「宇和津彦神社祭礼絵巻」の太鼓台について
「談話室・TBK」(bQ7)くろふちさん関連 (2001.12.21)


くろふちさん、宇和島・宇和津彦神社の絵巻にある太鼓台の情報、ありがとうございます。太鼓
台の絵画資料の存在に触発されての「談話室・TBK」への情報ご提供だと存じますが、まず最
初の一石を投じて下さったおかげで、更に古えの太鼓台に対する私たちの理解が深まります。
大変うれしいことです。
ここでは、
@『宇和津彦神社祭礼絵巻』についての文献紹介と、A類型の太鼓台を紹介いたします。@に
関しまては、愛媛県歴史文化博物館(愛媛県宇和町)の学芸員・谷脇温子様の論文「二本の宇
和津彦神社祭礼絵巻」(「平成十二年企画展 愛媛まつり紀行−二十一世紀に伝えたい郷土
の祭礼−」に所収)があります。タイトルの二つの絵巻を比較検討されたり、関連資料(絵画と
著書)との比較をされたり、詳しく論及されていますので大いに参考にさせていただけると存じ
ます。(本文15n、資料部分は他の祭礼図も含め約10n)
また、愛媛県内の太鼓台に関する情報も大変たくさん掲載されていますので、残部があればお
手元に入手されたら、と存じます。(残念ながら完売したそうです)
Aに関しましては、同書掲載の図版を無断ではありますが転載させていただき、お互いの理解
を深め合いたいと思います。

『宇和津彦神社祭礼絵巻』(部分)

「平成十二年企画展 愛媛まつり紀行−二十一世紀に伝えたい郷土の祭礼−」に所収
この絵巻は、大正9年(1920)に、60〜70年前の祭礼状況を描いたとされている。

 高畠華宵(1888〜1966)の幼年時代のスケッチ

「平成十二年企画展 愛媛まつり紀行−二十一世紀に伝えたい郷土の祭礼−」に所収


更に、宇和海に横たわる日振島(藤原純友の根拠地)明海(あこ)の「ヨイヤセ」を紹介します。
この写真は同島の田中音吉様から、昭和50年9月に提供いただいたものです。
 日振島の「ヨイヤセ」(昭和50年頃)

四本柱上の天井布は、上が黒、下が赤になっているそうです。しかし、それ以前の天井には「と
ま」を乗せていたかも知れない、とのことでした。舁き手は前後4人づつの8人で、小学生が乗
っていたそうです。(現在の実施状況は不明)
<掛声>も参考になると思いますので、田中様から提供していただいたままを記します。
「子供と太鼓の掛声が ヨイセ、セッコラ、ヨーイヤセ、舁き手が ヨイセ、子供が ヨイ、ヨイ
と言って、繰り返し。駆け足の時は、センショーラクジャ の繰り返し。(センショーラクジャは千
秋楽ともとれます)」



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