1日目
新宿西口 〜 鳥倉林道ゲート ・・鳥倉登山口 ・・・ 豊口山間のコル ・・・
三伏峠小屋(泊)
2日目
三伏峠 ・・・ 烏帽子岳 ・・・ 前小河内岳 ・・・ 大日蔭山 ・・・ 板屋岳 ・・・
高山裏避難小屋(泊)
3日目
高山裏避難小屋 ・・・ 小広場 ・・・ 森林限界 ・・・ 前岳 ・・・ 中岳 ・・・ コル
・・・ 悪沢岳 ・・・ 丸山 ・・・ 千枚岳 ・・・ 千枚小屋(泊)
4日目
駒鳥池 ・・・ 見晴台 ・・・ 清水平 ・・・ 小石下 ・・・ 鉄塔横 ・・・ 滝見橋
・・・ さわら島ロッジ(送迎バス) 〜 畑薙夏季臨時駐車場 〜赤石温泉(入浴)
〜 新宿西口
(Kリーダーの13人のパーティー)
新宿駅西口 高速バスターミナル待合室 6:50集合
高速バスは、初めてなので、遅刻だけは、出来ないので、夫に近くの駅まで送ってもらい、始発に乗り、
40分前に到着しました。心細いので、ワカメちゃんを探しました。さすがです!もうきていました。
バスの座席は、サブリーダーのGさんと座り、山の話を沢山教えていただき、楽しいスタートでした。
ゲートで、昼食を食べてからの、スタートです。今日から、昼は、菓子パンを食べます。
島倉林道ゲート 12:30 スタート
1日目 (歩程 4時間)
もう十年以上も前から、あこがれていた、荒川三山の縦走です。期待と不安の参加です。
サークルで何度か参加させていただいた、Kリーダーの、乗り合いの登山バスでの、山行です。
日本百名山 悪沢岳で68座登頂
今回の、山行は、文句の言いようの無い素晴らしい内容でした。南アルプスを歩けて幸せです!
「私の、膝良くなっているよね?」と、ワカメちゃんに聞くと、「良くなっているわよ!もう、チャント
歩いているわよ!」と言ってくれました。自信もついて、本当に嬉しかったんです。
楽しい山でした!リーダーとパーティーの皆さん、ワカメちゃん、ありがとう!感謝します!
私の、山が再スタートしました!
途中で、温泉に入り、ノンビリしながら、ソフトクリームを買うと、「今、ソフトクリームを作れる人が、
いないので・・。あっ!来ました。」と言ったので、ワカメちゃんと私が頼むと、「形が、悪いかも?
知れませんけど・・!」と言いながら作ってくれましたが・・。スゴッ!超下手で、ヨレヨレのスゴイ形
のソフトクリームでした。ビックリしましたが、お調子者の2人は「平気!平気!食べちゃえば、
同じよ!」なんて言いながら、受け取りました。ソフトクリームを食べていると、Sさんと会いました。
1人で、来たそうです。
バスで、新宿に向かいます。8時頃に到着しました。
椹島ロッジ 10:30下山 無事に下山出来て、ホッとしました。ここから、送迎バス1時初に乗る予定です。
時間があるので、食堂で、ビールと御蕎麦と焼きトウモロコシを食べました。広い敷地のロッジには、宿泊棟・
シャワー・ビジターセンターの展示室他の施設があり、リゾート地でした。ビジターセンターで、ノンビリして
いると、救助隊の、大きな男性4人が、私が、スッポリ入りそうな、大きいザックを背負い出動する所でした。
4人とも、全員がザックを背負う時に、ヨロッとして、「ウヮッ!」と声を出していました。背負うともう、ピシッ!
と歩きだしました。4人とも、超カッコ良かったです!興奮していると、ワカメちゃんパパが、「臨時バスが、
1時間前に出るよ。」と呼びに来てくれました。あわてて戻り、バスに乗りました。
夏季臨時駐車場から、毎日アルペン号に乗り換えて、温泉により、新宿まで帰ります。
滝見橋は、大きな立派な橋でした。橋の上から、滝が
見えました。後は、林道を歩きます。ひと頑張りです。
藪段 6:15
薄暗い所でした。ホンの少し休憩をしてから、
歩きました。
清水平 6:50
水場です。下山用の水を汲みました。次回参加する、
皇海山のリーダーが、水を汲んでいたので、写真を
撮ると、「なんだ、オレ、モデルかい?」と言ってくれ
ました。
駒鳥池 5:00(朝食)
小屋での朝ごはんには、早立ちのため、間に合わないの
で、前夜に、朝食用のオニギリを受け取り、ここで朝食に
しました。駒鳥池は、小さな池で、まあ普通の池でした。
4時スタート予定でしたが、暗いので怪我人が出るといけないので、少し明るくなるのを外で待ちました。
千枚小屋 4:25スタート
ヘッドライトをつけて歩きました。良い道でしたが、薄暗いので慎重に下山しました。
4日目 (5時間)
頑張った自分に、ご褒美に、山小屋でTシャツを買うと決めて、参加したのです。
ワカメちゃんに、「Tシャツ買うので、付いてきて!一緒に見て!」と言い、付い
てきてもらいました。「男サイズなので、Sサイズで良いね?」見本を指差すと、
「アレじゃ大きいわよ!」と言われて、「じゃあ?コッチ?」と、2人で言っていると、
山小屋の、お兄さんが、見本を取ってくれて、「コッチは、ジュニア用です!」と
言いながら渡してくれました。試着OKと言ってくれたので、着てみると、ピチピチ
きついんです。「なに!パツン・パツン!可笑しい!」と言って、ワカメちゃんが
笑いました。男物のSサイズを手に取り、「お兄さんは、Sサイズ?」と聞くと、「入り
ませんよ!私は、ELです。」と言っていました。Sサイズを着てみると、ピッタリで
した。お兄さんの着ていた、紺色を買いました。お兄さんを見ると、Sサイズな訳が
無い、背が高くてガッチリ良い体をしていました。2人の、お馬鹿な!オバサンに、
あきれた顔をしていました!いくら、私が、10Kも痩せたといっても、ジュニアサイズ
を、着るほどスリムなわけが無いですよね!恥ずかしい!
千枚小屋近くに、白樺のトンネルがありました。そこを抜けて、小屋が見えてくると、そこは!お花畑でした。
写真を撮ろうとすると、写真の容量がいっぱいで、撮れませんでした。でも、斜面一面の花畑は見事でした!
千枚小屋到 1:55着 夕飯までノンビリしました。そして、明日の為に、いらない写真を消しました。間違えて
全部消さないように、慎重にデジカメを操作しました。
荒川三山 千枚岳 1:05
転んだ人の手が痛そうなので、持っていた鎮痛剤を、あげ
ました。風景も眺望も良い山ですが・・・。ヤッパリ主峰は、
悪沢岳だと、感じました。各が違います!
これで、全てのピークに立ちました。本当に嬉しいのです!
岩場を、目の前の、千枚岳を目指して歩きます。岩の間に鮮やかなリンドウが咲いていました。かなり
手ごわい岩があり、頑張りよじり登りました。
丸山 12:05 山の景色を見ながら、高山植物の咲く登山道を歩きます。危険な所では、無いのですが、
ここでズルと滑り、転んで手首を怪我をした人がでました。
写真では、解らないでしょうが、素晴らしい眺望と風景なんです!嬉しくて歩くのは全く辛くは、ありません
でした。高山植物が沢山咲いていました。
荒川三山 悪沢岳(東岳) 11:00 (深田久弥の日本百名山に、読者にお願いしたいのは、どうかこれを
東岳と呼ばず、悪沢岳と読んでいただきたい。 荒川三山の東の山で、東岳では、あまりに立派な山なので、
可哀想と、悪沢の沢から、悪沢岳と、深田久弥が、付けた名前だそうです。)
頂上には、東岳と書いてありましたが、悪沢岳は、立派な岩山でした。岩を三点確保で登り、達成感はあり
ました。富士山・北岳・南アルプスはもちろん、北アルプス・御嶽山・丹沢と伊豆の山まで見えました。登らな
ければ、この眺望も・達成感も味わえない! 憧れの、悪沢岳に立てた!幸せです!
9:50(昼食)
途中の広場で、早い昼食です。軽さ重視で持ってきた、菓子パンを食べました。
景色が、良かったので、目も楽しめました。
目指すは、主峰の悪沢岳です。サスガに、立派
でした。この岩山を登るのかと思うと興奮しました。
中岳から、日本百名山の悪沢岳に向かいます。
景色と、高山植物が良かったです。
荒川三山 中岳 景色は、もちろん360度の大パノラマです。御嶽山・甲斐駒ケ岳・仙丈岳・他、登った事が
ある山を見て、嬉しかったです。泊まった避難小屋の、おじさんが、「日本一周をしている人が、今夜泊
まるんだ!」と言っていましたが、こんな所で、合えるなんて! 皆で、「イケメンのお兄さん、写真撮らせて」
何て言いながら、皆が、お兄さんのお尻の看板の写真を撮りました。普通イケメンの、お兄さんの写真なら、
顔を写しますよね?考えようで、失礼ですよね?私も、お兄さんの、お尻の看板を写しました。
この景色を見ながら、歩くのは、登らなければ
見ることの出来ない景色なのです。
手前が、中岳で、そのおくが、ひときわ目だった。
悪沢岳です。
前岳まで、右斜面の崩れた、稜線を歩きます。高山植物が、
咲いていましたが、ガラガラ・ゴロゴロの斜面を歩きました。
稜線に着くと、「ここから先は、危険なので、パーティー分けると危険なので、遅れた人を待ちます。」とリーダー
が言いました。30分ほど待ちました。(写真左)手前が、前岳です。先の左が、中岳です。前岳手前の、掘れた
所が崩れていて、下を覗くのが怖かったです。ここから先は、おしゃべり禁止です。でも景色は最高でした。
途中で、1人が、バテテしまい、止まってしまい、サブリーダーが、付き添いました。
後ろを振り向くと、長い登ったガレ場と景色が、
素敵でした。
ガレ場の登りです。先に見える、前岳を目指して
歩きます。
小広場 6:00
名前どうりに、小さな広場です。風景が良かったです。
この後は、ガレ場を登ります。
水場 5:00
水を汲んでいる、写真です。今日の分の水を汲みました。
せっかく軽くなったリックが、また重くなりました。冷たい
美味しい水でした。
3日目 (6時間)
2日目が無事、過ぎました。早く寝ると、隣でライトチカチカ・ビニールガサガサ・・。
止めたと思うと、またライトチカチカ・ビニールガサガサ・・・。一晩中でした。具合が
悪いのかな?と思い黙っていました。
「夕日に染まり、悪沢岳が、真っ赤に染まるよ!」と、小屋の主人が言ったので楽しみにしていると、
なかなか赤くなりませんでした。「まだ、あかくならないの?」と誰かが言ったら、「こんなに、綺麗に赤くなっ
ているじゃねえかよ」 と言ったので、「エッ!これが真っ赤?」と言ったら、「こんなに綺麗に赤くなって
いるのに、何が文句あるんだよ!俺は、2ヶ月いたって、こんな綺麗なの見れねえよ〜!」と言っ
たので、言い方が面白くて、皆で大笑いしました。写真左の、左端の丸い山が、悪沢岳です。写真は、真っ赤に
見えますが、本物は、真っ赤ではありませんでした。お花畑に登り、反対側を見ると、(写真右)太陽が沈み、
夕焼けが。綺麗でした。「われわれは、こうゆうのを想像していたんだよね!」と、ボソと言ったので、皆で、
また大笑いをしました。
明日は、30分ほどで、水場があるそうなので、今日と水場までの、水を汲みに往復10分の
水場に、ワカメちゃんと行きました。小川の水場は、とても素敵な風景でした。2人で座って
ノンビリと、かなり長い時間、おしゃべりしました。レトルトの夕飯は、5時です。私は、カップ
ヌードルを食べました。
高山裏避難小屋 11:35
お花畑の中の、避難小屋です。ここを下れば到着ですが、
お花畑の写真を撮っていると・・。「****!」と、避難
小屋の主人が、怒鳴ったので、何かしちゃったかな?と
ビックリしたら、「あと一息!」と言ったので、怒られたん
じゃなかったんだ!と思いました。
ここの、避難小屋の、おじさんが、面白い人でした!
板屋岳 10:35
木陰のピークです。少し休んでから、歩きます。この辺りの
景色は、木陰でいまひとつです。
この後は、大日影山を登らず、巻き道の歩き難い道を
歩きました。お花畑も有り、頑張って歩きました。
お花畑を歩いてから、崖の崩れた、ヤセ尾根を歩き
ます。「危険だから、おしゃべりをするな!」とリーダー
に言われて、黙って歩きました。迫力ある風景でした。
小河内岳 7:35 360度の大パノラマです!北アルプス・南アルプス・富士山・これから登る荒川三山・
赤石・他の山がバッチリ見えました。登らないとこの景色は見ることが出来ないんですよね!
ハイマツの稜線を、小河内岳目指して歩きます。目の前の小河内岳は、優しい姿で、避難小屋も見えて、
左手に、雲の上に頭を出した富士山が見えて素敵でした。この富士山を見ながらこの先、ズット歩きます。
嬉しい!!
ハイマツの登山道を歩きます。雲の上に富士山が見えて幻想的で、皆で喜んでいると、雷鳥の親子に出会い
ました。母鳥が、2羽の子供をつれていました。写真を撮りましたが、解り難いですね?矢印が雷鳥です。
前小河内岳 ここまで登ると、ガラガラの岩で、景色も良くて、ケルンも積んであり、アルペンムード満天です!
塩見岳の姿が、素晴らしく綺麗でした。稜線も良く見えて、辛い登りが、楽しかったです。
烏帽子岳 ここまで登ると、塩見岳は、もちろんのこと、他の山の眺望も良くなり、しばらく景色を眺めていました。
3:30起床 4時食事 朝ごはんをシッカリ食べて、スタートします。良く眠れたので、体は、スッキリして
います。
5時 スタート
2日目 (6時間)
山小屋は、綺麗で、水も豊富で、快適でした。
三伏峠小屋 4:35 日本一標高の高い峠だそうです。山小屋の正面に、塩見岳が、バッチリ見えました。
ここから塩見岳に入るのが、一番楽なコースなんだそうです。夕飯は、5時で、ノンビリしないで直ぐ食事に
なりました。山小屋の食事にしては、おいしい方だと思います。7時消灯で、早く寝ました。
水場 3:25 ここで、明日の分の水を汲んでから、
登ります。飲んで減って軽くなったリックが、また
重くなりました。
分岐の標識も解りやすかったです。登りは、きつ
かったです。
登山口から、三伏峠小屋までは、10分の1〜
10分の9まで、後どれくらいか解りやすい標識
でした。
こんな感じの山道が、登るに連れて、木のハシゴ
急登になり、きつくなりました。
荒川三山
7月24日〜27日(金〜月)
(長野県)
(あらかわさんざん)
手首を怪我した人が、下山できないといけないので、先ほどの、Sサイズの、お兄さんが来て、
ヘリコプターを呼びましょうか?と聞きにきました。皆で、荷物を分けて持ってあげて、歩いて下山
することになりました。私も少し持ちました。Sサイズの、お兄さんが行った後、「あの、お兄さん、
Sサイズなわけないね!背が高く、ガッチリしているね!」と言って、2人で、大笑いをして止まら
なくなりました。こんなに笑ったのは、何年振りでしょうか?最近は、ストレスで笑う事を忘れて
いました。笑うとスッキリ楽しい事を思い出しただけでも山を登って良かったです!
怪我人がいるので、朝は、ライトをつけて早立ちをします。早く寝ました。早く目が覚めて、眠れ
ないのでトイレに行き空を見ると、天の川が見えました。もう、10年ぶりでしょうか?天の川を
見て、嬉しかったです。
小石下 8:00
三角点がありました。日影で特に、何もないところです。
少し休憩を。してから歩きました
山小屋の、お馬鹿な2人!
荒川三山 前岳 8:50 360度の、大パノラマです!富士山・北アルプス・南アルプスは、もちろん稜線まで
綺麗に見えました。
避難小屋 4:35スタート
リーダーが「お世話になりました。」と言うと、「とんでもねえよ!大助かりだあよ!こんな手のかから
ねえ団体なら、毎日きてもらいてえよ!」と言ってくれました。とても声の大きい、おじさんでした。
まだ、少し薄暗いスタートでしたが、足元が見えたので、
歩けました。だんだんと朝日が昇り、眩しくなって来ました。
草原の登山道に高山植物が咲いていました。