talk。
〜とりとめもない語り。〜


□ お人形への憧れ。
 幼い頃から、お人形は「憧れ」でした。リカちゃん人形、バービー人形は勿論のこと、可愛らしい抱き人形、フランス人形も。ただ、(最近になって発覚したのですが)母があまり好きではなかったために、買い与えられることはありませんでした。(誕生日やクリスマスに希望を聞かれることはなかったのですー。)私が持っていた人形は、8、9歳頃に大叔母が買ってくれた紫の衣装を着た抱き人形(今でもあります)と、妹と共有のリカちゃん人形が一体だけでした。
 それでも、おねだりこそしなかったものの(ていうか、おねだりがもの凄く苦手な子どもだったので)、デパートやスーパーのおもちゃ売り場に行くと、結構飽かずに眺めていた記憶があります。
 大学以降、ある程度お金をもつようになると、今度はおもちゃ売り場の敷居が高くて(笑)買うことはありませんでした。が、大学院で上京して親と離れて初めて、「ポーセリンドール」を一体だけ手に入れることができたのですが。


□ ビスクドールへの入り口?
 とは言っても、ビスクドールとか創作人形とかカスタムドールとか、興味はあっても近づくことはありませんでした。値段が高かったというのもあるし、余裕のない東京での生活ではそこまで心もお金も(笑)回らなかったわけで。
 単位を満了して実家に帰って、「静養」が一年近くになると、いろいろ回復してくるわけです。そのうちやっと大好きだった読書ができるようになって、ちょうど六月の終わりごろに、加納朋子さんの「コッペリア」という本に出会いました。ちょうどこの頃加納さんの本にはまっていたんですが………ここでは割愛します。「蝸牛」本家のほうにいずれ書くかと。
 「コッペリア」は、詳しくは書かれていませんが、(砕き割られるシーンがあるので多分ビスク製の)おそらく創作人形と思われる人形と、その作家を中心にして、それぞれは関係のない周辺の人々を中心に展開します。(最後には収束していきますが)人を大きく動かした「人形」を中心にした、これがきっかけで、ビスクドール、というものに強く惹かれて、ネットを検索し始めたのがことの始まりです。Yahoo!のオークションや、各地のドールミュージアム、個人の方が作られているお人形の写真を中心としたページ、リプロの作家さんが作られているページ、そして創作人形の作家さんのホームページ等々。…………あとは奈落の底へ一直線?(笑)


□ はじめてのビスクドール。
 ネットを逍遙し始めた当初に出会ったホームページで、この方のリプロ(テート・ジュモー)に出会い、かなり一目惚れ。ちょうどリンクが貼ってあったので嬉々として飛んで、この子の深い青い瞳に捕まりました。吸い込まれるような瞳に、綺麗な白い肌、やさしい表情。すべてに惹かれて、そしてショップページにこの子がいるのを見つけて、矢も楯もたまらなくなりました。多分今の自分には分不相応だけれど、どうしてもどうしても、この子をせめて直に見たい。あんなに強く願ったのは久しぶりかもしれません。
 問い合わせて、貯金をはたけば(笑)手の届かない金額じゃない、ということを知って、考えて考えて、ようやく申し込みました。作り手の桜さまは丁寧な方で、最後までこの子をよく見て下さってから、私の手元に送ってくださいました。届いたのは、この夏最大の台風の翌日、八月最後の日。
 詳しいことはATちゃんのページに書くので省きますが、丁寧な丁寧な梱包を震えそうになる手で解いて、すきとおった青い瞳と出会ったときの感動は、とても言い尽くせません。こんなにも美しくてこんなにも魅力的なものなのかと、それだけです。心を奪われる人が多いのが実感としてよく解りました。


 □ 人形の名前。
  実はバラの名前からつけています。(バラも大好き♪)人形を見て、まず色をイメージし、形を考えます。それから図鑑をめくって。。。お時間のある方は花を探してみてください(笑)手に入れば写真と一緒に載せるつもりですけど。


 □ 神戸ドールミュージアム。
 清水の舞台(笑)から飛び降りた、最大かつ決定的な引き金は、ここに行ったことでした。(Mさんありがとう〜〜〜!)小規模な、本当に小さな建物の中に、ジュモー、ブリュを中心とするフランスのビスクドールが、大小とりまぜて30体あまり。おそらくはすべてがオリジナルなんでしょう。衣装の手のこみようといい、アクセサリー、レースに至るまで精巧で丁寧で、信じられないほど美しかったんです。実はオリジナルのアンティークビスクドールをじかに見たのはこれがまったくの初めてで。一世紀を生き抜いてきたその瞳に、圧倒されました。………もちろん、ジュモーたちも、とてもとても美しかったんですが、その中でも一番惹かれたのが、紺のベルベットのドレスを着たATと、ラベンダー色の瞳にレースのドレスを着たアッシュ。…………この時点で、既に迷っていた桜さまのATちゃんへの迷いは吹っ切れていました(笑)
 小さな小さな、本当に宝石箱のような美術館です。また神戸に行くときは、かならず行きたいです。(もちろんMさんも道連れに♪)


以上更新 01.Sep. 2004


 □ フィオナ。
 完全に私の姫君と化しています(笑)
 名前はすぐに、というか実は届く前から決まっていました。某バラ園さんの、数年前の新種のカップ咲きのオフホワイトの薔薇。まさにそのイメージだったんです。
とにかくかわいくて。いつも、一番目の届くところにいます。今は、このパソコンの右すぐ横、本立ての本の上に座っています。小柄なので、どこにでも座らせられます。それまでは机の横に置いたチャイルドチェアに座らせていたのですが、距離は近くても目が届かないので近くなりました(笑)今度は京都に連れて行く予定です♪ドールミュージアムに一緒に行ったMさんにご対面の予定。
 ウィッグを探し、布を探しては服を縫い。なんとなく一人で寂しそうだからという理由で(苦笑)次々にお人形が集まります……。高価な子には手が届かないので主にオークションで探すことになりますが。日本のYa○oo!オークションではなんとなくこれと言った子に出逢えず、アメリカのebayへ………。ここはアンティークの子が殆どなので、アンティークの子に手が伸びるのははっきり言って時間の問題でしたが(………)まず最初に、お姉ちゃんが欲しいなとマリーを、コレクションの整理中だというオーストラリアの方から譲って頂きました。最初の位置づけのせいか、フィオナとのツーショット写真が一番多いです。最近フィオナの「性格」は、かわいい甘え上手な末娘タイプになりつつあります………。
 可愛い布を見つけるとドレスや着物のアイディアが浮かび、可愛い服をみると思わずサイズをはかる………(苦笑)うちで一番の衣装持ちです。最初に桜さまが着せてくださったドレスに加え、アメリカから取り寄せたシルクのドレス、私が縫ったコットン、ベロアのドレスが一着ずつ、着物が一着。ウィッグはもともとつけていたモヘア+化繊のに加え、化繊のが二つ(くるくると着物用ロング)、モヘアのが…………二つ?かな?靴は二足。他の子はマリーでさえ二着しかない………。ちょっと贔屓が過ぎますね(苦笑)
先日雪が降ったときも、まっさきにフィオナとカメラを抱えて外に飛び出しました。(笑)そろそろ梅が盛りなので、梅との写真を狙い中です。桜も楽しみ。


 □ 『幻日の少女』
 人形写真家として著名な片岡佐吉さんの、昭和59年に初版、60年に再版発行された、個人出版の人形写真集。
 サイトのタイトルが「幻の少女」なので、この本からつけたのではないかと思われる向きもありそうですが、まったくの偶然の一致で、この本の存在を知ったのははサイトを開設した後でした。ネットを巡っているとちらちら出てくる、「幻の写真集」に私は非常に惹かれました。元来の本蒐集癖(笑)で、とにかく欲しい。写真も素晴らしいとあっては見たい、でも個人出版の本で流通していないし、しかも20年も前に出された本では…………。
 それでもとにかく諦めきれず、探しました。ほんと、ネットって便利ですね♪オークションでも古本でもなく、先日新本で買えました。それはまあ年代経ってますから古いですが。実際素晴らしい写真満載です。すごい、エデン・べべが波打ち際歩いてる、ブリュが雪まみれになってる……という感じですが。人形というより生きた少女のようで、素晴らしいです。
 これは今買うと1万円を超えますが(当初定価が9800円なんですから値上がりしたわけではありません。消費税分の増額です)、同じく片岡佐吉さんの 『トゥーランドット姫とアンティークビスクドールたち』という本は一般流通しているので(ISBN 4766112962、2500円)買いやすいです。こちらも、『幻日の少女』とは顔ぶれは変わっていますし種類は少ないですが、生きているかのような人形たちに出会えます。
 以降、本棚にはアンティークドール関係の本が増殖中です……。誰か止めて下さい(爆)


 □ マリー。
 とにかく「フィオナのお姉ちゃん」が欲しかったので、ひたすらそのコンセプトで探しました。フィオナはATリプロだから、できればフランスの子のリプロがいい、でもブリュは雰囲気違うからATかジュモーか……と迷っていたところで、彼女を見つけました。白いコットンのドレスという、ジュモーの子にしては質素な格好ながら、凛とした顔立ちとブラウンの瞳に惹かれ、決定。(笑)サイズも50cmで、お姉ちゃんにはちょうど良かったのです。
 オーストラリアから空を飛んできた彼女は、予想以上に美しい顔立ちでした。彼女と並べると、フィオナが本当に甘えっ子の妹に見える(笑)EJべべのリプロだということは、届いてから分かったのですが(首に書いてありました)気品がありますね。もともとつけていたストロベリーブロンドの、アンティークっぽく薄くしたウィッグもとても良く似合っていたんですが、今は私の個人的嗜好により(笑)ブロンドの長いモヘアのウィッグをつけています。ピアスホールが開いているので、「可愛いから」と買ったもののどーしても私には似合い得なかったピアスをしてます。ドレスは本当にないので、いつかフィオナとお揃いで縫ってあげたいなーと、野望を。(笑)着物も、ですけど。
 ところで、彼女の名前は苦労しました。イメージは固まっていて、すぐ「この花!」というお花も見つかったんですが、名前が、アントワーヌ・マリーというのです。フランス産のオールドローズで、とても美しく気品のある花なんですが、アントワーヌは男性名、女性形に直せばアントワネット。…………マリー・アントワネットはちょっといくらなんでも(苦笑)考えに考えた末、最初のイメージは捨てられなかったので、マリーだけフランス語綴りでもらってきました。ちょっと珍しい花なので切り花はないでしょうから、苗から買ってくるしかないかなと思いますが。


 □ ミーコちゃん。
  桜さまのサイトでまず出会ったミーコちゃん。一度消え去ったセルロイドのお人形を、平井玩具製作所さんが復刻されて日本で唯一(?)現在製造販売されているセルロイド製お人形だそうです。
 とにかく、文句なくかわいい。さっそく購入すべくホームページ「セルロイド・ドリーム」に伺ったところ、髪の毛の色が3種類、お目めぱっちりとおねむりちゃんがいる……。服も沢山………。作ってあげるにしても、一着は買わなければ裸ではかわいそう。優柔不断な私が迷っているうちに(2ヶ月は悩みました。笑)、イベントのクイズでなんと当選し、11月の終わりに、着物を着てうちにきてくれました。
 ミーコちゃんはミーコちゃん、名前を変える気はありません。何故かみなさんそのようです(笑)
 今年に入って、水色瞳のグーグリーミーコちゃんもお迎えして、ちょっとにぎやかになりました。
 両親や祖母は、懐かしいねと言っています。驚くほど軽い、けれどかわいいミーコちゃん、あなたもひとりいかがですか♪(笑)




最終更新 26 Feb., 2005


幻の少女 index



ご意見・ご感想は「蝸牛角上」メインの掲示板かメールでお願いします。

メールメール

close window

蝸牛角上
presented by Hajime Shiwasu