旅行記:5,6日目

★帰国★

 さて、アナハイムともいよいよオサラバです。

 レンタカーに荷物を積み込み、ゆっくりと走り出す。来た道をそのまま帰るので判りやすいと言えば判りやすい。朝少し早めに出たせいか、渋滞らしい渋滞にもあわず、比較的スムーズに走れた。

 レンタカー営業所のある通りへ出るにはどうしたらいいのかよく判らない。結局、ロダンゼルス空港に乗り入れることにする。で、空港のコンコースが見えてきたあたりで、突然、右側に「renta Cer Return」の表示があった、ロスでは空港コンコースの一歩手前だったのか(笑)

 気づいた時には既に遅しで、空港をぐるっと廻って下道にでる。迷った先でガススタンドがあったので、わずかばかりの給油をする。ここのステーションはクレジットカードを挿入するだけで使いやすかった。

 敷地の脇にちょっとしたコンビニ店らしきコーナーがあったので、出発時にもらったハーツの営業所の地図をみせて行き方を教えてもらう。結構簡単そうだったのだが、走っている途中に「ロス空港こっち」の標識にさそわれて結局元に戻ってレンタカーリターンコースに入ることにした。コンビニのおねーさん、ごめんなさい。

 標識通りに走り、ようやくHartsの営業所に戻ることが出来た。ここでもサンフランシスコ同様、精算係の人が待ち受けていて、指示に従って車を停めるだけ。

 荷物を降ろし、シャトルバスに乗り込む。運転手さんが国際便か国内便か、航空会社はどこかを尋ねてくれたのでInternational,United Air Lineと告げる。

 搭乗券の発行をしてもらい機内預けの荷物を渡す。搭乗券は受付開始からさほど時間が経っていなかったせいか、通路席を無事取ることが出来た。機内預けの荷物を手渡すさいに、持ち込み荷物の制限が2つまでといわれ、日本のホームページで書いてあった内容と違っていてちょっと困惑した。日本のホームページ上では、持ち込み荷物は但し書きで「ノートパソコン、カメラ、小さなハンドバッグは含めない」とあったので、メインのリュック、ウェストバッグと別にノートパソコンとカメラを持っていたのだ。仕方がないので、出国審査に向かう前に空港内の片隅でリュックに押し込んだ。職場用お土産のチョコレート2箱が入ったビニール袋の手提げだけが上手く収まらなかったのでなんとかなるだろうと勝手に思って審査エリアの入り口に向かう。

 入り口のところにも検査員のおじさんがいて、ここでも荷物は2つだけだと言う。

 どうやら、チョコレートの入ったビニール手提げも別計上されるらしい。おじさんと協力しながら、むりやりウェストバッグの押さえ?に押し込んで2つにまとめた。

 パスポート提示を済ませ、まずは手荷物のX線検査。サンフランシスコからロスに向かう時と同じく、ノートパソコンが入っているか訊かれ、Yesと答えると本体を取り出すように言われる。(さっきまとめたばかりなのになぁ・・・(泣))
 素直に指示に従って、ギュウギュウ詰めのリュックから取り出して、検査してもらった後に再度詰め込む。

 その後は特におとがめなしだ。

 それにしても早く着きすぎてしまったので暇でしょうがない。

 朝食を取ろうと幾つかの店を覗いたが、どこも似たり寄ったりで、結局ハンバーガーを食べることにする。飲み物はルートビアにしてみた(笑)

 出発まではかなり時間があったが、ぼーっとするしかない(笑)マンガでももってくれば良かったなぁなどと思いつつ。ただただぼーっとしながら時間が過ぎるのをジッと待っていた。

 ようやく搭乗時間になり、楽しかったアメリカとサヨナラです。

 日本から向かう時は、夕方発だったせいもあり、空が暗い時間帯を飛んでいたのと、通路際の席ではなかったことからあまり水分もとらず、機内食の時間以外はなんとか眠れていたのに、午前中発となると、殆ど寝ずにフライト中を過ごした。

 通路席だったのをいいことに、ジュースも飲みまくりだ(笑)機内の中央ブロック、右通路側の席だったのだが、左側残り3席には韓国の方っぽいご夫婦が乳児同伴で座っていた。赤ちゃんが落ち着かなくて、離陸後、間もなくして後部の窓際へ行ったり来たりしながら一生懸命あやしていたせいもあったかもしれない。
 つぶらな瞳で見つめられて、「いないいないばぁ」をしてあげたら笑ってくれた。かわいいぞ。

 到着は管制から「待ち」が出たらしく、20分ほど遅れて着陸した。再入国は殆ど素通りとも言えるような扱いでラクチンだった。

 殆ど使わなかった現金をドルから日本円に両替してから、まずは、帰りの交通手段の切符を買える場所を探す。
 10月から新しく運行されるようになった成田−甲府方面便の高速バスだ。

 成田に着いたら知人に電話しなければと思っていたので、早速携帯の電源をオンにしてみる。日本を発つ時にオフにしたまま使っていないので7日間経っても充分使えるだろうと思っていた。が、大きな間違い。電池切れで使用出来ず。(電池を抜いておけば
違ったのかなぁ?)慌てて、空港内の売店で携帯電話用電池を買う。
 デジカメ用に単3電池は結構持っていたのに携帯電話充電用のアダプターを持ち合わせていなかった。立ち寄った売店にはアダプターのみの販売がなく、電池一体モノが1種あるだけだったのでやむなくそれを購入。800円位した。勿体ない。

 バスが来るまで少し時間があったのと、甲府まで3時間かかるのでバス内で何か口にできるようにとおにぎりを買った。アメリカでは殆どがパン食だったから、売店で目にした時に無性に食べたくなったというのもある。小一時間程して、ようやくバスが発着場に着いた。

 甲府方面に帰る人は少ないのか、8人位しか乗客がいなかった(笑)

 先ほど買ったおにぎりを食べて、時差ぼけ解消の為にも睡眠導入剤を飲んで寝ることにした。

 目が覚めるともうすぐ甲府というところまで来ていた。いつの間に高速を降りたんだろう?

 目をさまして間もなく、左後方に座っていた人に声をかけられた。「エクスキューズミー?」おっと英語だぜ!「竜王で降りたいのだけどあとどの位時間がかかるのか、いまどこなのか」とホームページで印刷した停車予定時刻表をみせてくれる。なんとか答えたあと、どうやら、友人に電話をかけたいらしく、電話番号が書かれたメモを見せながらどうしたら良いか聞いてきた。
 最初は公衆電話の使い方が判らないからバスを降りてから教えればいいのかなと思ったのだけど、電話番号を見ると、携帯電話のようだ。携帯なら自分も持っているなと思い、電話を取り出す。「この番号には誰が出るの?」と訊いたつもりが、発音が悪いのか伝わらない。メモ用紙に書いてくれというジェスチャーをしたので、「Who speak」と書いたら、「It's me. I speak!」と答えてくれた。どうやら、文字通り、「誰が話すの?」と取ったらしい(汗)
 とりあえず、電話をかけて、すぐさまその人に端末を渡す。ひとしきり話した後、自分に代わってくれと合図をするので電話にでると、日本語が聞こえてきた。どうやら、竜王まで迎えに来てくれるらしいのだけど、何時にバスが着くのか確認したかったらしい。定刻か5分位遅れだと伝えたとたん、電池切れであえなく切れてしまった。

 その後、彼が電話代だと数百円を渡そうとするが、大した通話でもないので頑なに拒んだ。どういう仕事をしているのかとか、歳がいくつかだとか、大体の月給などの雑談をしているうちに竜王が近づいて来た。
 彼はオーストラリアから日本の友人を訪ねてきたそうで、さっき電話をかけたのがその友人らしい。

 日本に帰ってきちゃったんだなぁとつくづく思っていただけにちょっと嬉しかった。

 竜王に着くと、彼の友人がすでに車で待っていた。別れ際、彼は「Thank you friend」と声をかけてくれた。ちょっと話しただけだったけどFriendという言葉を使ってくれたのが嬉しかった。

おしまい