Y.Mさんからのレポート
97年5月からギャランVR−Gツーリング(AT)にお乗りになっているY.Mさんからのレポートです。
1.市街地燃費
最高8.9km/L 最低6.1km/L
最高値は渋滞のない道で異様なほどアクセルを絞って運転してやっと出た数値。
通常7km/L台がほとんどです(ガソリンは常時ハイオク)。
2.高速燃費
最高15.2km/L 最低12.2km/L
最高値は、90km/h巡航時のとき、最低は100〜130km/hで流れに乗ってメリハリをつけて運転したときの数値で、通常は13km/L台がほとんどです。
3.トラブル
(1)MMCSのハングアップ
全く動かなくなり、イグニッションをオフにしてやっと復帰したことが3回。原因不明で対処不能。
(2)塗装のはがれ
未舗装路を走行したことが一度もないのに、購入後1年で塗装のはがれが大小20個所以上発生している。
石跳ねによるキズだから保証外であるとのディーラー回答。
10年近く乗った前車(日産車)では、こんなキズが発生したことは無かった。(3)クレームの門前払い
燃費のクレームは一切受け付けてくれません。とくにお客様相談センターは最悪で、門前払いされました。
各種のクレームで「門前払い」や「なしのつぶて」という対応をされた人は、かなり多数にのぼるようです。
4.未確認情報
以下は、私が調査したGDIエンジンに関するアングラ情報(信憑性はかなり高い内容)です。
(1)NOx対策
希薄燃焼時の窒素酸化物(NOx)が昭和53年度排ガス規制で引っかかるため、リーンバーンとなる条件をシビアにせざるを得ない。
このため、今年トヨタからNOx還元触媒のパテントを購入することとなった。
よって、GDI本来の性能が出せるのは99年型以降である。(2)調整難
エンジン調整のファクターが通常のエンジンより遥かに多く、ベストセッティングとなるエンジンは10台の内1台あるかないかであり、雑誌社には広報チューン車両にて貸し出すことで良い記事を書いてもらっている。
また、エンジンの調整は人海戦術で実施されており、機械化されたのはごく最近のことで、現在では多少マシになってきている様子であるが、すでに販売したGDI車に対してはコスト的に対策を実施することは不可能なため、ユーザに泣き寝入りしてもらうこととした。
(3)CMの自粛
国民生活センターからの指導で、省燃費を前面に押し出すCMを自粛せざるを得なくなった。
(4)ホンダの態度
GDIが出た当初こそはホンダの内部でも大騒ぎとなったが、現在は話題にも上らない。
5.結論
次回の自動車購入時から、欠陥車の可能性があまりに高いので三菱車はすべて除外し、二度と三菱車を購入するつもりはありません。
以下はこちらからの質問にご返答頂いたメールの部分転載です。
私のギャランのミッションはATです。なお、スポーツモードはほとんど使用しておりませんので、ごく一般的な使用方法だと思います。
今のところ、渋滞のひどい時に自車を使用した経験がないので、渋滞時の燃費を考えると空恐ろしいものがあります。
アングラ情報の出所は、三菱自動車に近い人間から取材したものですので、私自身は全面的に信用しています。
塗装については、三菱車全部でその弱さが指摘されている様子であり、デリカやランサー等に乗っている知人達も傷のつきやすさには閉口していました。
実は、私の勤務している会社の社用車にギャランVXのATが一台あるので管理担当者に聞いたところ、燃費はハイオク使用時で一般道7〜8km/Lとのことでした。トラブルとしてはATのくせにエンストの頻発があることとエアコンオフ時のアイドリングの変動を指摘していました。エンストは、ハンドルを一杯にきった時とエアコンオフで強めにブレーキを踏んだ時によく発生するようです。交差点のド真ん中でエンストでもした日には目も当てられない状況が予想されます。
2〜3回借りて私自身でも実験したのですが、確かにエンストしました。自分のギャランにはない現象でしたし、中低速トルクも自車より遥かに細くてとても同じエンジンとは思えないものでした。
ここからは私の予想ですが、ギャラン/レグナムに限らず、GDIは低いグレードの車には、とくに外れのエンジンを廻して売っているのではないでしょうか。それと、MMCSで笑ってしまった現象の報告をひとつ忘れていました。
それは常磐道から首都高速経由で横浜へルート設定したときです。首都高速の小菅JCの手前で銀座方面に行けとの指示が出たのですが、向島の渋滞は有名なため無視して中央環状線の葛西方面に入ったら「一度首都高速から降りてUターンし、銀座方面に戻れ」という内容の指示が出ました。「首都高速の料金をもう一度払って乗り直せ」とは、はっきりいって大馬鹿野郎です。