むかしむかしから
中国奥地に伝わる伝説じゃ

 いくつも山を越えた小さな国に
「支天輪」
という名の不思議な輪っかがあるそうな

支天輪の中を覗けし者
あらゆる災難をはねのける
「守護月天」の守りを得よう

その国ではそんなふうに
語り継がれておったそうじゃ

 今、はるかな年月を経て
その支天輪は・・・・・
小さな頃よりこの家で
一人暮らしを続けている
七梨太助・・・・・・
寂しい思いを抱えたこの少年のもとに
流れついたようじゃ


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