丹沢山地は、都心からわずか50q、神奈川県の北西部に横たわる面積約4万ヘクタールの山塊です。首都圏の一角に位置するにも関わらず、豊かな自然が残されている山地として注目されてきました。
標高1672.7mの蛭ヶ岳を最高地点とし、他に1,500mを超える山は檜洞丸、丹沢山など9座を数えます。一方、丹沢山地の東端に位置する標高1,252mの大山は、古くから信仰の対象として、広く親しまれてきました。
ブナやモミの原生林に代表される豊かな森、ニホンジカやツキノワグマなどの大型哺乳類をはじめとする多様性に富んだ生物相、さらに、多くの滝や深い渓谷など、丹沢の自然を特徴づける存在は少なくありません。
丹沢山地は、私たち人間を含めた生き物にとって、かけがえのない森であると言えます。 このたび、(財)かながわトラストみどり財団では、ボランティア向けのスキルアップ講座として、インターネットによる学習システムを始めることになりました。
これから出題される設問を通して丹沢山地の現状を認識するとともに、課題を整理して解決策を考えていきましょう。そして、自然環境保全対策の一つである森林衰退域における再生のための植樹活動について学習していきましょう。 |
| 監修: |
神奈川県自然環境保全センター |
| 協力: |
桑島正充(動物生態画提供)
丹沢自然保護協会(資料提供)
宇宙航空研究開発機構JAXA(衛星写真提供) |
| 制作: |
(株)自然教育研究センター |
主な参考文献:
- 朝日 稔・川道武男 編,1991.現代の哺乳類学.朝倉書店.
- 阿部 永,2000.日本産哺乳類頭骨図説.北海道大学図書刊行会.
- 阿部 永監修,1994.日本の哺乳類.東海大学出版会.
- 大泰司紀之,1998.哺乳類の生物学2 形態.東京大学出版会
- 柿澤 宏昭,2000.エコシステムマネジメント.築地書館.
- 柿澤 宏昭,2003.自然環境管理に求められるもの −エコシステムマネジメントとは何か−.神奈川県自然環境保全センター自然情報.第2号.
- 神奈川県,1998.丹沢大山保全計画.
- 神奈川県環境農政部緑政課,2000.神奈川県ニホンジカ保護管理指針.
- 神奈川県環境農政部緑政課,2003.神奈川県ニホンジカ保護管理計画.
- 神奈川県環境部,1997.丹沢大山自然環境総合調査報告書.
- 神奈川県立生命の星・地球博物館,1995.神奈川県レッドデータ生物調査報告書.神奈川県立博物館調査研究報告(自然科学).第7号.
- 神奈川県立生命の星・地球博物館編,2003.哺乳類.かながわの自然図鑑3.
- 唐沢孝一,1992.都市鳥ウォッチング.講談社.
- 川内 博,1997.大都市を生きる野鳥たち.地人書館.
- 川道武男 編,1996.日本動物大百科.第1巻 哺乳類T.平凡社.
- 環境省野生生物課編,2002.改訂・日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータブック−哺乳類.
- 環境庁編,1991.日本の絶滅のおそれのある野生生物−レッドデータブック−脊椎動物編.
- 四手井綱英,2000.里山のこと.関西自然保護機関誌.
- 新海栄一,2006.日本のクモ.文一総合出版.
- 武内和彦・鷲谷いずみ・恒川篤史編,2001.里山の環境学.東京大学出版会.
- 坪田敏男,1998.哺乳類の生物学3 生理.東京大学出版会.
- 所 三男,1980.近世林業史の研究.吉川弘文館.
- 日本哺乳類学会編,1997.レッドデータ日本の哺乳類.文一総合出版.
- (財)日本野鳥の会,2001.平成12年度 鳥類生息状況調査報告書.神奈川県環境農政部緑政課.
- 古林賢恒編,1997.丹沢自然ハンドブック.自由国民社.
- 前田憲男・松井正文,1999.改訂版日本カエル図鑑.文一総合出版.
- 松橋利光・奥山風太郎,2002.日本のカエル.山と渓谷社.
- 宮脇 昭,1972.神奈川県の現存植生.神奈川県.
- 山口喜盛ほか,2002.丹沢山地におけるコウモリ類の生息状況.神奈川自然誌資料.神奈川県立生命の星・地球博物館.
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