12系客車

12系客車
12系客車
大宮駅で撮影(2003. 5.)★

12系客車は1969年(昭和44年)に登場した車両で、それまでは余剰客車の寄せ集めで運転されていた臨時列車の使用車両の水準向上のために製造された車両です。
車体は普通鋼製で、当時寝台特急用として活躍していた20系客車にならった青色に白帯を入れた塗装を施しています。また、車内は設計当時の車両としては標準的なボックスシートが並んだものとなっています。
編成端のスハフ12形の床下には5〜6両分の冷暖房用の電源をまかなえるディーゼル発電機を搭載したのが特徴で、これによって暖房用の蒸気源や電源を持たない貨物列車用の機関車での牽引も可能となっています。
最高速度は110km/hです。

高崎線では「EL&SL 奥利根号」の運転の際などに高崎車両センター(群馬県)所属の車両が使われるのを見ることができます。

高崎車両センター所属車両(快速「EL&SL奥利根号」などの編成)

←上野 水上→
スハフ12 オハ12 オハ12 オハ12 オハ12 スハフ12
           

12系客車は、高崎線以外では西日本地区に少数残るのみとなっています。


14系客車

14系客車
14系客車
大宮駅で撮影(2001.12.)★

14系客車は1971年(昭和46年)に登場した車両です。
14系客車登場以前の寝台車と比べて、寝台の幅を広げて居住性を向上したほか、それまで人手に頼っていた寝台の解体作業(寝台を座席に変更する作業)の一部の自動化が図られているなどの特徴があります。
車体は普通鋼製で、車内は当初は一般のB寝台車では進行方向とは直角に寝る形で3段式の寝台が並び、グレードが高いA寝台車では進行方向と平行に寝る2段式の寝台となっていました。ただし現在ではA寝台車は現存せず(現在走っているA個室寝台車はB寝台車などからの改造)、B寝台車も全て2段式寝台化されたほか、一部は個室寝台車に改造されています。
冷暖房用の電源は12系客車と同様にスハネフ14形の床下にディーゼル発電機を設ける方式で、4両分の電源をまかなえるようになっており、これによって途中駅での分割併合などが容易となっています。なお、1972年(昭和47年)に起きた北陸線北陸トンネルでの車両火災後、床下にディーゼル発電機を搭載している14系寝台車は火災対策が充分でなかったとして製造がいったん中止されましたが、自動消火装置の開発によって1978年(昭和53年)から2段寝台のオハネ15形・オハネフ15形として製造が再開されています。
最高速度は110km/hです。

高崎線内では尾久車両センター(東京都)所属の車両が寝台特急「北陸」に使用されているのを見ることができます。

尾久車両センター所属車両(寝台特急「北陸」の編成)

←上野 金沢→
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車
スハネフ14 オハネ14
-700
オロネ14
-700
オハネ14
-700
スハネフ14 オハネ14
-700
オハネ14 スハネフ14
B寝台車 B個室寝台車 A個室寝台車 B個室寝台車 B寝台車 B個室寝台車 B寝台車 B寝台車
※編成の向きは高崎線内でのものです。

14系客車は、高崎線以外では東京〜熊本・大分の寝台特急「はやぶさ」「富士」・京都〜長崎・南宮崎の寝台特急「あかつき」・青森〜札幌の急行「はまなす」などに使用されています。
なお、14系客車には座席車も存在していましたが、JR東日本所属の車両はお座敷列車に改造されたごく一部の車両を除き全て現存せず、北海道地区・東海地区・西日本地区に少数残るのみとなっています。


24系客車

24系客車
「あけぼの」の24系客車
大宮駅で撮影(1999. 9.)★
24系客車
「北斗星」の24系客車
製造時期が新しい車両は平板なデザイン
上野駅で撮影(2000. 9.)★

24系客車は1973年(昭和46年)に登場した車両で、1972年(昭和47年)の北陸トンネルでの車両火災後製造が中止された14系客車の代替として製造された車両です。
車両の構造・設備などは基本的に14系客車と同一で、車内サービスや冷房用の電源を編成の端に連結した電源車から供給するように変更された点のみが異なります。
なお、1974年(昭和49年)にはB寝台車に2段式のオハネ25形・オハネフ25形が登場し、登場時は3段式寝台だったオハネ24形・オハネフ24形も14系客車と同様に現在までに全て2段式寝台に改造されています。また、個室寝台車に改造された車両があるのも14系客車と同じです。 最高速度は110km/hです。

高崎線内では青森車両センター(青森県)所属の車両が寝台特急「あけぼの」に使用されているのを見ることができます。また、大宮駅で見られる寝台特急「北斗星」に使用されている車両(札幌運転所(北海道)及び尾久車両センター(東京都)所属)もこの24系客車です。

青森車両センター所属車両(寝台特急「あけぼの」の編成)

←上野 青森→
1号車 2号車 3号車 4号車 5号車 6号車 7号車 8号車  
オハネフ25 オハネ25 オハネ25 オハネフ25 オハネ25
-700
オハネ25
-700
オロネ25
-700
オハネフ25 カニ24
B寝台車 B寝台車 B寝台車 B寝台車 B個室寝台車 B個室寝台車 A個室寝台車 B寝台車 電源車
※オハネ25→オハネ24・オハネフ25→オハネフ24となる場合があります。
※編成は通常のものです。多客期には増結される場合があります。

24系寝台車は、高崎線以外では大阪〜札幌の寝台特急「トワイライトエクスプレス」・大阪〜青森・函館の寝台特急「日本海」・東京〜大阪の急行「銀河」などに使用されています。