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 FinePix4700Zの動画機能で撮影したムービーのファイルサイズは30秒ほどでも軽く5MBを越えてしまいます。そのまんまメールで送ろうものなら、疑似メール爆弾状態となって相手のメールBOXをパンクさせてしまいかねません。不要なカットを取り去り、適切な圧縮Codecを選択することにより1/5以下にファイルサイズを小さくすることができます。この程度の作業なら高価な編集ソフトを使わなくてもQuickTimeに標準で付属するQuickTimeプレーヤーだけで作業が可能です。
 なお、QuickTimeプレーヤーで編集作業を行うためにはAppleのホームページでレジストレーションコード(有料:4,410円)を入手する必要があります。MacOS8.0以降のユーザーはOSにレジストレーションコードが付属しているはずなので、添付されているコードを入力すればすぐ使えます。

■必要なカットだけ取り出す
前後の不要なカットを削除するだけでもムービーサイズはぐっと小さくできます。
ムービープレーヤーでムービーを開いた後、プログレスバーの下にある2つの小さい三角形のスライダをマウスでドラッグして開始点と終了点をそれぞれ指定します。
「編集」→「Copy」で選択範囲をコピーします。
「ファイル」→「新規Player」で新規にプレーヤーをもう一つ作成します。
何もないプレーヤが出来ました。
「編集」→「Paste」で先ほどコピーしたムービーを取り込みます。
使いたい部分だけが新規プレイヤーにコピーされました。
続けて2通りの保存方法を説明します。
 
■保存方法その1(そのままの形式を使う場合)
編集結果をそのままの形式で保存する場合は、再圧縮は行われないので全くオリジナルの画質を損なうことなく新たなムービーとして保存することができます。オリジナルの形式はMotionJPEG形式のため、高画質ですが、ファイルサイズが比較的大きくなるという欠点があります。
「保存」または「別名で保存」を選択します。
保存のダイアログボックスでは好きなファイル名をつけます。また「独立再生形式で保存」」にチェックを入れておかないと、編集元のムービーがないと再生出来なくなってしまいます。
 
■保存方法その2(再圧縮する場合)
SorensonVideo Codecなどを用いて再圧縮すると、画質の劣化を最小限に保ったまま、数分の1にファイルサイズを圧縮する事が出来ます。
「ファイル」→「書き出し...」を選択します。
「Options」ボタンを押して、圧縮の形式を指定します。設定例を下の画面に示します。
設定例です。
Qualityを変えると画質を選べます。画質を高くするとファイルサイズは大きくなるので適当なところを選んでください。
設定が終わったら、「OK」ボタンを押して、Settingsウインドウを閉じて、「保存」ボタンを押します。すると設定した形式でムービーが書き出されます。

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