自分なりのプリント基板の作り方 2003年7月8日
車などに装置を載せるときは、自分で回路を組む必要があります。
しかし、世間一般で基板のパターンを作るにはポジ感光基板とかを使います。
精密さを要求したり、大量に作るときは良いのでしょうが
今回のように、大雑把なのを1枚つくるにはコスト的にも向いていません。
といって、蛇の目基板だと、弱くて取れてしまうのが難点です。
昔から自分が行っている方法を紹介します。
今回の例題は、PCの内部ファンを調節する為の電圧調整回路です。
トレーシングペーパーに
実体回路図を書きます。
梱包用のセロファンをガラス板か
厚めのビニールに貼ります。
先のトレーシングペーパーを
逆向きにしてセロファンにマジックで転写します。
セロファンをビニールから剥いで
プリント基板に貼ります。
余談。
マジックで塗り潰す方法もありますが
絶対ピンホールがあって
仕上げが汚いんですよね(^^;
カッターで溶かす部分を切り取ります。
広い部分は、塩化第二鉄の
消耗を防ぐために残します。
#今回の例では熱を拡散させるためでもあります。
塩化第二鉄溶液に漬けて
エッチング。
銅の部分が溶解します。
部品が来る部分に、穴を開けて
クレンザーなどで磨きます。
フラックスを塗って出来上がり。
後は部品を載せて出来上がり。
マシンを必要(温度)に応じて
静音制御出来ます♪