屋台・山車には、いろいろな人形が載っている。人形の題材は、神話の登場人物、歴代の天皇、武将、鯉などの動物など多彩である。また、人形の作者も、ひな人形・生人形の作者から町内住民の手作りまである。
 このページでは、屋台・山車のおもな人形を題材ごとに集め、それらを「神・神話・天皇」「武将」「学者・文人」「歌舞伎p能など」「おとぎ話など」の5カテゴリーに分けた。
 人気の題材は、素戔嗚尊、日本武尊、神武天皇がずば抜けて多い。素戔嗚尊は、荒ぶる神・恐ろしい神とされる、一方祟り・災害をもたらす御霊を引き受けてくれるありがたい神であり、夏に多い祇園祭の格好の題材である。また、日本武尊は日本の英雄の一人であり、神武天皇は強調された武神・戦神であることからナショナリズム高揚の題材として多かったと思われる。
 また、題材は時代の移り変わりと共に変化し、例えば、とちぎ秋まつりの万町一丁目・二丁目・三丁目の山車人形は、最初作られたときの中国の武将「劉備玄徳・関羽雲長・張飛翼徳」は、日清戦争の始まりにより「天照大神・日本武尊・素戔嗚尊」に載せ替えられたが、今では日や年によりどちらかが載せられる。
 台数の多い祭りでは、同じ題材が複数の屋台・山車に登場することがあるが、昔は小さな町や村ごとに行われていた祭りが、市町村合併や合同祭化した結果ダブッテきたと思われる。
凡 例 : 人形山車の人形数 / 見物したからくり人形・屋根屋台などの人形を含む全体数
伊弉諾尊 伊弉冉尊 3体 天照大神 素戔嗚尊 奇稲田姫 32 神・神話
102/21
(人形数/種類)
手力男之命 武甕槌命 天鈿女命
瓊瓊杵尊 木花開耶姫 国常立尊
経津主命 熊野皇太神 少那彦名命
彦狭知神 諏訪明神 猿田彦
稲荷神 恵比寿 大黒天・大穴牟遅神・大国主命
弁財天 鍾 馗 11 天之岩屋戸
随 神 龍 神 猿・山王猿(神猿)
神武天皇 (初代天皇) 29 景行天皇 (12代) 應神天皇 (15代) 天皇・皇族・忠臣
99/13
仁徳天皇 (16代) 雄略天皇 (21代) 嵯峨天皇 (52代)
朱雀天皇 (61代) 安徳天皇 (81代) 日本武尊 24
聖徳太子 神功皇后と武内宿禰 神功皇后 14
武内宿禰
源 頼光 源 頼政 源 頼義 武 将
119/35
 八幡太郎 義家 鎮西八郎 為朝 源 頼朝
源 義経 16 武蔵坊弁慶 10 平 将門
御所五郎丸 豊島佐衛門尉経泰 坂上田村麻呂
北条 時頼 新田 義貞 川中島
藤原 秀郷 (俵藤太) 太田道灌 那須与一
加藤 清正 真田 幸村 塚原 ト伝
大森 彦七 安部 貞任 長尾 景仲
河越 重頼 熊谷次郎直実 楠木 正成
信長・秀吉・家康・家光* 10 東郷元帥 仙波 二郎
劉備・関羽・張飛・周倉* 本多平八郎忠勝 水戸黄門
羅陵王・陵王・織田信長* 鎌倉権五郎
菅原道真 11 小野道風 学者・文人:
13/2
小鍛冶 鏡獅子 羽 衣 歌舞伎・能
48/15
静御前 三番叟
加 茂 玉之井 石 橋
連獅子 高砂(尉と姥 和唐内
猩 々 歌舞伎先代萩の男之助
桃太郎 14 諌鼓鳥 瓶割り小僧 おとぎ話・その他
46/19
浦島太郎 南総里見八犬伝 神楽獅子
福俵白鼠
天 狗  乙 姫 般 若
鞍馬天狗 坂田金時・山姥 美 人
野 猿 熊坂長範 乙 女
土佐坊
合 計
人形数/題材の種類数:427/105