KumaSkin for MTV1000 |
■更新情報
■はじめに
カノープス製のハードウェアMPEG2エンコーダー搭載TVキャプチャーカードMTV1000付属のコントロールソフトMEDIACRUISE用のスキンデータです。要は外観デザインを変えるだけの単なるデータです。
このキャプチャーカードは発売直後から購入して使ってきましたが、特に大きな不満もなく、ネット上で詳細レビュー記事も出尽くした感があったので当サイトではとりあげませんでした。唯一気になるのが付属のMEDIACRUISEのデザインです。デザインばかりは好みの問題もあるのでなんとも言えないのですが、デスクトップ上で結構場所を占領する大きさや、目にうるさい原色を多用した色使いが起動するたびに気になります。標準Skinフォルダの中身をみると単純なBMP画像のパーツと、それの組み合わせ座標を記述した情報ファイルという構成で、資料やツールがなくてもなんとか自作できそうだったので、Photoshopでコツコツと作りました。
■ダウンロード
ダウンロードはこちらからどうぞ。
■インストール
自己解凍形式になっていますので、ダウンロードしたファイルをダブルクリックすれば解凍がはじまります。デフォルトの解凍先はC:ドライブ(C:\Program
Files\Canopus\MEDIACRUISE\Skins)ですので、MEDIACRUISEを他のドライブにインストールした人やインストール先フォルダが違う人は自分の環境にあわせて解凍先を適宜変更してください。
なお、解凍しただけではスキンは切り替わりません。MEDIACRUISEを起動してコントローラー上でマウスの右クリック、右図のようにメニュー下のほうの「スキン(S)...」を選んで、スキン選択メニューを出して「KumaSkin」を選べば切り替わります。オリジナルのスキンには変更を加えていませんので、元に戻すには「default」を同様の手順で選びなおせば元に戻ります。
アンインストールは、解凍先のKumaSkinフォルダを削除するだけです。
■あとがき
当初軽い気持ちで手がけたのですが、いざ作りはじめると結構たいへんでした。ボタンひとつとっても「通常」「押したとき」「マウスカーソルが重なったとき」「無効のとき」の4パターンを用意しなくてはなりません。DVDプレイヤーやオーディオプレイヤーなどへ機能を切り替えるたびにがらりと画面構成やボタンが入れ替わるので素材づくりだけでも結構な量になります。純正のものもそれなりに手間かかっているなぁと(笑)。またスキン仕様はタブの部分は上部固定になってるなど融通が利かず、表示窓の部分も液晶風で当初デザインしていたのですが、どうしても背景を黒から変更できませんでした。
参考までに今回の作成方法を簡単に紹介します。まずボタンなどのパーツはPhotoshopの個別レイヤー上にどんどん作っていきます。ボタンの凹凸や発光などはレイヤースタイルの切り替えだけで簡単に済ましてしまいました。それらの素材をPhotoshp上で福笑いの要領で好きなように並べ替えます。きちんとそろえるにはガイドなどを活用します。位置が決まったらスライスツールでパーツごとに区切り位置を指示しておき、ImageReadyに転送してスライスラインに沿って自動で分割出力させます。バラバラに出力されたパーツから必要なものだけをグループごとに組み合わせてBMPで保存してできあがりです。位置情報を記述した
.mcs ファイルは単なるテキストファイルです。defaultのものをひな形にして、新しいパーツの座標に書き換えます。座標系はPhotoshopの情報ウィンドウに表示されるものと同じなので比較的作業は楽です。
今回の作業で要領はわかったのでこのデザインに飽きたら、また新しいのを作るかもしれません。またMTV1000本体に関しては、使いこなしの観点からそのうち記事を書こうかなと思っています。
▼(2002.2.1追記)
新しい追加したスキンのV2は見ての通り、リンゴのマークの某社のソフトウェア風(ていうか一部パーツはそのまんまの手抜き)です。前回のスキンは小さすぎるとの意見も頂いたので、少しだけ大きくしてみました。新ドライバV1.10で表示部分の背景が黒以外に指定できるようになったためやっと液晶風の色合いが実現できました。実はMTV2000のレビュー記事に載った写真を見て次期ドライバでは表示部分の背景色を変更可能になっていそうだと予想して、少し前から作り始めてほぼ完成していました。やっとドライバが公開されたので、ようやく日の目をみることができたというわけです。なお、新ドライバにはMEDIACRUICEの純正スキンにも新しいのが追加されてますね。初代KumaSkinとなんとなく雰囲気が似てるように思えるのは気のせいでしょうか?(笑)