あのMYSTから何年たったでしょう。ついに続編のRIVENが発売されました。大人がじっくりと楽しめるリアルなアドベンチャーゲームとしての性格はそのままに、前作より遥かにパワーアップして帰ってきました。5枚のCD-ROMいっぱいにつめこまれた溜息の出るような見事なグラフィックやムービー、それにリアルなサウンドは本当にRIVENの世界に迷い込んだかのように錯覚させられます。MYSTをプレイした人はもちろんのこと、そうでない人にも絶対お勧めのゲームです(ストーリーに関連があるので、できればMYSTから順番にプレイすることをお勧めします)

基本的なゲーム進行は、RIVENの世界を歩き回り、プレーヤーが遭遇する様々な仕掛けをマウスで操作し、わずかに示される断片的な情報を元に謎を解き、閉ざされた扉を開けたり、停止している謎の装置を動かしたりして、行動範囲を広げ、最終的にプレイヤーに課せられた使命を達成させるというものです。なんといってもこの「謎解き」の部分がメインとなりますが、これが最大の面白さであり、また最大の苦しみにもなるわけです。ある時は考古学者、ある時は数学者、ある時はインディージョーンズになったつもりで、プレイすることができます。全ての謎は、あくまでも論理的に練られたもので、「なるほど、そうだったのか!」と膝を打つことも1回や2回ではありません。自分の推理が的中して、壁に隠された扉が、「ゴゴゴッ」と動き出した時は本当に感動するものです。

ここで、内容についてあまり詳しく書くと、せっかくのみなさんの謎解きの楽しみが半減(どころか吹っ飛んでしまう)のでこれ以上のインプレッションはひかえておきます。

ただ、私もそうでしたが、謎が解けず行き詰まってしまい何日も先に進めず悩んでしまうことがあると思います。私は、ついに自力で解くのをあきらめて、インターネットやパソコン通信上でヒントを見てしまいました。この際、目的の情報以外の、まだ知りたくない先の情報がどうしても目に入ってしまったり、ヒントではなくそのままズバリの答えを見てしまったりして、後悔するといったことがありました。そうやって手に入れた答えやヒントの中には「これだったら、もう少し考えれば自分で解けたのに」と後悔するものもあれば、「これは、自力では1年かかっても解けなかったのでは」というものがあったのも確かです。そこで、たった一つの謎のために行き詰まった人があきらめてせっかくの素晴らしいゲームを投げ出してしまうことのないように、しかもなるべく自分で解く楽しみを奪わないように配慮してヒント集を作成してみました。とは言っても、所詮ヒント集に違いはないので3日3晩づ〜っと悩み続けて、飯も喉を通らなくなった段階で、初めて開くことを強くお勧めします。


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