シャオの過去

第3幕

 魅花:
なあ、シャオリン・・・
わらわは、おぬしがいてくれたおかげで今日まで生きてこれた
父上や母上と同じくらい大好きじゃ
・・・ごめんなあ
なのに、わらわができるのはおぬしに礼を言うことだけじゃ
他には何もしてやれん・・・

わらわは おぬしの主なのに

おぬしを置いて 逝かねばならん・・・

大切な人を失うのは悲しいです
さみしくて何も見えなくなってしまうこともあると思います
でも・・・ 越えられない悲しみではありません

・・・そうかシャオリン

誰も頼らずに主を守り続け、そうやって何度も悲しい別れを越えてきたのか

 魅花:
・・・シャオ・・・リン
・・・今まで わらわを ・・・守ってくれて ・・・ありがとう

・・・いつの日か

おぬしも・・・ 頼れる誰かに・・・ 逢えると良い・・・な
 
女中3:

・・・魅花様?

女中4:

魅花様ぁ!

 

女中3:
シャオリン様、どこへ行かれるのですか?
女中4:
・・・・・・・・・・・・
女中3:
長いこと一緒にいたのに涙ひとつ見せないなんて
女中4:
きっと守護月天にとっては、主との別れなんて慣れたものなのでしょう

 

シャオ:
・・・・・・・・・・・・仕方ないよね
・・・大丈夫、いつものように越えられる
・・・おぬしも・・・ 頼れる誰かに逢えると良いな・・・
・・・シャオリン・・・
シャオリン、大丈夫、泣くことはないのじゃ
いつかきっと、出逢えるよ
おぬしが頼れる、誰かに、出逢える・・・
おわり


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