[13074] なんでもあり、というわけにもいかなくて(笑)
投稿者:HANA@管理人 投稿日:2005/11/28(Mon) 15:57
いわゆる代替療法、民間療法、特定の健康食品や健康法、治療法、宗教、思想などを勧めたり、またはそれらを批判・中傷したりするような行為は、掲示板上では好ましくない、ということは皆さんよく心得ていらっしゃるので、掲示板でそういう話が活発に交わされることはあまりないですね。でも、内心、もっとそういう情報がほしい、そういうことの情報交換もしたい、と思っている方もたくさんいらっしゃることと思います。しかし、やはりなにこかとその方面の話はトラブルに発展しがちなのです。
実は、4、5年前にこの掲示板とは別に「民間療法クチコミ掲示板」というのつくったことがありました。乳がん掲示板には書き込みにくいような情報でも、どんどん自由に書いていいですよ、ということにしました。ただし、もちろん、その情報の信憑性は私は責任をもてないので、情報の取り扱いには十分ご注意下さい、ということで。
いっそのこと、そのように完全オープンにしてしまったら、そういう中から役に立つ情報も得られるのではないかと思ったからです。でも、結果としては、あまり有効な情報交換は行われなかったような気がするのです。「○○○(健康食品)を飲んでいる方がいたら効果を教えてください」というような質問の方が多く、それに対する有意義な回答というのはあまりなかったのです。そのうち、営利目的の業者の書込み(そういうものも制限しなかったので)ばかりになってしまい、どんどんアヤシイ掲示板になっていきました(笑)
それでも「あくまでも、なんでもありでいこう」と思って、とことん放置するスタンスでいました。しまいには、そういう書込みに対する「反論」の書込みがあったり、裏でそういう人同士(西洋医学派VS代替療法派)のバトルがあって巻き込まれそうになったり、『こういう怪しげな書込みを放置しておくことには問題がある』というような私自身への非難もあり、やはり「判断は自己責任で」というのは無責任すぎるのか等とあれこれ悩み、ほとほといやになって、結局その掲示板は閉じました。もともとリスクは承知で始めたことですが、リスクはあってもメリットもあると期待していたものの、結局メリットはほとんどなかったのです。
みなさんが書いてくださっているように、この掲示板はネット初心者でも、乳がん初心者でも、どんな方でも気軽に何でも書込みができるような場でありたいと思っています。でも、社会的責任上「なんでもあり」というわけにも、やっぱりいかないことをどうかご理解ください。あまり物議をかもし出すような極端な体験談や誤解を招くような情報を書かれますと、私も立場上ほうっておくわけにいかなくなります。
ちょっとした気軽なおしゃべり程度で「こんなときに○○を食べたら良かったよ」「こういう場合はこれがいいみたい」などと書く程度なら一向に構わないのですが、ある特定の治療法や考え方について、ご自分の体験談や主義主張を熱〜く語りたいという方は、掲示板ではなくご自分のHPやブログをつくるなり、本を出版なさるなりしていただくほうがよいのではないかと思います。
私自身は「西洋医学」VS「東洋医学」みたいに対立して考えること自体、不自然なことのように思います。がん治療(西洋医学的治療)は、現在ある程度確立された標準的な治療であっても100%というものはなく、患者からすると、どこか博打的と思えるような(効くか効かないかわからないし、効果よりも副作用のほうが多いけど、ほかに何もすることがないのだから、いちおうやっとくか、、、みたいな)治療も多々あり疑問を感じることもあります。
それに比べると「病巣」を切り取ったり薬で消滅させることではなく、人間の体が本来が持っている自然治癒力を高めることに重きをおき、人間を「臓器」ではなく、こころもからだも魂も全部含めた尊い「いのち」として扱う東洋医学には救いがあるような気がします。でも、現状では、もし自分の身近な人が癌になり「手術も抗がん剤も一切拒否して代替医療だけでなおす」と言ったら、反対します。
私は欲張りなので、西洋医学の良いところと、東洋医学の良いところ、両方の恩恵を受けたいです。両方の「いいとこ取り」をしたい(笑)(そもそもこの2つは対立するものではなく補い合うものと思いますし)要は、どっちがいいとか悪いとかではなくて、自分にあっているか、ということが一番大事なのであって、世界中の人が「良い」と認めても、自分に合わなかったら意味がないのだから、やっぱり、どんなに情報を集めても、最後は自分で見極めていくしかないのでしょう。
※上記で、便宜上「代替医療=東洋医学」というような言い方をしていますが、そうとは限らないですね。(注記:2007/4/4) |