第46回 富士総合火力演習レポート
さて、この8月28日は朝からどんよりと雲がたちこめる、陰気な空模様でした。
初めてこの火力演習を見に行った時は大雨で、いくつかの演目が中止になったため、
もしや今年も?という不安が心をよぎります。
御殿場駅からバスに乗って20分。
現地に到着すると、すでにスタンド席は満席。
仕方なくシート席に座りましたが、すでにそこにもたくさんの人がいたため、視界は不良でした。
さらに、後ろの人の迷惑など顧みない人ばかりがいて、戦車などが来ると立ち上がったり、
立ち膝をしたりするので、はっきり言って何も見えませんでした。
天候不良のため、心配した通り、ジェット戦闘機や空挺隊員による空挺自由降下といった演目が
中止となり、まったく今回はツイてなかったです。がっくり。
ただ、前の方で見学したため、戦車の砲撃の音や衝撃波を体で感じることができ、
それはなかなか面白かったです。
衝撃波が人の体を通して波紋のように広がっていくのが、目に見えるんですよー。
さて、演習プログラムは2部に分かれていまして、前半は陸上自衛隊の主要装備品の紹介です。
203mm自走りゅう弾砲、多連装ロケットシステム、120mm迫撃砲、87式対戦車誘導弾、
96式装輪装甲車・・・って、何の事だかさっぱりわかりません。
私はただ、迫力ある砲撃が見られれば満足なので、種類など知らなくていいのです。
ミサイルがぶっ放され、耳をつんざく爆撃音、衝撃波、立ち上る爆煙・・・かっこいい・・・
後半は防御から攻撃に移転する場合の諸職種共同の戦闘様相です。
つまり、敵が攻めてきたぞー、だから守るぞーというお芝居みたいのをやるわけですねぇ。
前半は説明しては、1発撃つという感じなんですが、後半は連続して攻撃するので、
スピード感があって楽しいです。
アナウンスの人が「撃て!」「弾着!」と叫ぶ声も、時々裏返ったりして楽しいです。
待ち時間は長いけれど、演習はあっという間です。
10:20に始まり、12時には終わってしまいます。
そしてその後は、演習に参加した装備品の展示です。
演習中はほとんど何も見えなかったので、ここで撮影をしようと思ったのですが、ここにもマニアが
たくさんいて、近づくのも困難な状況でした。
というわけで、ほとんどいい写真が撮れませんでしたが、いくつかご紹介しますので、
よろしかったらご覧くださいませ。