標識・表示類(2)

線路沿いに設置されている主要な標識・表示類です。

キロポスト(1)
甲種距離標(大宮起点41.0km)
籠原駅で撮影(2005. 8.)★
キロポスト(2)
乙種距離標(大宮起点42.5km)
籠原〜深谷で撮影(2005. 8.)★
キロポスト(3)
丙種距離標(大宮起点41.1km)
籠原駅で撮影(2005. 8.)★

距離標(キロポスト)です。
名前の通り、路線の起点からの距離を表わすもので、甲種距離標は1km単位の距離が、乙種距離標は500m単位の距離が、丙種距離標は100m単位の距離が、それぞれ記載されています。
なお、高崎線の場合起点は大宮ですので、キロポストに記載されている数字は大宮を基点とした距離となっています。

勾配標(1)
熊谷〜籠原で撮影(2004. 7.)★
勾配標(2)
熊谷〜籠原で撮影(2004. 7.)★

勾配標です。
この場所から先がどの程度の勾配(傾斜の度合い)かを示しています。数字は、そのままの勾配で1000m進むと何m登る(下る)かを示していて、「10」ならば1000m進むごとに10m登る(下る)ということ、即ち10パーミルの勾配であることを表しています。
左の写真のものはここから線路が1.3パーミルの勾配で下っているということを、右の写真のものはここから水平(=Level=L)であるということを、それぞれ示しています。

駅構内の勾配は通常、列車の入換や増解結がある場合は3パーミルまで、ない場合は10パーミルまでと決められていて、それ以上の勾配上に駅を設置する場合は特別の許可が必要となっています。

曲線標(1)
曲線標の表側
数字は曲線半径(単位はm)
高崎駅で撮影(2005. 6.)★
曲線標(2)
曲線標の裏側
数字はカント量(C)とスラック量(S)
(いずれも単位はmm)
高崎駅で撮影(2005. 6.)★
曲線標(3)
曲線標の裏側のもう1つの面
数字は曲線長(CCL)と緩和曲線長(TCL)
(いずれも単位はm)
高崎駅で撮影(2005. 6.)★

曲線標です。
三角柱型の小型の標識で、通常は曲線の始点と終点部分に必ず設置されており、設置箇所から始まる曲線の情報(曲線半径・曲線のカント量(遠心力を打ち消すための傾きの量)・スラック量(車輪がスムーズに曲線を通過できるようにするためのレール間隔の余裕の追加分)・曲線長・緩和曲線長(車輪がスムーズに曲線に進入できるようにするための逓減曲線長))が明記されています。

速度制限標(1)
速度制限標
籠原〜深谷で撮影(2004. 3.)★
速度制限標(2)
速度制限標
制限速度の下に制限区間長が記載されている
大宮駅で撮影(2005. 5.)★
速度制限解除標
速度制限解除標
籠原〜深谷で撮影(2004. 3.)★

速度制限標と速度制限解除標です。
速度制限標は、走行する列車に対して制限速度を示しています。もっとも、この標識の立っている位置からが速度制限区間となるため、あらかじめこの位置までに速度を落としておく必要があり、運転士は結局速度制限がかかっている場所を全て記憶している必要がありますが・・・。
なお、基本的に速度制限解除標の位置を列車の最後尾が抜けるまでが速度制限区間となりますが、速度制限標に制限区間長が記載されている場合と、ポイントに対する速度制限の場合は、速度制限解除標が省略されています。

高崎線の場合、速度制限標に記載されている制限速度は線路への影響が最も大きい機関車牽引列車に対してのものが記載されており、一部の曲線とポイントなどに対する制限を除き、特急用の電車(185系電車など)では標識より10km/h高い制限速度が、普通・快速用の電車(211系電車E231系電車など)でも標識より5km/h高い制限速度が、それぞれ適用されます。運転台の後ろから見ていると曲線を速度超過で通過することがあるように見えるのはそのためです。
なお、路線や車両によっては15〜35km/hオーバーで走ることが許可されている例もあります。