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HANAのフランス日記
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(Photo:サン・ラファエロのお菓子屋さん)


<ちょっと大袈裟なプロローグ>

生きている時にはほとんど陽の目を見ず、死んでから評価され、有名になる人物がいる。少し前までの私は「死んでから有名になっても意味が無いではないか」と思っていた。賞賛を味わうことなく死んでしまった人達を「不幸」だと思っていた。

でも最近、それは少し違うような気がしていた。絵でも音楽でも文章でもなんでもいい。芸術である必要も無い。胸に残る言葉。愛に満ちた行為、そこにいるだけで周囲の人を明るくする人柄、そんなものでもいい。その人の「生きざま」がいつまでも人々の胸に残り、語り継がれる時、その人は肉体を持って生きている人間よりも、激しく、しっかりと、今この世に「生きている」と言えるのではないだろうか。無名のまま、あるいは志半ばで肉体が滅びても、その人の魂は永遠に生き続ける。だから死後に与えられる賞賛や名誉も、決して無意味ではない。

−−−などということを漠然と考えていた頃、訳あって急に、「オルセー美術館特別見学と印象派9日間」というツアーに参加することになった。オルセー美術館を休館日に貸切で見学できる他、ゴッホやセザンヌゆかりの地や美術館をみてまわるという企画だった。

私はそれほどフランスに行きたかったわけでも、印象派が特に好きという訳でもないのだが、強烈な個性を持った画家達が愛し描きつづけた風景の中に、自分も立ってみるということは楽しみだった。彼らの魂は、きっと今も、大好きだった風景の中を漂っていると思うから、、、。


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11月23日:出発。
11月24日:パリ。
11月25日:オーベール・シュル・オワーズ。
11月26日:ニース、カンヌ。
11月27日:サント・ロペ、エクス・アン・プロバンス。
11月28日:エクス・アン・プロバンス、マルセイユ、アルル。
11月29日:アルル、アリスカン、フォンヴィエィユ。
11月30日:帰途。エピローグ。

 写真はすべて今回の旅行で撮ったものです。
 ただし、日記の内容と撮影場所は一致していません。

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