旅行記:1日目 その2

★夜のサンタローザ★

 ドライブガイドブックでは、「不慣れな地で夜間ドライブは危険。観光は明るいうちに動くようなスケジュールがベストだ。」みたいな記述があったが、期せずして、いきなり夜間ドライブだ。通りの名前を示す看板も見づらいし、フリーウェイへ合流するときもやっぱり見通しが悪くてちょっと怖かった。

 それでもなんとかホテルまでたどり着き、チェックインを済ます。周りはすっかり暗くなってしまっていたが、大物の荷物を部屋へ降ろした後、車でアイスアリーナ周辺の様子を見てくることにした。

 時刻は19時。

 車で5分程の場所にもかかわらず、車線を間違えたりして、ここでもスムーズに目的地に辿り着けなかった(笑)アイスアリーナの標識をみつけ、車を乗り入れると、駐車場には結構車が停まっていた。

 ギフトショップの方はさすがに閉店していたが、アイスアリーナはまだ開いていて、スケートを楽しむ人々、カフェで一息ついている人が結構いる。スケートリンクへの入り口ホールには、セントポールでのPEANUTS ON PAREDEで使われた思われる普通のスヌーピー像がデンと置いてある。

Warm Puppy Cafeも開いていた。

 ギフトショップは閉まっていたが、2階部分の壁に埋め込まれているステンドグラスが店内側からライトアップされていて結構綺麗だ。

 アイスアリーナ前を少し歩いてcafe側の入り口に廻ってみると、ミュージアムへの標識も出ている。

 ミュージアムの方へ足を運んでみると、建物自体はライトアップされていないが、中庭?部分に設置されている「凧食いの木」に絡まっている凧糸が綺麗なグリーンの光を放っていた。

 夜は夜で結構写真が撮れそうだと判断すると、一旦モーテルへ戻り、カメラやらを持ち出して再びアイスアリーナに戻って来た。

 何故かさっきよりも車の台数が増えている。駐車場でカメラの道具などを取り出していたら、駐車場内他、周辺一帯のパトロールをしているらしき電動カートに乗ったおじさんに遭遇した。おじさんは胸にミュージアムのロゴマークが入ったジャンパーを羽織っていた。(結構格好いい!!)

 気さくなおじさんで「どこから来たんだい」とか訊いてきた。「日本から来たんですよ〜」と答えると「遠くからようこそ」みたいなことを言っていた(と思う)。とても柔らかい表情のおじさんでみるからに優しそうな人だった。つたない英語を一所懸命聞き取ってくれる姿勢がよく判って好感がもてた。ほんの少しの間、「ミュージアムは見たのかい?」とか、「ギフトショップもあるよ。」などという話題で会話を交わす。

おじさん、ヘタな英語ですんません。

 話しかけられたついでに、周辺の写真を撮っても構わないかと訊いてみると、「いいよ、大丈夫だよ」と言うので、ちょっと安心した。さらに、カフェは何時まで開いているか訊いてみたら、「はっきりとは判らないけど、多分9時位じゃないかなぁ・・・。でもカフェの人に訊いた方がいいよ」と言うのでそうしてみようかなと思う。

 さあ、あまり見たことのない夜のアイスアリーナ、ミュージアム、ギフトショップの撮影だ!「こういう時間帯にこの場所に好きなだけいられるってのは個人旅行ならではだよなぁ」なんてことを考えつつ、アリーナのほぼ全景を遠めから撮ったり、3脚をセットしてギフトショップのステンドグラスにカメラを向けたりしていたら、さっきの電動カートおじさんが別の方からやってきた
「やあ、また会ったね。」僕自身の表情がこわばったのか、すぐに「問題ないよ。好きなだけ撮っていいよ」と優しい言葉をかけてくれた。

 その他ミュージアム側の凧食いの木を敷地外の歩道側から見上げる形で何枚か撮った。「次はカフェのなかとアイスアリーナのホールだよなぁ」と考えていたのだけど、カフェは満席、写真と撮らせてくれと言うにはちょっと迷惑な状況だ。とりあえず、スケートリンク側のホールにあるスヌーピー像を撮ってみた。レンズが広角ではなく、中望遠の単焦点だったので、入り口の扉ぎりぎりまで下がっても耳の上部が ちょっとかけてしまった。

 今月の予定表みたいなものも掲示されていて、どうやら今夜はナイトスケーティングの日になっているらしくて、23時までリンク内で踊ったりしながら滑るらしい。

 さすがに何か食べようと、空席がなければ外でもいいやという覚悟で注文をしたら、がっかり、グリルメニューは終了してしまったとのこと。仕方がないので、Bottled water(ペットボトルのラベルにスヌーピーの絵柄が描いてあるのだ!!)を3本程購入する。カフェ内の撮影はスケート客で賑わう今日よりも明日に回した方が良さそうだ。

 となると、この場を離れて何か食べられるところを探さなければならない。

 カメラを車に片づけていると、三度、電動カートおじさんに出会う。「良い写真は撮れたかい?」「ええまあ・・・。それと、スヌーピーウォーターを買いました!」「おー、そうかい。それは良かったね!」「いろいろとありがとうございました」「いや、いいんだよ。おやすみ。」「ありがとうございました。おやすみなさい。」

 時間は20時過ぎ。さすがに何か食べたくなる。

 近くに「コディングタウンモール」というショッピングモールがあるのを知っていたのでそこで何か食べられるだろうと向かってみる。

 モールの駐車場に停め、建物を何気なくみてみたら、Hallmarkのロゴが見える。Hallmarkといえば、陶器製のフィギュアやクリスマスオーナメント、カードや便箋のメーカではないか!もしかして直営ショップなのか??と空腹感も忘れ、店内を覗いてみる。思った通り、スヌーピーグッズも少ないながらも置いてあった。フィギュア類は結構箱が大きくて嵩張るので欲しいのを我慢して他の方に頼まれた代理購入品にふさわしいモノが何かないか探していたら、ホワイトマンズのフィギュア付チョコレートを見つけた。欲しいのはフィギュアだけだったが、値段も安かったので買うことにした。

精算をし終えて出口へ向かおうとしたら、なんと店員さんがシャッターを閉め初めていた。慌ててシャッターをくぐり抜けようとするが、「あちらにも出口がありますから、あちらから出てください。」と駐車場に面した側の出口を示された。「そっか。ここは9時までなのか・・・。」示された出口から出て、今度こそ何か食べようとモール内を少し歩いてみるが、どこも閉まっていた。モール全体が9時までだったようだ。

 どうしようかモールの外を歩きながら思案していると、一番端の方でまだ灯りが煌々と灯っているエリアがある。とりあえず足を運んでみると、どうやら深夜まで営業しているスーパーの様だった。

 店内に入ると、日用雑貨から食料品までなんでも揃っているお店だった。食料品売り場でとりあえずサンドイッチとマフィン、ここに来たらやっぱり「ルートビア」だろうと一缶のルートビア、それと、モーテルにコップがなかったので紙コップを買ってモーテルの自室で食べることにした(笑)

 こうして質素な晩ご飯をとり、一日を終えた。