昼飯を食っていたときのこと。
隣で、入社2〜3年目ぐらいの若手2人(白いシャツのつんつん頭と、青いシャツのさらさらヘアー)が話をしていた。
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白
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「今、既設の改造してるんだけど、これがまた大変でさぁ。
自分が改造するところだけじゃなくて、システム全体を理解しなきゃいけないんだけど、その時間がなかなか取れないんだよね」
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青
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「プログラムの改造ってのは、別にシステムの全体を知る必要はないよ。
ちゃんと仕様が出来ていれば、それに従ってやるだけだからね。
こうしなさいってのを、そのまま。
俺なんか、システム全体のことなんて全然知らないけど、余裕で改造してるよ」
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白
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「いや、そんな風にここだけって抜き出せるようなものじゃなくてさ。
俺がやってるのって、システム全体に関わってくるところなんだよ。
最低でも全体の流れがわかってないと、どうしようもないんだよな」
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青
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「でもさぁ、どんな機能でも、改造するときは改造する場所をきちんと決められるだろ?仕様書でさ。
それだけ見てやればいいじゃん。
全体を知らなくても、何をどう改造するかが判るための物が仕様書だろ」
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白
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「いや、俺が今やっているのは…(説明)…なんだよ」
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青
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「ふーん…ま、頑張ってよ」
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青
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「でもさぁ…なんか虚しいよな。
せっかくシステム全体を勉強しても、改造が終わったら過去のものだろ?結局無駄になっちゃうんだよね」
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白
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「いや、改造前の機能も、改造で追加する機能も、平行して動かすんだよ。
それが難しいところなんだよね。
それに、この先いろいろ変更する可能性高いんだけど、それも俺がやるらしくてさ」
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青
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「あ、そうなんだ…ふーん… 」
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白
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「なんかさぁ、面白いことは面白いんだけど、やっぱ大変だよ。
いいよなぁ、ここだけ改造しなさいで済んじゃうのって。
ちょっと羨ましいよ」
彼らの話に、自分の中でこんなナレーションを入れてしまうのは、飯が不味いからではないかと思う。
ちなみに今日はハンバーグ。
藤原紀香さんと見詰め合うとしよう。
このとき、俺の瞳には紀香さんが映っているはずだ。
その、本来なら俺が決して見ることの出来ない
「俺の瞳の中の紀香」
を、デジカメで撮った自分の目と、ネットで拾ってきた紀香さんの画像で、実際に作ってみた。
いろいろ弄っているうちに、当初の予想とは全然違うものになってしまった。