温度コントロール 2003年11月24日
誰もが知っているように冬は夏に比べて燃料消費量が多い。
プリウスだからと云う訳でもないが、悪い。
私も昨年からエンジングリルまわりを塩ビの板で
覆うことによって、風が吹き込んでくることを防いでいる。
効果があるとは思うが、数値的な証明はされていない(汗
今年は、全面を
覆ってみた。
去年は塩ビが足りなくてナンバープレートのところが
開いていたが今年は容赦なく閉じてみた
(透明なので分かりづらいが^^;)
そして、エアクリーナーのダクト(潜望鏡)を外してみようと
思ったんだが、狭くて邪魔っぽい。曲げて春までに
変形したまま固まっても良くないし(汗
一応、蛇腹なダクトを用意して挿してみるという試みや、
「エアクリーナーの蓋を外してそのまま」という突飛な案など
色々な発想が出ては消えた(汗
とりあえずやってみた途中経過の図(ぉ
エアクリーナーボックスの底に穴を開けるのも良いかも?(汗
それにしても不思議なのがエアインテークの場所である。
コルサなど普通の車はダクトが前面に向かっているモノだ。
なぜプリウスにはこんな中途半端な所に
付いているのか思考してみた。
その結果思いついたのは、
「プリウスのエンジン内は隙間だらけでは?」
という以前から不思議に思っていたことと疑問が重なった。
同じ駐車場に止めている他の車と比較して、
ボンネットと車体との隙間が多いような気がしていた。
自分の車は外れなのかなとも思っていた。
このプリウスが積極的に隙間を利用して外気がエンジンの上を
常時通過してフレッシュな空気を取り入れているとすれば
夏場であっても、この位置で十分に外気を取り入れることが
出来ることと整合性が成り立つ。。
また、プリウスは一旦エンジンが暖まったにも関わらず、、
暖房をしなくても、どんどん水温が下がっていくことは日常だ。
これは熱伝導で、他のエンジンブロックやモーター類に
熱が拡散していることも十分考えられるが、
隙間風で熱を奪われているという疑いも否定できない。
と云う訳で、サイド&ライトとボンネットの間に
スポンジを挟んで、内部を密閉させてみた。
あまり密閉すると機器に悪いかも知れないが、そんなに
密閉できるとは思っていないし、冬限定ならば大丈夫であろう。
一応、これを取り付けた後の風の流れは
以下のように期待できる。
青いのがこれまでの流れ。
赤いのが今回の措置後の流れを、イメージ化したものである。
#あくまでも想像なので念のため^^;
温度計は、室内の足下の温度を測っていたのを流用して
いる。端子が短いので外に出て測らねばならない(汗
センサー部分を奥の方に放り込んでおけば、
安定した有為な値を出してくれるはずである。
矢印がエアインテークの部分
まず、これまでのままで走行してみた。
予定外なことに、これまで70℃になる地点が数百メートル
手前に来てしまった。パネル全閉鎖の為だろうか?
適当に走り込んだところで測定をする。水温は85℃以上。
走りは、常に登り坂なのでエンジンは回っている状態である。
外気温度 11℃(モニター)
吸入温度 14.8℃ +3℃
ここで、スポンジを取り付けてみた。
そしてまた適当に走り込んでみる。
Uターン出来そうなところで停めて写真を撮る。
外気温度 11℃(モニター)
吸入温度 19.4℃ +8℃
有為の差は有るって云えばあるような。
でも思ったよりも熱いって感じじゃないですね。
帰り道は、ほとんどが下りだったので
水温がどんどん下がっていきました(汗
最低77℃まで。密閉とは程遠いですね(^^;
今回のスポンジはとりあえず実験のためであって、
防水とか耐久性が良くない。
実際にする場合は素材をもう少し選んだ方が良いと思う。
今日は、温度だけを測ってみた。
これが燃費にどう影響するかは、今後走り込んで評価してみたい。
温度コントロール 続き 2003年11月30日
今日は、吸気温の改良その2
前回、バンパーの吸気所に透明板を貼り詰め、
ボンネットにスポンジをすることによって
エンジンルーム内に入り込む風を一定以下に抑え
或る程度吸気温を上げることに成功した。
本日は追加作業。。。
まず、下側にも隙間があるのでガムテープで応急措置。
上が措置前で、
地面が見えます。
下が措置後で、
ガムテープの裏面が見えます。
また、吸気口を思い切りひん曲げて熱い風を入れることに。
本来の吸気口を外して、前回は見送った蛇腹を挿入。
エンジンブロックに向けて曲げて置いた。
また温度計のプローブを内部に挿入した。
さて、走行ターイム!
外気温度は13℃。先週よりも2℃高い。
今日は、FCM-2000を水温アラーム95℃でセットしておいた。
そんな条件で、全く同じコースを走る。
なんか今日は変な車が多かった。片目の車が3台も居た。
走っていると、後ろに食いつかれた。
これでも制限速度、微妙に越しているので煽るなよ〜(汗
そうしていると95℃のアラームが警告してくれた(汗
すぐに暖房を入れる。
一週間と同じ所に停めてすぐに温度計を撮影する。
#目視では真っ暗で見えないのです(^^;
39℃と前より20℃違っていた。流石にかなり違うようだ。
モニタの外気は16℃になっていた。これはガムテープの
おかげなのか、それとも山間部ほど暖かかったのかは不明だ。
星空が綺麗だった。
それから帰投する。
外気温は17℃になったまま貼り付いている。
エンジンの水温は、あららという間に下がった(^^;
何だかんだと、温度は下がったが(同じように77℃)
家に着いたときは、87℃だった。
それでも吸気温は30℃を上回っていた。
ちなみに、放射温度計でエンジンブロックを測ってみたが
測れたところの最大温度は65℃であった。
鎧のように、ポリプロピレンの板で覆ってみようかな・・・
少しは冷えにくいかも知れない(危ない?^^;)
ついでに・・・インバーターの表面は30℃以下であった。
真夏などは、アスファルト上の温度は40℃を越える。
停止した状態でエアコンが点けばもっと高かろう。。
したがって冬の40℃くらいはどうって事も無いのかも知れない。
また1週間テストランするのが楽しみになった(^o^
おしまい