駿河湾深層水取水供給施設について
この静岡県の取水供給施設の横に、焼津市の脱塩施設があります。(ここは埋め立て地です) |
飛び入り取材でしたが、取水供給施設の増田さんがていねいに説明して下さいました。「増田さん、ありがとうございました!!」 |
取水管は表層と水深397m、687mまで三本入れられていて、管の先は高さ7mのラッパ型です。深さ687mまでの管の長さはなんと7286mです。 367m黒潮系と687m亜寒帯系の二つの層からの取水は世界初だそうで、687mの深層水はなんと千年以上も前に生成されたそうです。 |
これが管の写真です。「浮き上がりませんか」と質問したら亜鉛メッキの鉄線が巻いてあって、陸上で57kg水中で25kgあるそうです。 |
いよいよ施設の中に入って行きました。下は深層水の冷たさで冷えていて天然のクーラーなってました。涼しい! |
取水施設の高さは約12mです。取水ポンプは海底下9mに設置されています。 |
海の中の管が途中でつまらないように網とかが入っていないので時々深海魚が入ってくるそうで、施設内の管まで来たら網にかかるので弁を開けて取り除くそうです。 |
これははるばる管を上がってきた水深700mあたりに住むホオズキという魚です。(冷凍してあったのを見せてもらいました) |
取水供給施設のすぐそばに今年完成の駿河湾深層水の研究施設がありました。駿河湾深層水はこれからますます色々な事に使える海からのビッグプレゼントです。 |