バイクナビとしてPDAとGPSを使用しているが、電源は現在インバーターを使用している状況である。
どうしてもACアダプターが2つ必要となりコンパクトさにかけるのと、バイクから離れる際に各電源コードの結線の手間や、防水の手間が大変であった。
運用面の弱点を解決するために12Vから直接5Vを取り出すためにDC DCコンバーターを車体に装備することにした。
また、PDAをRAMマウントで車体に装着し、自作の防水カバーを使用していたが、取り付けや取り外しが煩雑であったため、新規にPDA用の防水ケース(OTTER BOXのArmor1900)をパソコンGPSショップ で購入し使用することにした。
|
PDA防水ケースと電源供給 |
|
防水ケースで一番問題になるのは、内部のPDAへの電源の供給方法であるが、防水ケースには、防水性を保ちながら電源を引き込むオプションも用意されている。
しかし、ケーブルの取り付け取り外しが、どうやらワンタッチで出来そうもないため、ケースに加工をしてコネクターを設置してやらないことには、ワンタッチでの取り付け取り外しは難しいようである。 |
上左HR30-6P-6S(プラグ)
上右HR30-6R-6P(レセクタプル)
下左HR30-6P-C(プラグカバー)
下右HR30-6R-C(レセクタプルカバー) |
ワンタッチで接続できて、防水性があるコネクターをネットで探してみたがなかなか見つからない。
見つかったとしても船舶用のものが多くて大きすぎて取り付けが不可能である。
よくよく検索してみると、ヒロセ電機株式会社製の丸型コネクターのHR30シリーズ(防水コネクター)が、サイズ的にも小さくて使用可能のようであったので早々、秋葉原の西川電子部品株式会社で購入した。
これで、防水ケースを加工し、コネクターを取り付ければ、防水性を損なわずに電源が引き込めることになる。
|
防水ケースの加工 |
このケースはよく観察すると殆ど平面がなく作られている。
いくら防水コネクターを使用したとしても、平面がなければ防水性が確保できるかどうか・・・・・
観察すれば、失敗しても補修部品があるトップの透明部分にほぼ平面部分が有るのに気がついた。 |
|
|
ここはファイト一発で、トップカバーに加工を行うことにする。
コネクターのサイズを測り、ドリルでがりがりと穴あけ完了。
(本当はトップカバーのゴム栓の位置に設置できれば加工無しだったのだが、少々穴の直径が大きすぎ設置できませんでした。)
また、トップカバー以外のところへ設置する場合には、コネクターのケース内部側の空き寸法にも注意しないと、コネクターや配線がPDAなどに干渉して収まらないこともありますので注意してください。 |
|
穴にコネクターを装着してみます。ちょうどいい具合に設置できました。
|
ケース内の配線 |
|
私の使用している、GENIO e830では、防水ケース内一杯一杯の大きさで、写真のように本体がぎりぎりで収まっているため通常のストレートプラグが使用できません。(多分殆どのPDAがストレートプラグは使用できないと思いますが)したがって、L型のプラグを使用して電源を供給することにします。
通常もモールド品のL型プラグでは、ケース下部のふたの厚みが災いして、コネクターがもふたと干渉してしまい、うまく収まりませんでした。
|
|
そこで、通常の組み立て品のプラグを購入し、写真の真ん中のカバーを使用しないで、プラグを設置することで何とか、ケース内に収めることが可能となりました。
この方法でも、多少ケース下部のふたを、削ってクリアランスを確保しました。
写真上 通常モールド品のプラグ
写真中 組み立てプラグのカバー
写真下 組み立てプラグ本体 組み立てプラグ購入先 秋葉原 千石電子本店2階 |
|
トップカバーとのコネクターとL型プラグをつなぎ完成しました。 ケース内のケーブルは、ケースとPDAのクリアランスが少ないため防水コネクターに使用する配線の被覆をはがして使用ことにしました。
用意したケーブルは、4芯のケーブルで秋葉原のラジオストアーの九州電気で購入しました。 |
こんな感じで完成しました。
北海道へ向かう際に、バケツをひっくり返したような雨の中を、時速100kmで数時間走っても、浸水は一切ありませんでした。 |
|