東海道五十三次
箱根旧街道を、箱根宿から三島宿まで目指します。もう、5年間も箱根峠越えで、ストップしていました。
1人で、歩くのも心細いし! 友達に声をかけても良い返事がもらえず! 膝も治療中で! ストップして
いました。ワカメちゃんが付き合ってくれたので、箱根湯元から三島までを、頑張って歩きます。
箱根湯本駅 7:30集合スタート
箱根の大涌谷の、噴火?地震?で、警戒中の箱根は、ガラガラでした。湯本駅のバス停には、日曜日
なのに、人がいませんでした。小田原方向に戻り、3つめの橋、三枚橋から、旧街道に入ります。
箱根宿〜三島宿
歩程時間は、なんと!10時間です。歩き疲れました。ワカメちゃんが、歩いてくれ
なければ、1人では箱根峠は、絶対無理でした。相棒が健脚の、ワカメちゃんなので、
私さえ頑張れば大丈夫!と思い、自分のことだけ考えて歩きました!ありがとう!
この先は、三条大橋まで、必ず歩くからね!私の夢が、また一歩、近ずきました。
心から、感謝しています!
住宅地の旧道を歩き、大きな道に出ると、箱根旧街道
入口の案内板がありました。反対側から来る旅人は、
ここが入口なんですよね。ならば、私達は、箱根旧街道
が、ここで終わったので、ホッとしました。
後は、アスファルトの大通りを、三嶋大社目指して歩き
ます。
錦田一里塚 大きな木の一里塚でした。近くに、大根の碑もありました。国道をはさみ、反対側にも、
木の一里塚がありました。(写真の右)
車道を、2人で歩いていると、年配の女性が声をかけてくれました。「箱根峠を越えたの?」と
聞かれて、「朝、箱根湯本駅から、歩いてきました。三島まで行きます。」と答えると、「2人で
歩くと、たいていの人は、くたびれてきてこの辺りで、大ゲンカをしながら歩くのよ! 喧嘩もし
ないで歩く、2人は素晴らしい!」と褒めてくれました。本当に、その通りです。こんな大変な、
街道を、文句も言わず付き合ってくれた、ワカメちゃんに、あらためて感謝です!
六地蔵
六地蔵ですが、もっと沢山いらっしゃいました。
地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六界を表している
そうです。お地蔵様は、毎夜火事がないようにと夜回りを
してくれていると、言伝えがあるそうです。
芭蕉の句碑
この先の、石畳の道が、2ヶ所、工事中で迂回路を歩き
ます。くたびれてきているので、車道を迂回する道は、
1時間ほどのロスタイムになりました。でも、頑張りました。
宗閑寺
かなりくたびれてきたので、階段を登らず、下から手を
合わせせて、お参りをしました。
雲助徳利の墓(雲助の頭役の立派な人)
この石は、お墓ではありません。説明が書いてある石
です。お墓は、お酒が大好きなので、真ん中に、徳利
と杯が、彫ってありました。お墓は、幽霊が映ると怖い
ので、写真を撮りませんでした。
雲助の、イメージは、今では悪いイメージですが、箱根
の峠を旅する人たちの安全を守る、立派な人たちだった
そうです。雲助になる条件は、歌の上手い人なんだそう
です。テレビで歌を歌いながら、馬を引いている人を見た
ことがあります。
山中新田一里塚を過ぎ、うっそうとした道を歩きます。標識が、こんなふうに変わりました。
甲石
豊臣秀吉が小田原城を攻める時に、急な坂で休憩をする
ときに、甲をこの石に置いたそうです。国道工事で、この
場所に移したそうです。
静岡県に入ってからの、標識は、こんな感じで、道に
埋め込まれていました。
新箱根八里記念碑(峠の地蔵) この、お地蔵様を見て、「ワァー!モアイ像だ!」と喜びました。有名人が、
寄贈した、お地蔵様でした。知っている人の名前が沢山ありましたが、黒柳徹子さんの名前しか、覚えてい
ませんでした。恥ずかしい・・。現代的で可愛い顔の石仏は、お地蔵様ですが、モアイ像に見えました。
峠茶屋まで来ると、また旧街道のような、道になり、ホッと
しました。この木の門を通り、石畳?ではなく?遊歩道の?
ような道を進みました。国道の標識は、静岡県になってい
ました。少し行くと、石仏?お地蔵様の記念碑が、ありま
した。
箱根関所跡から、芦ノ湖カントリー入口までは、国道1号線の歩道の無い車道を
歩きました。道を間違えたのかな??と思うほど、車が多くて怖い道でした。2人
で、ワアワアと言いながら歩き、ここで、車に気をつかい、ボロボロになりました。
芦ノ湖カントリーを過ぎて、ボロボロになっていると、反対方向から、歩いてくる、
団体に会いました。道を聞くと、リーダーが、教えてくれました。私達は、道を間違
えてはいませんでした。風評被害で車の通りは、少ないはずですが、それでも、
ビュンビュン飛ばす車は、かなり怖かったです。「良いときに来たね。普段だったら、
きっと、もっと怖かったんだろうね。」と言いながら、歩きました。
箱根関所跡の、お土産屋さんの並ぶ道です。大涌谷噴火
の、風評被害のせいで、ガラガラでした。
元箱根の杉並木を、箱根関所跡に向い歩きます。国道1号に沿って、杉並木の遊歩道があり、旅人気分で
歩きました。さすがに観光名所いい所ですね。屏風山に向う登山道入口を見つけました。「今度は、ヤマボ
ウシの時期に、恵子さんと3人で、屏風山に登ろうね。」と言いながら、登山道の確認をしてから、先を急ぎ
ました。
元箱根 11:50(昼食)
海賊船を見ながら、お弁当を食べます。元箱根に来ると、観光客がいました。
海賊船にも、人が乗っていました。
歩いても・歩いても、元箱根に着きません。少し嫌気が差したころに、芦ノ湖に出ました。
箱根八里の碑
石碑に、箱根八里は 馬でも越すが 越すに越せない
大井川 ときざまれていました。この石の形は、ここの
正面から見える、箱根山(駒ケ岳・神山)の形をしている
そうです。正面を見るとこの形の山が見えました。
再び、旧道に入り、2人で、楽しく話しながら先をいぞぎました。
甘酒茶屋
遠い昔、子供が小さかった頃来ました。懐かしいので
すが、先を急いでいるので、立寄りませんでした。
先ほどの、写真の男性とここで、はぐれました。また
2人になれて、話が弾みました。
国道1号線の上に、歩道があり安全に歩けました。
「全部これだったら良いのにね!」なんて贅沢な事
を言いながら歩きました。
畑宿の近くの石畳は、観光名所なので、公園のように綺麗でした。あと少しで、宙づり石畳です。若い頃から、
見てみたいと思っていたので楽しみでした。
畑宿
国道1号線を歩きます。「早く旧道に入りたいね。」なんて
言いながら歩きました。写真の建物に、東海道五十三次
の、一覧が出ていました。「私は、日本橋から、箱根湯元
まで、1人で歩いたんだよ!」と、自慢げに言いました。
ここから少し行くと、旧道に入ります。
国道1号線を、何度か歩き渡り返します。反対方向から来た、15〜20人くらいの、パーティーに声をかけ
られて、箱根湯元から三嶋まで歩くと言ったら、皆さんで拍手をして、私達2人を送ってくれました。暗く
ジメッとした石畳の上を、カニが歩いていました。滑りやすい、石畳で滑って転びましたが、立てたので、
ホッとしました。
早雲寺 改築工事中で、中には入れませんでした。
外から、お参りをしました。
正眼寺 目に御利益のある、お寺です。2人で、
手を合わせました。大きなお地蔵様に驚きました。
うなぎ屋さんで、1500円のうな丼を食べました。とても美味しいうなぎでした。
今日は、頑張りました。その仕上げの、うな丼が美味しくて、言うことなし!
食べた後は、三島駅まで、ひと頑張り歩きます。
三島駅 6:50到着
最後の、石畳です。「ねえ?これ?石畳ではなく?遊歩道みたいだね?」なんて言いながら歩きました。
新しい石で、綺麗にコンクリートで縁取りしてある公園の遊歩道みたいでした。松並木が、東海道らしく
感じました。住宅地では、家に入る車が、この石畳を走ってきたので、驚きました。
旧街道に、入ります。箱根の旧街道と違い、少しだけ、
手入れが、悪い気がしましたが、ここからは、名所が
沢山有り、楽しい道です。この手前に、甲石跡の碑が
ありました。
宙づりの石だたみ 歩き出してから、「あれ!ここが、宙づり石畳だよ!」と気がつき、叫びました。「気に
していたから、解ったけれども、気にしていなかったら、通り過ぎていたね!」と、私が言ったら、「私、何度
も歩いているけど知らなかった。」と言って、喜んでくれました。ボーと通り過ぎないで良かった。
H27年5月17日(日) (2人のパーティー)
歩程 10時間
三嶋大社 5:45 経内に入ると、大きな池がありました。その池が、鯉の死んで腐ったような匂いがして、
もの凄く臭いので、ビックリしました。三嶋大社の山門前に、うなぎ屋を見つけて、「ねえ?夕飯は、?どうす
るの?」とカマを掛けると「奮発して、うなぎ食べる?」と言ってくれたので、「うん・うん!」と喜びながら、お参り
をしました。金木犀の木が立派でした。
臼ころげ坂 最後から、2番目の石畳です。もう、この道は手入れも、されていなくさびれていました。後は、
車道歩きになります。歩道があるので怖くはありませんでした。
石畳の道を、再び歩きます。この辺りになると、もう人には誰も合いませんでした。この石畳を2人で、
楽しみました。
山中城址公園 さすがに、お城の跡地の公園です。広くて綺麗で、800年以上の大木を2本見ました。
障子堀(写真)は、一見の価値有り、感動しました。綺麗に残してありました。素晴らしい!
箱根八里記念碑から、歩く道は、笹竹が、倒れたように頭が垂れた、トンネルのような道でした。笹竹の
トンネルの中を歩きました。
ここで、写真を撮っている男性と会い、話しな
がら歩きました。内心、私達2人の方が、バカな
話が出来るのにな!なんて思いました。
旧道に入る前に、案内図で行き先確認をして、
話がはずみました。
旧街道は、大涌谷噴火の影響でしょうか?たまに人に合うだけで、2人で石畳の道を満喫しました。
国道1号線を、歩いたり、階段を歩いたりで、アスファルト道が、少々嫌気がさしましたが、旧道に入ると、
素敵な道なので、楽しめました。
国道1号線を渡り、旧街道に入りますが、入口に
ある標識が、旧街道を歩いているのだなと感じさ
せてくれました。
湯元温泉と須雲川の間に、キラキラの、お寺が
ありました。まるで、千と千紘の神隠しの舞台
みたいでした。
湯元温泉街からは、石畳の旧道に入ります。
下に渓谷が見えて素敵な道でした。