列車用として製造した車両で、「SPACIA(スペーシア)」の愛称名で呼ばれます。
車体はアルミニウム合金製です。
車両の登場当時は利用者は日光・鬼怒川方面への観光利用が主体であったことから、室内のカラーコーディネートは銀座東武ホテルなどを手がけたインテリアデザイナーに依頼されたもので、普通車ではJRの特急列車のグリーン車並の居住性を持つ回転リクライニングシートが並べられているほか、新宿・浅草寄りの先頭車である100-6形では1両全部が室内に天然大理石のテーブルを配した4人用の個室(JR線直通の特急「スペーシアきぬがわ」ではグリーン個室扱い)となっているなど、全般にゴージャスな作りとなっています。
制御方式はVVVFインバータ制御で、国内の有料優等列車ではJR・私鉄を通じて初めて採用されたものです。ブレーキは空気ブレーキと電力回生ブレーキを併用しています。
最高速度は120km/hです。
100系電車は、高崎線〜湘南新宿ラインの列車からでは新宿駅・池袋駅・大宮駅などで見ることができます。
車両の所属は東武鉄道の南栗橋車両管理区で、東武線内の浅草駅のホーム長などの関係から全編成が6両編成です。通常は東武線内で浅草〜日光・鬼怒川温泉を結ぶ特急「けごん」「きぬ」として使用されていますが、2006年(平成18年)3月からはJRの新宿と東武の鬼怒川温泉を結ぶ特急「スペーシアきぬがわ」にも使用されており、栗橋駅構内に設置された連絡線を利用してJR宇都宮線経由で新宿駅まで乗り入れて来るようになっています。
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●東武鉄道所属車両 (特急「スペーシアきぬがわ」)
※実際の車両の番号は、第1編成が101-1〜6、第2編成が102-1〜6、・・・の順となります。
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