シャオの過去

第2幕

刺客1:
ほほう
姫君自ら出向いてくれるとはな
刺客2:
探す手間が省けたぞ

・・・・・・・・・父上、母上、今、わらわもそちらに行きます

シャオ:
!!
星神を呼んでいては間に合わない!

 

刺客1:
まだ子供・・・哀れに思うが
刺客2:
姫と生まれたのがその身の不幸だ
刺客1:
悪いが死んでもらう!

父上・・・、母上・・・ 

シャオ:
天明らかにして星来たれ
刺客1:
な、なんだぁ!?
シャオ:
青龍の星は召臨を厭わず、月天は心に帰せたり
来々、梗河!
刺客1:
ぐはぁ!

 

シャオ:
お怪我はありませんか? 魅花様
 魅花:
・・・・・・なぜじゃ
なぜかばったのじゃ!
わらわは刺客に討たれて父上母上の後を追おうとしたのに!
おぬしが怪我までしてわらわを守る必要などなかったのじゃ!
守護月天とはそこまでして、主を守らねばならんのか!?
シャオ:
私は守護月天、あなたが私の主である限り、私はあなたを守ります
魅花様、一つだけ聞いてください
確かに大切な人を失うのは悲しいです
淋しくて、何も見えなくなってしまうこともあると思います
・・・でも、越えられない「悲しみ」ではありません
 魅花:
・・・・・・・・・・・・

 

女中1:
姫様は今晩も何も召し上がってはくれません
女中2:
せっかく無事に戻られてもこれでは・・・

 

 魅花:
なあ・・・離珠
シャオリンはずいぶん淋しい表情をするのじゃなあ
・・・もしかして・・・シャオリンも、わらわと同じ想いをしたことがあるんじゃなかろうか
大切な誰かを、失ったんじゃろうか・・・
あの時はそれを思い出しておったのかのうぉ
でもさっき食事を持ってきた時は、いつものように笑っておったな・・・

大切な人を失うのは悲しいです
でも・・・ 越えられない悲しみではありません

 魅花:
・・・・・・・・・・・・

 

シャオ:
魅花様、おはようございます
お食事を持って・・・
・・・・・・・・・・・・
 魅花:
シャオリン、おそーいぞぉ
わらわは腹が減って死にそーじゃ!
早くよこすのじゃ!
シャオ:
あ・・・はい
魅花様、お元気に・・・
 魅花:
ふふん、わらわは一国の主になるはずだった娘じゃぞ、強いのじゃ
おぬしなんかには、負けぬ!
おお? おぬし、きのうのキズはもう治ったのか?
シャオ:
星神が治してくれたんですよー、すごーいでしょお
父上も母上もいなくなってしまったが、シャオリンがいてくれれば大丈夫じゃ
わらわはきっと生きていける
そしてわらわはシャオリンに頼って生きてきた・・・ その日からずっと
第3幕へ


戻る☆彡