列車の愛称

1950年(昭和25年)、全国を走る主な急行列車に愛称が付けられることになり、当時高崎線を走っていた上野〜金沢の急行列車にも「北陸」の愛称がつけられました。それ以来、高崎線には様々な愛称がついた列車が走っています。
ここでは、高崎線を走る愛称名のついた定期列車の愛称名の由来などについて紹介しています。

特急「水上」
特急「水上」
谷川岳をイメージしたマークが入る
大宮駅で撮影(2000. 9.)
寝台特急「北陸」
寝台特急「北陸」
ヘッドマークは親不知の断崖をイメージ
熊谷〜籠原駅で撮影(2005. 7.)
寝台特急「あけぼの」
寝台特急「あけぼの」
ヘッドマークは日の出直前の空をイメージ
熊谷〜籠原駅で撮影(2005. 7.)
急行「能登」
急行「能登」
ヘッドマークは能登半島と
日本海の荒波をイメージ
熊谷〜籠原駅で撮影(2005. 7.)
快速「ムーンライトえちご」
快速「ムーンライトえちご」
ヘッドマークは月と星のシンプルなもの
高崎駅で撮影(2003. 5.)
特急「草津」(くさつ)
運転区間:上野〜長野原草津口・万座鹿沢口
(→列車の編成)(→使用車両
群馬県西部の温泉郷である草津温泉から取られた名前です。
この名前は1971年(昭和46年)から走っていた特急「白根」を1985年(昭和60年)に改称したものですが、上野〜長野原(現長野原草津口)には1960年(昭和35年)に準急「草津」が走り出していますから、こちらがルーツとも言えます。上野〜新前橋で特急「水上」などと併結運転となります。
特急「水上」(みなかみ)
運転区間:上野〜水上(→列車の編成)(→使用車両
群馬県北部の温泉郷である水上温泉から取られた名前です。
1997年(平成9年)に上越新幹線の愛称変更に伴って「谷川」から名称変更されて登場したもので、列車自体のルーツは1958年(昭和33年)に運転を開始した準急「奥利根」までさかのぼることができます。上野〜新前橋で特急「草津」などと併結運転となります。
特急「あかぎ」「ウィークエンドあかぎ」
運転区間:上野・新宿〜高崎・前橋
(→列車の編成)(→使用車両
群馬県中央部に位置して国定忠治にも登場する赤城山から取られた名前です。
1960年(昭和35年)に準急列車として登場し、急行格上げをへて1982年(昭和57年)から特急列車となっています。
寝台特急「北陸」(ほくりく)
運転区間:上野〜金沢(上越線経由)
(→列車の編成)(→使用車両
「北陸」とは、日本海側の福井県・石川県・富山県と新潟県の一部を総称した言葉です。
「北陸」の名称は、1948年(昭和23年)に登場した上野〜金沢(上越線経由)の急行列車に対して1950年(昭和25年)に命名された歴史あるもので、1975年(昭和50年)に当時運転されていた2往復中1往復が寝台特急に格上げされて現在に至っています。
寝台特急「あけぼの」
運転区間:上野〜青森(上越・羽越線経由)
(→列車の編成)(→使用車両
「あけぼの」とは、清少納言が枕草子で「春は曙」と評した、夜明け前のうっすらと白く光る空のことを表しています。
本来の「あけぼの」は、1970年(昭和45年)に登場した上野〜青森(東北・奥羽線経由)の寝台特急列車でした。一方現在走っている「あけぼの」は、もともとは1990年(平成2年)に登場した寝台特急「鳥海」でしたが、秋田新幹線の開業に伴って列車が廃止されることになった本来の「あけぼの」の名前を引き継いだものです(そもそも「鳥海」自体も山形新幹線工事に伴って当時2往復あった「あけぼの」のうち1往復を経由変更して設定された列車)。現在でも下り列車は大宮駅で東北(宇都宮)線用の9番線から発車するなど、東北・奥羽線経由だった頃の名残が見られます。
急行「能登」(のと)
運転区間:上野〜金沢(上越線経由)
(→列車の編成)(→使用車両
「能登」とは、現在の石川県北部の能登半島地方を指します。
最初に「能登」の名前がつけられた列車は、1959年(昭和34年)に登場した東京〜金沢(東海道線・米原経由)の列車でした(1968年(昭和43年)廃止)。現在の「能登」のルーツとなる列車は上記の「北陸」で、1975年(昭和50年)に2往復あった「北陸」の1往復が特急となったため、残った1往復に「能登」の名前がつけられました。その後1982年(昭和57年)から、当時上野〜福井(信越線経由)を走っていた「越前」と統合される形で信越線経由となりましたが、1997年(平成9年)の長野新幹線の開業に伴って信越線の一部が廃止されたため再び上越線経由となっています。一時期福井まで足を伸ばしていましたが、現在は金沢までの運転です。
快速「ムーンライトえちご」
運転区間:新宿〜新潟
(→列車の編成)(→使用車両
「ムーンライト」とは英語の「moonlight」(「月の光」の意味)で、これに新潟県の旧国名を指す「越後」を組み合わせたものです。
1987年(昭和62年)に関越自動車道を走る夜行バスに対抗して快速「ムーンライト」として登場し、1996年(平成8年)に東海道線の東京〜大垣の夜行が「ムーンライトながら」となったため、区別するために列車名に「えちご」が追加されて現在に至っています。
快速「アーバン」
運転区間:上野〜高崎・前橋
(→列車の編成)(→使用車両1使用車両2
「アーバン」とは英語の「urban」(「都会的な〜」の意味)です。
1989年(平成元年)に登場しました。

上記のほか、1980年(昭和55年)以降も高崎線に走っていた列車定期列車の名称として、

「とき」「はくたか」「いなほ」「あさま」「白山」「そよかぜ」「谷川」「白根」「新雪」「鳥海」「出羽」「ホームタウン高崎」(以上特急)
「佐渡」「よねやま」「妙高」「信州」「志賀」「ゆけむり」「はるな」「天の川」(以上急行)
「タウン」「みつみね」(以上快速・普通)

などが存在していました。