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CAT in the Red Boots感想 2006/9/25,27東京グローブ座

Cat in the Red Boots1回目2回目とも大変面白かったです。このハナシでなぜこんなに時間がかかるのか分からないですが、だからって無駄に長い感じではなく、楽しかったー。両回とも最前列で席もとてもよかったんです。とくに2回目は正面側だったので(新感線は横から見るのには向いてないと思う)1回目左サイドから見たときより、いろいろな物がちゃんと見られました<ま、描き割りとか。横を通る人たちの衣装がいちいちオレのひざの上をこすっていくよ(笑)。一番良かったのはなんといっても竜王さまです。梶原善さま素晴らしい!!そして持ち芸である馬鹿王子の河野さんと、カナコさんがよかったと思います。でも好きなキャラは姫でした(笑)。ナチュラルボーンお姫さま最高に好き!トーマさまも、いかにも清い体ぽくてよかったと思います。踊ると、さすがに他の役者さんたちとは違うなと感じさせます。メタルさんががんばってたのも心温まる感じでした(笑)。10分も早く音楽が鳴り出すのでびっくりした;なんかもう1回ぐらい見たかったかも。また撮影日にぶち当たりましたので、25日の分がWOWWOWで放映されると思います。最前列で手を上げている私が映りこんでいるかもしれませんが、探さないように。カメラ10台も入ってましたよ!もしかしてDVDも出さないかしら…。グローブ座は、規模もちょうど良くて見やすいし、うちから行きやすいくて(全く個人的)いいな。近くに焼き肉屋しかないけど。またここでやってくれないかしらと思います。役者さんも近いし(照明が暑いけど)。ジャニ関係の人が出るときとかね。(※ここまで日記からコピーちょっと改訂)

 ところで気になったところをちょっと。脚本ですが、素直でよかったと思います。長靴をはいた猫の主人公の状況と、ひきこもりをくっつけたのは面白いアプローチだったと思います。確かに、電車オトコは長猫まんまですよ考えてみれば。しかしですね、そのお陰で問題は何も解決してないですね。現代のひきこもりと長猫のカラバ公爵の大きな違いは、彼が明日の食い物にも困るほど貧しいということです(粉引きは本当は雇う側なので、雇われる側よりは豊かですが、彼はその家を追い出されて雇われる側の貧しい流浪の粉引き職人になったのです。閑話休題)。元ネタではお姫様と結ばれて、王様の跡継ぎになることで彼は貧しさから開放されて、ぬでたしぬでたしなわけですが、トーマ様の場合お姫様とは結ばれないしロバは無事かもしれないけど粉引き機は壊れてるし、そのお姫様だって、国は竜王さまにめちゃめちゃにされたらしいし、元々貧乏な国であのお后の実家に借金してまかなってたという設定じゃないですか。この先の展望が開けてる人は誰一人いません。姫はやる気ですが重臣がふたりとも死んでるのに、あのバカ王子と、一体どうやって破壊された国を立て直すつもりなのでしょう。しかもお后の実家に借金してたっていうことは、もしやその金、竜王様の物だったのでは…?竜王様、一応いけにえの代金先払いで支払ってた!?単に借金踏み倒した!?トーマ様はとりあえず未来のビジョンとやる気と勇気は得られたし原典どおり猫の智恵で何とか、とも考えられますが、猫、子猫の頃に子供トーマ様と出会ってるということは最低でも7、8歳で、その間一度も子供生まなかったとは考えられないと思うのですが、となると、見た目はあんな萌えキャラでも実は子供がいっぱいいる超年上の女に養われる清いトーマ様という図式になると思うのですが、いいですかそれで!?………などと、エンディングから考えずにはいられなかった私ですが、どうですか?私だけ?メルヘンに向かない人間?いや、割と脳内メルヘンなタイプだと思うんだけど…。
 最後に、やはりジャニっ子公演の時はいい役の粟根さんですが(なんでやろーねー。ずっと一緒にいさせても子供に悪いこと教えなさそうだから?)、「たつことかつこ」のときにすでにそう思ったけどヨンさまコス似合います。あの髪は地毛かしら。可愛かったですね。今回もスネ毛は見えませんでした。もちろんすぐ目の前まで来てくれるのですからじっくり見ました(メルヘンです)。サトミちゃんのPJなバスローブも可愛かったですv河野さんは最近本当に働いてはりますね。インリンの衣装が、礒野くんだとアレなのに河野さんだとうっすら似合いそうになってるのがステキでした。河野さんと姫のお腹は奇跡のように平らか…。ところで、粟根さんの足首と河野さんの足首はすごーく形が違いました(ええ、すぐ目の前以下略)。やはり、河野さんのほうがしっかり骨が太い感じで、粟根さんはあまり運動する人じゃない感じです<と言ったら、同行の友人から『単なるヘンタイ』に分類されました。でも、そのうち一人は粟根さんのバスローブ姿を見過ごすようなヤツだし、もうひとりも粟根さんの役を予想しあってたときに「お姫さま」と言ったようなヤツなのどうでもいいです。
 ああ、もう一点、あの一瞬のためだけにリーフの紙袋を買いに行ったのはいったい誰なのか気になります。やはり小道具頭かなぁ…可哀想。