表示器・合図器など

運転士や車掌などに対して各種の通知や合図などをするための機器です。

出発時機表示器

出発時期表示器(1)
籠原駅で撮影(2005. 7.)★
出発時期表示器(2)
運転士用はこの位置
赤羽駅で撮影(2005.12.)★
出発時期表示器(3)
「抑止」表示
赤羽駅で撮影(2005.12.)★

JR東日本の新しい運行管理システムである「ATOS(=東京圏輸送管理システム)」が導入されている路線のうち、列車密度がある程度高い区間の各駅に設置されるのが「出発時期表示器」で、ダイヤが乱れた際などにはこの表示機を使って運転士・車掌・ホームの駅員などに、停車中の列車の運転抑止・運転間隔調整のための延発などの指示や、延発の際の出発時刻などを通知します。
基本的に停車中の列車の運転士や車掌から見やすい位置に設置されるほか、ホームに常時駅員がいる駅ではその駅員からも見やすい位置に設置されており、高崎線でもATOSの導入に伴って上野・新宿〜籠原の各駅に設置されています。

出発反応標識(レピーター)

出発反応標識
熊谷駅で撮影(2003.10.)★

出発反応標識(レピーター)は、前方の信号が停止現示(赤信号)以外の時に点灯する標識灯です。
車掌の乗車位置から出発信号機が見えない(見づらい)駅には、必ず車掌の乗車位置から(ホームに駅員がいる場合は駅員の立つ位置からも)見えるように設置されていて、車掌や駅員が赤信号の時に誤って出発合図を出すことがないようになっています。以前は白色灯でしたが、最近では玉切れを防ぐために写真のようなLEDのものが主流となっています。

出発指示合図器・客扱い終了合図器

出発指示合図器
出発指示表示器
上野駅で撮影(2008. 1.)
(クリックすると動画を再生)
客扱終了合図器
客扱い終了表示器
赤羽駅で撮影(2005.12.)
(クリックすると動画を再生)

駅員が発車ベル・メロディを鳴らす駅の場合、ベル・メロディを鳴らし終わったあとにドアを閉めるタイミングを車掌に知らせるために使用されるのが、出発指示合図器及び客扱い終了合図器です。
駅員がスイッチを押すとベルやブザーとともに白色灯またはLEDが点灯するようになっており、車掌はこの合図を受けてドアを閉めるようになっています。なお、出発指示合図器と客扱い終了合図器は見た目や動作などは同一ですが、駅員と車掌の責任分界点が異なるため名称が分けられており、首都圏では識別のために前者には「指示」・後者には「客終」という標識が取り付けられています。
上野駅・大宮駅などで発車ベル・メロディが止まったあと編成後方で短いベルやブザーが鳴るのは、この客扱い終了合図器または出発指示合図器が動作しているためです。

※ここではブザーを使用する出発指示合図器とベルを使用する客扱い終了合図器を例として取り上げていますが、ベルを使用する出発指示合図器やブザーを使用する客扱い終了合図器も存在します。

移動禁止合図器

移動禁止合図器(1)
籠原駅で撮影(2006. 1.)★
移動禁止合図器(2)
籠原駅で撮影(2006. 1.)★

列車の増解結や折り返し時の車内整備の際に、運転士が誤って列車を出発させたり、車掌や駅員が誤って出発合図を出すことがないように、それらが実施される駅の運転士・車掌の乗車位置と、ホームの駅員の立つ位置から見えるように設置されています。通常は消灯していますが、該当する列車が入線して停車すると増解結や車内整備にあたる係員が手動で点灯させます。赤色灯は移動禁止、白色灯は発車可能を表しています。

非常停止ボタンと非常信号発光器

非常停止ボタン
熊谷駅で撮影(2001. 5.)★

緊急時に列車を停めるための非常停止ボタン(右側の矢印)と、非常ボタンを押した際に列車に危険を知らせる非常信号発光器(左側の矢印)です。柱についている黄色いボックスに非常ボタンがついていて、押すと場内信号機が赤になると同時に非常停止灯または非常信号発光器が点灯して列車の運転士に危険を知らせます。
2001年(平成13年)の山手線新大久保駅での転落事故以降、設置位置がよくわかるよう設置されている柱にも標識帯が巻かれるようになっています。

非常時以外に押すと、法律により罰せられますのでご注意を。