ハンバーガーのマクドナルドが手話での対応を始めたのはご存知だと思います。手話ができるスタッフは手話対応バッジをつけてるそうです。このまえ付けているスタッフを見つけました。
　またデパートやスーパーでも「手話ができます」とか「手話勉強中」のバッジを付けた方を時々見かけるようになりました。
　役所や病院の窓口、銀行などでももっと手話対応できるところが増えたらいいですね。でもいつの日か、みんなが手話をあたりまえのように使えたら、こんなバッジいらない時が来るのかもしれませんね。

こんなバッジもありまっせ。

　よく手話関係の行事などで「三団体」という言葉が出てきます。手話を学び始めた人の中には三団体ってなんやろ？って思ってる人も多いのでは。。
　三団体とはその地域の「ろう協」「サークル連絡会」「手話通訳問題研究会」の３つの団体の事です。「大阪三団体」の場合は「大阪聴力障害者協会（大聴協）」「大阪手話サークル連絡会（大サ連）」「大阪手話通訳問題研究会（大通研）」を指します。ちなみに「大阪市三団体」なら「大阪市聴言障害者協会（市聴協）」「大阪市手話サークル連絡会（市サ連）」「大阪手話通訳問題研究会 （大阪市ブロック)」になります。
　全国組織でみると「全日本ろうあ連盟」「全国手話通訳問題研究会」があるんですがサークルの全国組織は残念ながら今の所ありません。その他全国組織として「日本手話通訳士協会」などがあります。
　地域によってはこれらの団体が上手く協力できていなかったりしている所もあるようですが、大阪の場合は三団体が互いに協力・連携し、手話やろうあ問題などに一緒に取り組んでいます。　

手話では指文字は補足的にしか使いません。
　該当する手話がない場合やその手話を知らない場合外来語などの新しい言葉、固有名詞など。。。。。。
　例えばサイバーシティーというのは当然、手話にないですから指文字で表します。そしてサイバーシティーという言葉が聾者(耳の不自由な方)の間でもよく使われるようになったら、指文字で表すのは面倒ですから（誰かが例えば（指文字の「さ」＋町）という手話を考えたとするとその聾者の仲間の間で広まっていく。そしてそれが大阪中にそして日本中にといったかんじで・・）そんな感じで広まる言語ですから、当然地域差方言なども当然出てきます。これは話し言葉と同じですね。 
昔は指文字もなかったんです。
　日本の指文字の歴史はまだ浅く、1929年、大阪市立聾学校の大曽根先生が、アメリカへろう教育の視察に行きそこで出会ったアメリカ式指文字をもとに帰国後日本の指文字の原型を作ったといわれています。ですから、高齢の聾者で指文字がわからない、苦手な人も沢山います。
　それと一般に聾学校で手話を教えていると思いがちですが実はつい数十年まえまで聾学校で手話禁止だったところが多かったのですよ。手話は口話の妨げになるということで。このへんは漫画「わが指のオーケストラ」山本おさむ著に詳しく書いてあります。 　普通日本語なら「あいうえお・・」英語なら「ＡＢＣ・・」というように５０音やアルファベットから習いますが、手話講習会など手話を教えているところは指文字はある程度単語を覚えてから、教えているところがほとんどだと思います。
ですから、指文字はあくまでも補足的に使うものなのです。

（近年、指文字を組み合わせた手話や指文字そのものを単語として使うことが増えています。「ルール」「理解」「ただし」「無理」などなど。指文字をうまく使うことで手話の語彙が増えたり、よりスムーズな表現ができたりする事から取り入れられているようです。）

第２９回全大阪ろうあ者文化祭より

２００１/１０/２１撮影

　最近、各地の警察署で耳の不自由な人や言葉が不自由な人も緊急時に１１０番がかけられるように、携帯電話メールで１１０番が出来るシステムを導入しはじめています。
　今までにもFAX１１０番は設置されていましたが、外出先などでは不便でしたよね。でも携帯電話メール対応はまだまだ各県警レベルでまちまちだし、全国共通のシステムってつくれないのかな？
　あと問題がもう一つ！
　ほとんどの携帯電話メールはセンターメールといって一度センターを経由してメールを送受信します。（H”エッジやPメールなど直接、携帯電話同士でやり取りできるものもあります）
　通常は送信して、だいたいすぐに相手に届くのですが、メールが集中したり、センターのサーバーがメンテナンス中だったりすると遅れることがあります。みなさんも送ったメールがなかなか着かなかったり、正月などメールが使えなくなったりという経験があると思います。
　もしそれが一刻を争うようなときに起きたら。。。
まだまだ携帯電話メールも万能ではないということかな。
　でも一昔前に比べたら便利になっているのは確かですね。

　NTTドコモ

　NTTドコモ

　じつは障害者には、なりたくても法律によって、なれない職業があります。　法律で、障害を持つことを理由に、資格制限がされているのです。その資格制限を規定している条項のことを「障害者欠格条項」といいます。
　　「目が見えない者、耳が聞こえない者又は口がきけない者には、免許を与えない」
　医師法第３条の「絶対的欠格事由」は、これらの人たちに対して、医師への門戸を完全に閉ざしています。
　医師だけでなく歯科医師、保健婦、助産婦、看護婦、准看護婦、薬剤師らも同じような理由で免許を与えないと法令に定められています。これらは障害者のもつ可能性も否定しています。　
　ところが最近やっと「障害者欠格条項」を見直そうという動きが出てきました。
　政府は2000年８月、心身に障害のある人に国家資格を認めない規定の見直しを表明し、それを受け医療関係者審議会（厚生省）の小委員会が１０月３０日、絶対的欠格条項を見直し、免許取得に門戸を開く案をまとめました。厚生省は遅くとも2002年度中に６資格関係法の改正する方針です。
　（現在、欠格条項が規定された資格は５７あり、うち厚生省の管轄は２９）
　まだまだこれから大学や病院など各現場の受け入れ体制の整備など問題は数多く残っていますが、ひとまずはじめの一歩は踏み出したのではないでしょうか。
　今後、これらの法令がどうなっていくか・・実状はどう変っていくか・・みんなで見守っていきましょう。

1998年10月に聴覚障害者を差別する法令の改正をめざす中央対策本部が提出した聴覚障害者の社会参加を制限する法律の早期改正を求める要望書

　手話コーラスでよくやる「ドラえもんのうた」をGIFアニメで作ってみました。illustratorというソフトで絵を書いて加工しました。

真理子ちゃんに送ったクリスマスプレゼントです。

　　「おやゆびこゆび」　　　　　　　　作詞　：　MECKEY

^{Copyright (c)2000　ＭＥＣＫＥＹ}

HPに掲載するにあたって謎の作詞家？MECKEYさんから
コメントをいただきました。