斜里岳

7月16日(月) (北海道)

清岳荘 ・・・ 下二股 ・・・ 旧道コース ・・・ 上二股 ・・・ 馬の背 ・・・ 斜里岳

・・・ 馬の背 ・・・ 上二股 ・・・ 新道コース ・・・ 熊見峠 ・・・ 下二股 ・・・ 清岳荘

    (歩程 6:30)  (Tリーダーの40人のパーティー)

北海道の山、3日目   宿の横が登山口です。今日は、渓谷沿いの滝見コースですが、沢を何度も、
渡るので、緊張のスタートです。

清岳荘 4:00スタート
歩き始めは、林道を歩き、その後は、何度も・何度も川を渡り緊張の連続でした。初めの岩を渡ると、
全く滑らない岩だったので、ポン・ポンと渡れ、何度も渡る川も怖くなく、ポン・ポンと通り過ぎました。
二股で、全員がそろうまで待っていると、3班で到着した、御曹司が、「アレ?OOさんは、川に落ちて
いないじゃないですか?私でさえ落ちたのに!」と言ったので見ると、頭のてっぺんまで、ずぶ濡れに
なっていました。「なによソレ!」と言いましたが、ずぶ濡れの、姿に笑えませんでした。同じ2班の女性も
ヒザから下が、ずぶ濡れでした。
先日の、説明では、下二股まで、Tリーダーがトップを歩き、そこから先は、Tリーダーがラストを歩き、登りは、
危険な滝沿いの沢を登る旧道コースを登り、下りは安全な、尾根の新道コースを下ると説明がありました。
ところが、下二股で、1班がリーダーの指示で新道の尾根を登っていったので、えええ・・!どうしよう!私下り
下手だから、沢なんか下れない!どうしょう!一瞬パニックになり、わがままを言っては、いけないのだけれど、
リーダーに勇気を出して、「昨日の、説明では、旧道を登ると言っていましたが?沢は、私下れない?」と言っ
たら、「あ・・!間違えました!1班下りて来てください。」とリーダーが、あわてたので、ああ言ってみて良かった
と思いました。

斜里岳 7:40    ガスも出てきましたが、眺望も少しは楽しめました。眺望を楽しみながら、ノンビリ
行動食を食べました。馬の背まで戻るのに、ガラガラ・ザラザラ道に気をつかい、下っていると、3班を
連れた、リーダーとすれ違いました。

林道を歩いていると、私を面倒見てくれた、だんな様の奥さんが、「あなたは、沢を渡るのが上手いわね。」
と言ってくれて、単純な私は、嬉しかったです。今の私のレベルでは、斜里岳はキツカッタ!女性人も優しい
人ばかりでしたが、男性人が皆さん紳士で、面倒を見てくださいました。
清岳荘 下山11:45

2班の皆さんのおかげで、斜里岳は、登ることが出来たと思います。本当にありがとうございました。

バスで、今夜の宿の、岩尾別YHに向います。宿は素泊まりなので、温泉に入り昨日はお風呂に入っていな
かったので、2日分の汗をしっかり落としました。食事は、各自で好きな所に行き、好きなものを食べる。と決
まり、私は、近くのお蕎麦屋さんに入っていくと、私を見た、Oさんが、追いかけてきてくれて、女2人で、ビール
で、無事下山を祝い、カンパイしました。
宿に着くと、くたびれていたので、すぐに寝ました。斜里岳で、こんなにボロボロで、明日の羅臼岳が心配でし
たが、眠れました。

熊見峠から、先の下りは、キッカッタ!急な下りで、ヌル・
ヌルスベリ、踏ん張りもきかずに、大変でした。前のお髭の
Sさんと、後の男性2人が、これに摑まって・こっちがいい、
などと、面倒を見てくださいました。
下二股まで来ると、沢を渡りますが、行きに渡れたので、
何とかなるかなと思い、頑張りました。右足をドボンして
しまい、靴の中が濡れましたが、あと少しなので、我慢
して歩きました。林道迄きてホッとしましたが、この林道
行きよりも、帰りがとても長く感じました。

馬の背まで戻り、これから下りに通る新道コースを見ると、
かなり、アップ・ダウンがありそうでした。渓流の中を、前と
離れて着いていくのが、やっとの私に、お髭の優しいSさん
が、止まって待っていてくれて、ここに足をかけて・こっちに行くと滑る・・・。などと色々面倒を見てくれました。
上二股からは、新道コースを歩き、尾根歩きでしたので、
何とか、大丈夫!なんて思っていましたが・・・。

羽衣の滝と万丈の滝と他の滝を、見ながら沢の中を、歩きながら、大きな岩に登れないで、はうように登り、
頑張りました。御夫婦で参加の間に割り込み、旦那さんに面倒を見てもらいながら、歩きました。沢の流れて
いる中を、バシァ・バシャ歩くのは、初めての経験でした。なんだか、体力・気力もなくなる頃に、馬の背に着
きました。

三角点
登りきると、二股に分かれていて、右に行くと三角点です。
先に三角点をサワリ、頂上を目指します。

ヒイコラ言いながら、馬の背に着くと、先に到着していた、1班のサブリーダーのNさんが、私の泥だらけになった
ズボンを見て、「ワァー!OOさん頑張ったんだね!努力した跡が見えるよ!」と言って声をかけてくれました。
「この泥んこのズボンは、皆さんと技術の差ですね!」と言いながら、実感しました。

馬の背から、斜里岳の頂上が見えましたが、まだ・まだ先に見えて、少しウンザリしましたが、ここまで来て意地
でも頑張ると思い歩きました。歩きだすと普通に歩けました。ここから先は、オダマキ・ウサギギク・チングルマ・他
沢山の高山植物を見ることが出来ました。

日本百名山 斜里岳で62座登頂