旅行記:3日目

★サンタローザからアナハイムへ!★

 道中迷った時のことを考えて、早めにモーテルを出ようと思っていたので7時前にセットしていた目覚ましで起きた。

 目覚めてから窓の外を見てみると、外は霧で霞んでいた。サンフランシスコ空港まで走らなければならないのに大丈夫だろうかとちょっと不安になる。

 朝食はモーテルの入り口近くのレストランで採った。ここのモーテルは無料の朝食ではなく、軽食メニューからオーダーしてちゃんと会計する、こじんまりとしたレストランがあった。

 メニューから無難なトーストとスクランブルエッグ、ホットコーヒーを頼む。

 会計時に「霧は何時くらいまで出ているでしょうか?」と訊いてみると「10時か11時くらいまでは晴れないと思うわ」やっぱり、意を決して出発するしかない。

 走り始めて、あらゆる標識類が近づかないとちゃんと見えない状況で不安になったが、なんとかすんなりとフリーウェイに乗ることが出来た。あとは約1時間弱ほど道なりに走ればいいのでとりあえず安心だ。

 ゴールデンゲートブリッジの標識が出始めたあたりから、次に進む方向を確認しながら慎重になる。ゴールデンゲートブリッジを渡るとフリーウェイを一旦抜けて途中から市街地に出たので、適当なガソリンスタンドでガスを入れる。
 セルフサービスの店かと思ったが、意外にもスタンドのお兄さんが入れてくれるところだった。トイレを借りたくて申し出ると、「あっちだよ」と言われ、指さした方へ向かってみる。ドアを開けようとするが閉まっていて入れない。ノックをしてみたが誰も入っている様子がない。
 にーちゃんに、
「すんません、ドアが開かないんですけど?」
 と訊くと
「鍵があるからそれで開けて下さい。」
「ん? 鍵??」
 よく判らなかったので、事務所らしき中にいたおじさんにも同じことを訊いてみる。「すぐ外に鍵があるからそれで開けてくんな」
 外にあるのか・・・・。言われたところを見てみると鍵にちゃんと大きなプラスチックプレートがついていて、「REST ROOM」と書いてあった(笑)
 ドライブガイドにも書いてあったけど、やっぱり保安上気を遣わないとやっていけない国なのかなぁとちょっと実感した。

 さて、すっきりしたところで再度空港を目指す。

 市街地に入ったあたりから霧はすっかり晴れていい天気になった。繁華街からは位置的には離れた通りだったが、坂道混じりの道路の両脇に建物が並んでいるのがサンフランシスコらしい情景なのだろう。
 しばし市街地を走った後、再びフリーウェイに乗った。あとはサンフランシスコ空港を目指して、途中にレンタカー返却所があればそこに寄ればいい。どこかに「Renta Cer Return」の標識があるはずなのだが、空港方面への標識ばかりでそれらしき標識が見あたらない(汗)。
 あれよあれよというまにサンフランシスコ空港のターミナルに入ってしまう。2日前に降り立った出入り口の前を素通りして標識が出てくるところまで走ることにする。レンタカーに乗る時と同じ道路らしきところを暫く走るとようやく「Renta Cer Return」の標識が出てきた。標識の指す車線へ入っていくとぐるぐると廻るような道で、どっちに向かっているのかさっぱり判らない(笑)標識通りに走っていると、幾つかレンタカー会社毎の標識が出始め、注意深く標識を見ながらHARTSの返却場所を目指す。

 HARTSの返却所に入ると、精算係の人が待ち受けていて、「ここに停めろ」という
ジェスチャーをしている。案内に従って車から降りる準備をしているうちに、走行距離やらをチェックしたらしく、「ガスは入れてあるか?」と訊かれたのでYesと応えるとレシートを発行してくれた。返却手続き自体はあっけなく終わった。これで一安心。

 ロスまでのフライト時間まで結構余裕がある。

 荷物を車から全部降ろし、空港までのシャトルバスに乗り込む。サンフランシスコ空港は国際線、国内線の両線が出入りしていてターミナルで区別されているらしい。次に向かうのはロサンゼルスなので日本風にいうと国内線なのだが、シャトルバス内にはInternationalとDomesticの表示があるだけだ。事前に国内線をDomesticというのかどうか調べていなかったので不安になり、バスの運転手に確認してみる。
 航空会社がどこか訊かれ、United航空だと答えるとDomesticのターミナル3番で降りるように教えてくれた。

 フライトの時間までは2時間以上あったが、大荷物を抱えたまま空港内を散策する元気もなく、チェックインをすますことにした。機内預けの荷物を渡し、搭乗券を発行してもらう。
 前日までに建物内ではあらゆるところで禁煙だったので察しはついていたが、念の為、待合室側に入って喫煙できるか訊いてみる。案の定、「外だけだよ〜ん」と言われたので暫く外で時間をつぶしてから入場することにした。

 入場時、喫煙について訊いた人がまだいて、「たばこは充分に吸えましたか?」と気遣って?くれたのがちょっと嬉しかった。中に何か食べられるお店があることを確認して入場する。

 手荷物検査で、成田ではとがめられなかったのに、バッグの中にLaptopComputerがあるか訊かれ、Yesと答えると、本体をバッグから出すように言われる。どうやら本体だけもう一度X線検査に通すらしい。ぎゅぎゅうに詰め込んでいたので、出すにも再検査後に詰め込むにも一苦労した。

 空港内のファーストフード的お店で巻き寿司が置いてあったのでここで軽く昼食を採り、待合所近辺をうろうろしながらひたすら搭乗時間を待つ。1:40のフライトは定刻で遅延もなく出発した。あっという間の2日間。サンタローザよさようなら。きっとまたいつか来ようと心に誓う。

 1時間程機上の人となった後、何事もなくロサンゼルスに到着。時刻は午後3時頃。空港を出てみると、灰皿の形やら、雰囲気がサンフランシスコと随分違う。当初の予定では、レンタカーを借りて、ディノスのクリスマスツアーよろしくハリウッドのウォークオブフェイムでシュルツさんの星形とオードリーヘップバーン(←ミーハー)の星形を観るつもりだった。が、ハリウッドへ寄ってからアナハイムへ向かうとなると、ハリウッドを出る時点で薄暗くなってしまうのは確実だ。
 前日までの経験から、夜の見知らぬ道を走るのはちょっと危ないかなと感じて急遽
アナハイムへ直行することにした。

 レンタカーはここでも日本で事前に予約していたハーツを利用することにしていた。週末料金とやらで、サンフランシスコで借り時の半額以下だった。

 お約束通り?シャトルバスで空港からハーツの営業所に連れて行ってもらう。バスに乗ったとたん、運転手さんに、「ゴールドカードメンバーか?」と訊かれ、最初はピンとこなくてあやうくYesと言いそうになるところをかろうじてNoと言う。

 暫くフリーウェイらしき所を通ったりしながら10分程バスに揺られて営業所に
到着。シャトルバスを降りたとたん、営業所がどっちかわからずに首をあちこちにむけていたら運転手さんが「あっちだよー」と教えてくれた。車に乗る前からLost a wayとは先が思いやられる。
 営業所の入り口へ入ると、モーテル等の割引券に混ざってナッツベリーファームの割引券も置いてある。紙派の人たちのお土産としてここでも束で頂戴した。後でよくみてみたら、サンタローザのモーテルに置いてあったものと絵柄は全く一緒だが、割引率が違う。サンタローザでは$15オフ。ここのは$5オフ。

 さて、いよいよ車借り出しの受付だ。受付てくれた担当のおねーさんは日本語勉強中とかで、言葉の端々に日本語を使ってくれた。アナハイムへのコースを教えてもらい、レンタカーの駐車場を出てからフリーウェイに乗るまでの道順を日本語混じりで教わった。車はマツダのファイブドアタイプ。トランクルームはサンフランシスコで借りたヒュンダイの方がでかかったが、こっちの方がコンパクトカーらしいとも言える。サンタローザではすっかり忘れていたが、走っている方向が判るようにと日本で吸盤でくっつく方位磁石を買っていたので少しは足しになるだろうと思いフロントウィンドウにくっつけて走り出す。
 教えてもらった通りに走っていると、左折すべき通りに出たが、左折が出来ない!!直進か右折のみなのだ。いきなり迷子になる。同じ所を行ったり来たり、知らない通りへ出たりで、なかなかフリーウェイに乗れない(汗)
 仕方がないのでコンビニの駐車場に一旦車を停め、隣接する通りの名前、自分のいる位置、向かうべき方向を確認する。

 なんとか位置関係を把握して、再スタート。

 レンタカー屋のおねーさんに教えてもらったコースとは全然違う道順になってしまったが、ようやく所望のフリーウェイに乗ることに成功した。
 フリーウェイに乗って驚いたのは、片側が4車線もあることだ。サンフランシスコからサンターローザでは片側3車線か2車線程度だったので道路の広さにまず圧倒される。車の量も結構多いので緊張しながら走る。そういえば、サンフランシスコでは出会わなかった「カープールレーン(2人以上乗車した車専用車線)」もあったりすることに気づく。
 途中、渋滞にちょっとはまり、ノロノロ運転になりあれよあれよという間に辺りが暗くなってきた。やっぱりアナハイム直行にしたのは正解だったかもしれないなと思いながら、フリーウェイの分岐点、向かうべき方向を間違えないように気を引き締める。
 空いていればロスからアナハイムまで30分から1時間位だと思ったが、区間毎の距離と走行時間の目安を把握していないので、暫く真っ直ぐでいいものか、分岐点で別車線に移らなければならないのか判断に迷う。道路上に時折出てくる表示板を注意深く見ながら車を走らす。

 そんなこんなで幾つかのフリーウェイーを乗り継いで、後はナッツベリーファーム最寄りの出口で市街地に降りればいい段階まで来た。

 暫く走っていたら、「ナッツベリーファームはこの先2つ目」という表示が目に入り、もう少しで着くんだなぁ、間違えてないんだなぁと安心する。(ちなみに、わざわざ「この先2つ目」という案内が出ているのは、最寄りではない、Knott'sという出口があるからだと思われる)「ナッツベリーファームへはこっち」という標識に従ってフリーウェイを降りる。

 道沿いに走ると右側に見えてくるはずなのだが、今度は予約していたホテルの位置関係が判らない。蝋人形館らしき建物も出てきた。目的地はそのすぐ先のはずなのだが・・・・。まごついているうちに、車線の分岐点が現れ、ナッツへは一番右車線に入るらしい。とりあえずナッツの敷地に入ってみる。
 夕方だというのに入園する車が結構並んでいて、このまま駐車場に入ってしまうのもどうかと迷ったがすでにナッツの敷地内なので出ようにも出られない。ふと標識を見ると、ホテルのロゴも見える。どうやら敷地内の道からもホテルにいけるらしい。道路を横断するお客さんを待ったりしながらゆっくりと標識通りに車を進める。頭上ではジェットコースターが走っていたりして、入園こそしていないが既に敷地内にいることを再度認識する。

 他の車は次々と道路の両脇の駐車スペースや駐車場の方へ曲がって行くが、自分だけ道なりに直進する。ホテルがすぐ右にあった。ホテルの入り口は??
 どうやら一旦敷地内を出て、右折、さらに右折でホテルの駐車場に入るらしい。
 ようやくホテルのエントランスが見える所にでたが、園内の人たちか宿泊客の車でエントランス近くはすでに満車。ホテルの裏側へぐるりと車で廻るとようやく空きスペースが見あたるようになった。

 適当な所に車を停め、荷物を下ろしていざチェックイン!

 予約時に取り交わしたメールをプリントアウトした紙を提示しながら予約した旨を伝える。クレジットカードを提示したりパスポートを提示したりと一通りの手続きを済ませると、メールの内容にも書かれていた本来は子供向けのポップコーンバケツをくれた。嬉しかったが絵柄はあまりカワイクない(笑)

 「8時にスヌーピーがお部屋に来ます」と伝えられ、カードキーを預かり自室に向かう。212号室。エレベータですぐ上の階だ。

 エレベータを降りてちょっと見回すとSNOOPY ROOMの案内板がすぐに目に入った。扉で一角が仕切られていて、通路の両脇にはPEANUTS関連の装飾が施されている。扉を開けて進んでいくと色とりどりのドアにスヌーピーの絵柄と部屋番号が各部屋についていた。所定の212号室に入ってみると・・・・
 部屋の中もPEANUTSで溢れている!
 ファミリー向けとあって、部屋の中も広々!!!!これで$139は安いものだ。webで一部の画像を見ていたがなんとなく嬉しい。部屋の奥に荷物をとりあえず置いてベッドに目をやると、スヌーピーの20cm大のぬいぐるみが枕元にちょこんと立っている。季節にそぐわずTシャツにアロハパンツ?、ビーチサンダル姿。TシャツにはBeach Beagleと書いてある(笑)メッセージカードも置いてあって、「ボクは君と一緒にいるように言われてるんだ。君と一緒におうちに連れてって!」と書いてある。ちょっとしたお土産ですな。

 夜は、現地在住のちょっとした知人(日本人)に教えて貰っていたモール街へ出向くことにしていたので、それまでにちょっと軽めに何かを食べようとホテルの外に出てみることにする。

 夕方だというのに、土曜日とあってか、人通りは結構多かった。園内ではないけれど敷地内の通りには様々なお店があって、大きなスヌーピー専門店?もある。
 とりあえず、お約束通り店内を覗いてみる。ひ、広い〜〜。原宿のタウンショップの売り場が3つか4つくらい収まりそうな広さだ。一通り見て廻るだけでも結構時間がかかる。

 代理購入で頼まれていたようなPVCの小物がないかどうか、自分自身欲しかったビーグルスカウトのぬいぐるみがどこにあるか、その他めぼしいモノがないかを探しながら見回った。欲しいモノは沢山あったが、スーツケースに余裕がなく厳選しないと多分収まらない。とりあえず最低限の品々に目星をつけ、実際の購入は翌日に回すことにした。

 なんだかんだで7時近くになっていたのだ。

 さて、軽めの夕飯代わりに何か食べようと幾つかのお店を眺めたが、目玉ともいえるミセスナッツのフライドチキンは場所も判らずパス。ファーストフード的なお店のメニューにキッズセット(フライドチキン、マッシュポテト、ドリンク(このジュースの容器がナッツのスヌーピー柄だった!)があるのを見つけ、ジュースの容器欲しさにキッズセットと、カットサイズのパイを一つ頼む。
 パイにはご当地名産のジャムを使っているらしく、ラズベリーとボイズンベリーがあって、見た目ブルーベリー、実体は判らないボイズンベリーのパイを買ってみた。

 スヌーピーの来訪に備え、足早にホテルへ戻ると、ホテルのロビーにコック姿のスヌーピーがいて子供連れの家族の人だかりが出来ていた。

 どうやらホテル内のレストランに挨拶に出かけるらしい。

 現地の子供達は口々に「スヌゥピィ!、スヌゥピィ!」と叫んで大人気だった。(スヌーピーとは聞こえずスヌゥピィに聞こえた。正式にはそういう発音なのだろう。(笑))

 スヌーピーの姿が消えるを見送って自室に戻り、とりあえず簡単な食事を済ませる。

 あとはスヌーピーの来訪に備えてカメラ準備に勤しむ。スヌーピーファンであることをアピールするために、スヌーピー柄のスーツケースベルトとタウンショップオリジナルキャップを入り口近くのカウンターにさりげなく置いたり、サンタローザで買ったばかりのトレーナーを着てみる(笑)

 部屋の中の壁画などを試しに数枚撮ってからセルフタイマーで自分も一緒に写れるようにと三脚を立てたりもした。

 8時を過ぎたあたりからそわそわし出すがスヌーピーはまだ来ない。

 8時20頃になると、コミックでおなじみの様に足で「BAM BAM BAM」とノック・・・     ではなく、ごく普通にノックされたのでドアを開けた。スヌーピーだけかと想像していたが、ちゃんと引率のおねーさんが2人もついている。

 そうか、記念写真を一緒に撮ってくれるようにちゃんとスタッフがついているのね。

 スタッフのおねーさんを始めスヌーピー一行は、多分、子供もいる家族のいる部屋を想像して入って来たんだと思うけど、部屋の中には外人の男1人だったのでちょっと、いや、かなり怪訝そうな表情をしていた(笑)
 簡単に日本から来たことを伝え、カメラが部屋の中にあるのをスタッフの娘が見つけると写真撮りましょうか?と申し出てくれたのでお願いすることにする。デジカメを三脚に据え付けたままだったので、一眼レフのカメラで撮って貰おうとして使い方を説明しようとするが何故か上手く動かない。(後で判ったことだけど、レンズのスイッチがマニュアルモードになっていてオートフォーカスが動作しなかった)
 慌ててデジカメを三脚から取り外して実際に一枚適当に撮影しながら操作を教えてから記念写真を撮って貰う。操作説明で撮った画像を帰国してからよ〜くみたら、もう1人のおねーさんがスーツケースのネームタグを熱心に見入っていて可笑しい(笑)

 good nightの挨拶をするとスヌーピー一行は次の部屋へと出ていった。が、なんとなく外の様子を伺っていたら、向かいの部屋ではノックをしても返事がない様子。
 スヌーピーだけもう一枚くらい撮らせて貰おうとカメラを手にしてドアを開けるとスヌーピーがちゃんとポーズをとってくれた。(が、ストロボに指がかかってしまったのか綺麗に撮れなかった。残念!)

 スヌーピーの訪問も無事に終え、撮った画像の確認などをしたりしたのちに、ホテルを出てモール街へと向かう。

 フリーウェイに乗り、幾つか分岐して20分くらいだっただろうか。下道にに降りて目的地に着いた。

 土曜の夜とあって、賑わっているようで、車を停めるスペースを探すにも一苦労だった。

 立ち寄ったお店はD&Bという、飲み屋系のお店を営んでいた人と、ゲーム系のお店を営んでいた人がたまたま並びでお店を構えていたのがいつからか一つの店としてくっついちゃったのが始まりだとかで、アメリカではいろいろなところに数店舗出店しているチェーン店らしい。

 夕方におやつを食べていたので軽食程度ですませ、スターバックスに入る。スタバは、サンタローザでは平日の日中というのと規模も小さかったのもあったのかもしれないが、それと較べると大繁盛だ。

 しばし休憩の後、結構いいじかんになっていたのでホテルに戻る。部屋に戻ると部屋の中の写真を撮るどころではなく、シャワーを浴びてすぐに寝てしまった。

 買い物や写真撮り等、ナッツのお楽しみ堪能は翌日!!