NYCへ飛び立つ前に、せっかく二人旅なんだから、一日くらいは素敵なレストランなんかで食事してみたいよねと
ai と話してました。(一人旅だと、やっぱりレストランなんかには入りにくいんだよね。)

で。今回、狙いを定めたのが、マンハッタンの夜景がとっても綺麗に見える場所からお食事が楽しめると
噂の「River Cafe」

なんでも、こちらはそのロマンティックなシチュエーションからプロポーズのメッカなんだとか。
(真相は知りませんが木梨憲武さんが安田成美さんにプロポーズしたのもココだとか??)

「いいねぇ、行ってみたいねぇ。」と言う sei に、慎重派 ai は「すっごい先まで予約取れないよ! 」と。
「むむむ・・・。」 ここで引き下がる seiちゃんではございません。(笑)

ネットで検索しまくって調べました。そして!!

「 ai 〜!! こんなの見つけたよ〜! 予約取れそうだよ〜!」と喜々として報告したのがこれ
→ http://www.opentable.com/home.asp

「opentable.com」という、全米のレストランの予約がオンラインでできちゃうサイトなんです。

地区や予算を選んで検索をかけると登録のあるレストランが出てくるという優れもの!
この中にバッチリ「River Cafe」もあって、希望の日で検索かけたら席が空いてたんですね〜。
何ごとも簡単に諦めちゃいけない?(笑)

日本から予約を入れておいて、いざいざお出かけです!!

このレストランは、マンハッタンから「ブルックリンブリッジ」(有名な橋ですよね。
皆さんもCMなんかで一度は見たことがあると思います)を渡った向こう側
「ブルックリン」地区のイーストリバー沿いにあるレストラン。

ここからの夜景は、それこそCMからポストカードから、いろ〜んなところで使われてますよね。
もう夜景の「お約束」的構図。

さぁ、どんな夜景とお食事が楽しめるのかしら。ドキドキ♪


写真が上手く撮れてないんだけど、
雰囲気は伝わるかしら??
もう、こういう感じでとってもムーディーなの!!

ピアノの生演奏でのBGMにライトダウンした店内、
テーブルにはキャンドル・・・もう、すっごい
ロマンティック!! 窓際はテーブルを挟んで、
奥はね、ソファ席に並んでテーブルについてる
カップル達。本当に見渡す限りのカップル(笑)

でね。周りがみ〜んな"大人"なの。本当に大人の空間。
20代なんてほとんどいなかったんじゃないかな〜。

私達の後ろのテーブルでは、ジャン・ レノ風の男性が
彼女を熱〜くエスコート。もう、熱いキスを何度となく!
でも、それが絵になるの、悔しいくらい(笑)


そんな雰囲気だけでも、「うわぁ〜」と舞い上がりそうだった私ですが、そこへ、またまた絵になるサービスの方が。
私達のテーブル担当は結構若い方だったのだけれど、お料理の説明に来るフロアマネージャーは、これまた渋い
オジサマ。この方が俳優のトミー・リー・ジョーンズを彷佛とさせるダンディな方で、ビシッっときめた
ブラックタイもよくお似合いだし、物腰や説明のスマートなこと! ん〜、サービスの「プロ」って感じ!

やっぱり「ハレ」のお食事はこうでなくっちゃ! とかなり盛り上がり気分のseiでございました。(笑)

コースは$70〜。単品でもいろいろ選べるのですが、英語のメニューをいちいち読むのも正直ちょっと
面倒くさくて(^^;安易かな〜と思いながらも品数も一番多かったし、「シェフのお薦めコース」を
二人とも頼みました。ちなみに、お値段一人$90。

最初にグラスのシャンパンを頼んで、「NYCの夜に乾杯!」

魚介のオードブルから始まりました。正直言って、アメリカのお料理って期待してなかったんです。
でも、これは期待以上の美味しさ。「お! コレはいけるかも・・・」と思って次のお皿に期待!!

だったんだけど、ん〜・・・、ここから続くお料理は、正直言って「可もなく、不可もなく」というのが
正直なところかな〜。どれも「不味い」という訳ではないんだけれど、「なんで、コレにこのソース??」とか、
「同素材連続で使うなよ〜・・・ (例えばエビ料理の次ぎに、またエビ料理とか)」とか(^^;

日本のレストランでこの価格を出したら、もうちょっとレベル高いものが楽しめるよねというのが
本音の感想かな。お料理とワイン、それに税金とかtip いれると一人$150くらいになっていたので
結構なお値段でございましたから・・・。

でも、「お料理」だけではないプラスアルファがとっても沢山あった時間なので、この価格も納得だったんだけど。

お料理だけを期待していくと、ちょっと厳しいかな。でも、盛り付けはすごく考えていたり
そうそう、デザートはこんなお茶目なものが!!


いくつかあるデザートメニューの中からチョコレートケーキを選ぶと
左の写真のように、「Brooklin Bridge」をかたどったものが出てくるんです!

「アメリカのケーキだし、バカみたいに甘いか?」とドキドキしたのですが
このケーキがこの形だと知っていたので、「やっぱり試してみたいよね。」と

セレクト。そしたら、甘さも思ったほどではなく、すごく美味しかったです。

このデザートに辿り着くまでには、お腹いっぱい!!

品数も多くて、メインはお魚、お肉と両方あったし、我ながら
すっごい食べたなぁ〜って感じでしたが、たっぷり3時間くらい?かけて
夜景と会話とお料理と・・・という最高のお食事の時間だったので
全部食べれてしまいました。 

いつも、せわしなく済ませてしまいがちですが、時にはこういう
ちょっと「非日常」な空間と時間で心ゆくまで食事を楽しむ機会を
持ちたいものですね。すごく楽しく、充実した時間でした。

 

〜river cafe のHPより〜

そうそう!このレストランで私達も素敵な時間を過ごしたけれど、お隣のテーブルで、本当にまるで「映画のような」
時間が流れていました。

というのも・・・本当にプロポーズしてたんです!!


お隣のカップル、席について、食前酒を飲んだあたりで、
突然席を立ったんですね。「ん?どうしたんだろう。
帰っちゃったの?」なんて私達は不思議に思っていたら、
テーブルを整え直しながらウェイターが
「Excellent・・・!!」
って呟いてて。

戻ってきた彼女の左手の薬指にはきらめく指輪が!!

それから、彼女は指輪を眺めては「Oh, my god・・・」と
感激のため息をついては涙が止まらない状態。
彼もそんな彼女を愛しそうに見つめ、「で、答えはYesかな、
Noかな・・・」なんて聞いてるではありませんか!!


「Noな訳ないじゃない!!」と嬉し涙を流しながら答える彼女に、こっちまでジーンときて
もらい泣きしちゃいそうでした(笑)もう、本当に映画のワンシーンのようでした。

そんな思いがけずのシーンに、さらに心も暖まってNYCの一日目の夜は更けていったのでありました。

 

to be continued・・・