第46回 富士総合火力演習レポート

まずはじめに・・・この演習を見るために、ハガキの投函にご協力してくださった身内、友達の皆様に、
心から御礼申し上げます。


2004年8月28日、御殿場で行われた自衛隊の富士総合火力演習に行って来ました。。
本物の戦車やらジェット戦闘機やら戦闘用ヘリやらが出てきて、実弾を撃ってくれる、
とってもエキサイティングなイベントです。
反戦活動をしている方々にはいけすかないイベントでしょうが、戦争とか、平和とか、
そういうことは抜きにして、ただ「普段見られないものを見る」というお気楽な気持ちで見ると楽しいです。


さて、この8月28日は朝からどんよりと雲がたちこめる、陰気な空模様でした。
初めてこの火力演習を見に行った時は大雨で、いくつかの演目が中止になったため、
もしや今年も?という不安が心をよぎります。


御殿場駅からバスに乗って20分。
現地に到着すると、すでにスタンド席は満席。
仕方なくシート席に座りましたが、すでにそこにもたくさんの人がいたため、視界は不良でした。
さらに、後ろの人の迷惑など顧みない人ばかりがいて、戦車などが来ると立ち上がったり、
立ち膝をしたりするので、はっきり言って何も見えませんでした。

天候不良のため、心配した通り、ジェット戦闘機や空挺隊員による空挺自由降下といった演目が
中止となり、まったく今回はツイてなかったです。がっくり。

ただ、前の方で見学したため、戦車の砲撃の音や衝撃波を体で感じることができ、
それはなかなか面白かったです。
衝撃波が人の体を通して波紋のように広がっていくのが、目に見えるんですよー。

さて、演習プログラムは2部に分かれていまして、前半は陸上自衛隊の主要装備品の紹介です。
203mm自走りゅう弾砲、多連装ロケットシステム、120mm迫撃砲、87式対戦車誘導弾、
96式装輪装甲車・・・って、何の事だかさっぱりわかりません。
私はただ、迫力ある砲撃が見られれば満足なので、種類など知らなくていいのです。
ミサイルがぶっ放され、耳をつんざく爆撃音、衝撃波、立ち上る爆煙・・・かっこいい・・・

後半は防御から攻撃に移転する場合の諸職種共同の戦闘様相です。
つまり、敵が攻めてきたぞー、だから守るぞーというお芝居みたいのをやるわけですねぇ。
前半は説明しては、1発撃つという感じなんですが、後半は連続して攻撃するので、
スピード感があって楽しいです。
アナウンスの人が「撃て!」「弾着!」と叫ぶ声も、時々裏返ったりして楽しいです。

待ち時間は長いけれど、演習はあっという間です。
10:20に始まり、12時には終わってしまいます。
そしてその後は、演習に参加した装備品の展示です。
演習中はほとんど何も見えなかったので、ここで撮影をしようと思ったのですが、ここにもマニアが
たくさんいて、近づくのも困難な状況でした。
というわけで、ほとんどいい写真が撮れませんでしたが、いくつかご紹介しますので、
よろしかったらご覧くださいませ。